宮城県気仙沼港の遠洋まぐろ延縄漁船 勝栄丸 (SHOEIMARU) のブログです。勝倉漁業株式会社が運営する勝栄丸ブログでは、まぐろを取り巻く世界情勢や国内の動き、地域の情報などについてお知らせ致します。

2011年08月31日

浜らいん9月号に掲載



気仙沼の街の情報誌 「浜らいん9月号」に 蘇った大漁旗 の話題が掲載されました。

市内在住の方が大川で勝栄丸の大漁旗を発見。ずたずたに破れていましたが修復できるのではと思い、横浜で開催された手仕事フェスティバルに修繕を依頼したところ、総勢150名以上の方々が手をかけて大漁旗が蘇ってきたお話しを、勝栄丸ブログでも以前ご紹介しました。

勝栄丸ブログ:蘇った大漁旗 ⇒ http://shoeimaru.da-te.jp/e431533.html

右から左に文字が書いてあるとても古い時代の大漁旗ですが、修復された大漁旗は最新のポップアートのようです。



浜らいん編集室の皆さん、掲載ありがとうございました。  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 09:16

2011年08月30日

尾鷲からの贈り物



三重県尾鷲市観光物産協会から気仙沼市のすべての幼稚園・保育園36箇所に「尾鷲ヒノキ積み木」のプレゼントです。

尾鷲の漁業会社・長久丸さんからお話しを頂いて、尾鷲市の方々にかわり私が贈呈役をつとめました。

尾鷲と気仙沼は古くから漁船の寄港地として交流があり、今回贈られた積み木には、東日本大震災で大きな被害を受けた気仙沼地方の子供達に元気になってもらいたいとの尾鷲の方々の思いが込められています。

贈呈式の会場となった気仙沼の愛耕幼稚園のホールには、100名ほどの子供達や先生が集合し、尾鷲ヒノキでつくられた積み木に目を輝かせていました。ヒノキの香りと天然木の肌触りがすばらしいですね。

尾鷲のみなさん、ありがとうございました m(__)m



今日、ちょうどタイミングよく尾鷲の近海かつお一本釣り漁船 第23長久丸さん が今シーズンはじめて気仙沼に入港・水揚げです。久しぶりに船頭さんにお会いし、ゆっくりとお話をすることができました。

今シーズンも絶好調の様子で、還暦を迎えられてもまだまだお元気そうです。

海からの絆を感じた一日でした。  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 09:18

2011年08月29日

復興グルメ取材



東日本放送の「突撃!ナマイキTV」の取材が 北かつまぐろ屋 でおこなわれました。

今回の企画は 「気仙沼の復興グルメ!」

福島和可菜さん、舞さん姉妹、島田周彦レポーターが来店しました。



まぐろ屋一番人気のまぐろ三色丼、そして今日の朝水揚されたばかりの生鮮かつおを食べながらの爆笑トーク。おもわずスタッフともども大ウケの取材現場でした。


9月5日(月)午前9時55分から KHB東日本放送で放映予定です

放送が楽しみです。  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 17:10

2011年08月28日

気仙沼から太平洋漁場へ



8月28日(日) 大安吉日

今日、2隻の遠洋まぐろ延縄漁船が大勢の関係者や家族の見送りをうけて、大漁旗をたなびかせながら5色のテープを引いて気仙沼港を出港しました。

出港したのは岩手県釜石の濱幸水産所有 83欣栄丸と158欣栄丸

どちらも、気仙沼を母港としている遠洋まぐろ漁船です。



出港式では東日本大震災の犠牲者に黙祷をささげ、神主さんのご祈祷のあと、会社関係者、乗組員・家族、そして大勢の見送りの人たちと乾杯、そして、全員で拳をあげての「がんばろう!」の大合唱。

こんなに大変なときだから、一致団結して頑張っていくことが大切ですね。

ほんと、いい出港式でした。

航海の安全と大漁をお祈りします。  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 14:29

2011年08月27日

気仙沼から出港に



あす気仙沼から2隻の大型遠洋まぐろ船が出港します。

清水でドックしたあと気仙沼に廻航。
気仙沼の復興に一役買いたいと、気仙沼で漁具などの積み込みをおこなってくれました。

岸壁もズタズタの状態で、清水ラインも復旧しておらず、餌の積み込みや燃料油の補給にもまだまだ障害が多いようですね。

勝栄丸でも、もうじき日本に帰港する船があり、ドックや資材調達などについていろいろと検討中ですが、できるだけ気仙沼の港・業者の方々にお世話になりながら、出港にこぎつけたいと考えています。


それにしても、出港岸壁は危険すぎます 

穴に落ちないように注意しなければ。海に落ちたらシャレでは済みませんから  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 16:56

2011年08月26日

豪華 さしみ盛り



気仙沼 「北かつまぐろ屋」 田中前店

旬のかつお、まぐろ、びんちょう、いか 絶品!豪華さしみ盛りです。
きのう13名で行って、4皿でてきたので、これで4人前くらいでしょうか。

事前に電話しておくと、ご希望に沿ったお料理を準備しててくれるみたいですよ。

定番のまぐろ丼も美味しいです。三色丼が一番人気だそうです。


海の市本店は大津波の被害を受け休店中ですが、5月15日に田中前店をオープンし営業中

北かつ まぐろ屋 田中前店 地図 ↓ 
http://www.maguroya-honten.com/menu_topics.html  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 15:28

2011年08月26日

海からの復興シンポジウム



シンポジウム「海と共に生きる」~大震災からの復興を目指して~が仙台市駅前のホテルを会場におこなわれました。

5名の方からの基調講演
とくに、北川フラムさんの瀬戸内海での取り組みの紹介にははすばらしいと思いましたね。

これまで閉ざされ捨てられ忘れ去られてきた瀬戸内の島々を、活気ある人の集まる土地に変貌させた活動には感心しました。いまでは世界中から年間90万人を超える方々が訪れ、島が沈んじゃうんじゃないか? と地元の人が心配するほどの観光客だそうです。

地域の復興はその土地本来の資源・資産を明らかにすることからはじまるそうです。気仙沼の資源・資産はなにか・・・考えさせられます。

シンポジウムでは河北新報社論説委員の鈴木素雄さんがコーディネーターをつとめ、パネラーに石巻魚市場須能社長、ヤマニシ前田社長、気仙沼の高橋工業社長、JR東日本鎌田さん、宮城県土木部の佐藤さんがそれぞれの立場から復興に向けての意見発表を行いました

 須能社長
 前田社長
 高橋社長
 佐藤さんと鎌田さん

震災以降、宮城県から1万人を越える人々が離れたそうです。
雇用の問題が深刻なようですね。いまだに復旧にも至っていない状況で、いかにして仕事を続けていくかという深刻な話もありました。

働く場がないことを悲嘆するのではなく、働く場が無ければ会社をおこし自ら仕事をつくれ!との激も

いま被災地に必要なのは、やる気、前向き、そしてアイデアですね。  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 11:03

2011年08月25日

気仙沼 さんま初水揚げ



気仙沼にさんま船が今シーズン初入港し水揚をおこないました。

水揚したのは気仙沼港を基地にしている石巻の第6安洋丸(199t)  ロシア海域で棒受け網漁法により漁獲した18トンのさんまを漁場から30時間かけて気仙沼港に届けてくれました。




この漁船は、大津波で気仙沼鹿折地区に打ち上げられていましたが、なんとか大型クレーンで吊り上げて海に戻すことができ、その後の復旧工事を経て今シーズンのさんま漁にまにあった船です。船体にはがんばれ気仙沼の横断幕も

震災直後からこの船の状況はTBS「朝ズバッ」でも大きく取り上げられ、司会のみのさんが気仙沼にきた時には、まだ陸に打ち上げられ斜めに傾いた甲板のうえでレポートしていたのを思い出します。


気仙沼港の冷凍施設の復旧のめどが立っていないため、水揚されるさんまは大船渡や南三陸町の工場に運ばれ処理されているようです。 初ものは平均単価740円とご祝儀相場の取引となりましたが、今後たくさんの水産物を受け入れるには市内の冷凍設備の回復が急務ですね。  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 09:20

2011年08月24日

あさひ鮨 仙台駅店



久しぶりに 気仙沼 あさひ鮨のお寿司を食べました。

場所は あさひ鮨 仙台駅店 です。
東北新幹線中央改札横にある「すし通り」。牛タン通りの奥側です。

ほんと美味しかったですね~。ちょっと感動しました。
10貫に茶碗蒸しと海老のお椀がついて1000円です。
このまえ食べた回転寿司●●●とはやはりネタがぜんぜん違います。


ふかひれ鮨もあるよ

気仙沼本店は大津波の被害を受けて現在営業していませんが、仙台駅店は大勢のお客さんでにぎわってました。がんばってほしいですね。

仙台駅を利用することがあれば、牛タンもいいですがあさひ鮨のお寿司がお勧めですよ。  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 11:37

2011年08月23日

まぐろ船 漁場に復帰!



3月11日の大津波によって気仙沼の道路に打ち上げられ大きな損傷を受けた第3明神丸。

その後、静岡県の三保造船所で修復工事をおこなっていましたが、無事修理も終わり、インド洋の漁場に向け昨日焼津港を出港したそうです。よかったですね~

震災から5ヶ月。

出港ほんとうにおめでとうございます 拍手拍手拍手

航海の安全と大漁をご祈念申しあげます。


震災の傷跡がひとつひとつ復旧してきています  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 09:20

2011年08月21日

ヌマフェス 2011

気仙沼市観光キャラクター「ホヤぼーや」
大賑わいの屋台

8月20日、「NUMA★FES2011」~We are with you 気仙沼!~が気仙沼で開催されました。http://re-us-kesennuma.com/numafes2011/

気仙沼出身者を中心としたチームRe:us.気仙沼が、一人ひとりのできる範囲で気仙沼地域の復興をともに築きあげ、活気を取り戻すお手伝いをと、鎮魂と絆をテーマにおこなったもの

入場料、飲食、ワークショップすべて無料の大盤振る舞いです。

絆屋台村では、気仙沼ホルモンや焼きそば、ハンバーガー、伊勢うどん、カレー、わたあめ、かき氷 などなどが振舞われ大勢のお客さんで大賑わいでした。

ウクレレ ワークショップの先生

屋外会場ではウクレレ教室やキャンドル作り、アロマテラピーなどのワークショップもおこなわれ、2階特設会場ではエステやマッサージ、ヘアー・ネイルサロンまでと盛りだくさん

沖縄のチャンプラーズ
気仙沼で有名なTheBeatlas


1階特設ステージでは、気仙沼魂ライブが

気仙沼の八幡太鼓に始まり、沖縄民謡POPsバンドやTheBeatlasなどのライブ、そして気仙沼出身の歌手熊谷育美さんのステージなど、なんとぶっとおし8時間のライブ

大人から子供までが楽しめたイベントでした face01  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 11:17

2011年08月20日

負げねえぞ 気仙沼



負げねえぞ 気仙沼 Tシャツ ~ 美しい港町 気仙沼 は必ず復興します ~

だれが書いたんでしょうか 

いい字ですねえ~  大漁旗まつりで販売されてました。





小さな大漁旗もカラフルでいい感じ。事務所のディスプレー用におもわず買ってしまいました。  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 11:48

2011年08月20日

75.95 最高値更新 !!!

 為替 リアルタイム・チャート

とうとう出ました !!!

75円95銭 対ドルの円最高値 !!!

8月初めにも最高値をためす展開になっていましたが、政府・日銀が円売り介入をしたため、いったんは80円台まで戻す展開もありましたが、その後すぐににまた円が買われて昨日の最高値になりました。(終値76円50銭台)

米景気悪化を背景としたドル安・ドル売りなので、日本政府単独の介入は今回の結果をみても限定的な効果しかなかったといえるでしょうね。

WTI原油相場 リアルタイム・チャート

一方、WTI原油相場は、米景気悪化を懸念し徐々に値を下げ、現在1バレル82ドル台の水準。7月末までは90ドルから100ドル超の水準だったので、少しは落ち着いてきましたが、冷静に見てまだまだ高い価格帯。

原油価格、もっと大幅に下げないでしょかねえ。期待しているのですが・・・


遠洋まぐろ船は海外での資材調達が多く、円高はすぐにコスト削減に直結します。WTIの下落も同様。為替相場・原油相場が今後どのように展開するのか、毎日モニターから目が離せません。  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 10:25

2011年08月19日

大漁旗まつり



「みんな気仙沼丸乗組員だでば~」をテーマに 大漁旗まつり がおこなわれました。

会場の気仙沼小学校では、唐桑町崎浜の皆さんによる大漁唄込が披露され、出港をお祝いする唄込の歌声は、気仙沼の復興に向けての再出発を盛りあげてくれているようです。



会場中が大漁旗でうめつくされ、とてもきれいです。
気仙沼の物産などの直売コーナーや縁日もあり、大勢の子供たちは楽しそう。


今日の気仙沼は最高気温がなんと22度、明日も最高23度の予報です 雪
真夏日から一転、はやくも秋模様ですかねえ。

ひさびさにこんなに涼しいとほんと体が楽です。  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 14:27

2011年08月18日

気仙沼のひまわり



勝倉漁業の事務所がある気仙沼市田中前の商店街

気がついたらいつのまにか沿道すべてがひまわりで埋め尽くされてました。

誰がおこなっているものなのかわかりませんが、とてもきれいです。 いいですね~

ひまわりって、太陽の方向にいつも顔を向けているんですねえ。

沿道のひまわりに元気づけられてます。


お ま け
庭の片隅に咲いた花 

この花もまっすぐ前を向いてます。 前向きに前向きにですね  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 10:23

2011年08月17日

驚異的な漁獲



123佐賀明神丸

今日気仙沼に入港して水揚を行いました。

なんと1日でかつお80トンの漁獲!!!!! 一本釣りとしては驚異的な数字です。

すごいのひと言。 さすが123号船ですね。

乗組員のみなさん、ほんとうにお疲れ様でした。

沖だし中、ゆっくりと休んでくださいね。  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 16:14

2011年08月17日

海水逆流 !?



これ なんでしょう ???

実はこれ、会社前のマンホールから海水が噴出しているところです。

地震でだいぶ地盤沈下したんでしょうねえ~
おかげで、毎日満潮になるとこのとおり。道路が水浸しで通行できません。
ゼロメートル地帯ではなくて、マイナスです。海より道路が低い状態になってます。




満潮時には市内はいたるところが水浸しで、通行できなくなります。かさ上げされた幹線道路にまで水が溜まる状態なので、さらなる嵩上げが必要だと思います。



民有地にいたっては、建築制限が解除になっていないので手付かず状態。
道路より低い土地が多く、市内至る所でこんな光景が見られます。

魚市場から先、潮見町、川口町、朝日町などは、街灯もなく夜は真っ暗なので、とても危険です。戻れなくなる可能性もあるので、近づかないほうがいいと思います。  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 09:44

2011年08月16日

大型さんま漁船 解禁



100t以上の大型さんま漁船によるさんま漁が15日からはじまった。

気仙沼港を基地にしている大型さんま船の多くは、津波によって陸に打ち上げられ大きな被害を受けたが、さんま漁の解禁に間に合わせるべく急ピッチで修復工事を行い、なんとか間に合った模様。

それでも、被害の大きかった船については解体撤去しなければならず、来年の漁期に向けて代船としての新船建造の話しがすすめられているとの情報も。

三陸沿岸の冷蔵庫、加工場はいまだに復旧のめどが立っていない。
例年さんまは6割が冷凍に向けられるとの事なので、これからの販売単価がどうなるか

いまのところ漁模様が芳しくないため、単価が高いとの話を聞きますが、今シーズン通してどのような結果になるか、興味深いところです。


美味しいさんまが食べたくなってきました。  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 17:55

2011年08月14日

63佐賀明神丸初入港!




高知県の第63佐賀明神丸

今シーズン初の気仙沼入港・水揚げです。

例年より2ヶ月遅れで、気仙沼に来てくれました。
今年はここまで絶好調のようで、ほんとよかったですね~




鰹に混じって、シイラやダルマも水揚されました。

またすぐに、気仙沼で水揚げすること期待しています!  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 13:38

2011年08月12日

第1勝栄丸出港



ブラジル領海で操業していた第1勝栄丸は、先日ナタール港にて転載と出域手続きを終え、中部大西洋に向け出港しました。

青森県の八戸水産高校を卒業した新人君も乗船。
新しいメンバーを迎えて、元気ハツラツでの沖だしです。

勝栄丸各船に乗船している同世代の船員と競争しながら、早く一人前の幹部船員に成長されることを期待しています! 頑張ってくださいね親指


もうすぐ、北大西洋でのクロマグロ操業の漁期がはじまります。

大西洋で一番の「勝負の漁場」です。  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 11:03

2011年08月11日

震災から5ヶ月

 海上から花火が打ち上げられる

3.11の大震災から今日で5ヶ月が経ちました。

気仙沼だけでも死者が1000人を越し、いまだ410人が行方不明のまま。仮設住宅への移転が当初の計画より遅れていて、まだ1165人が避難所暮らしを強いられています。

9月には全員仮設住宅に入居できるとの報道ですが、一番暑いこの時期、避難所での暮らしは大変だろうなあとつくづく思います。はやくみなさんが仮設住宅に移れますように




今日から3日間の日程で、「港・けせんぬま復活祭~追悼・感謝・希望の光~」がおこなわれます。震災犠牲者の追悼、多くの支援にたいする感謝、気仙沼の復興に願いをこめるイベントです。市内各所での献花や、ライトアップニッポンによる打ち上げ花火、灯籠流し、アーティストによるライブなどがおこなわれる模様。

詳細はこちら ⇒ http://www.kesennuma.or.jp/kanko/minatomaturi/index.html

打ち上げ花火の模様は、夜7時からテレビ中継されるようです。
ことしは、みなと祭りが中止となり、花火が見れないのかと思ってましたが、被災地気仙沼の夜空に打ち上げられる1100発の花火を静かな気持ちで見たいと思います。

もうすぐお盆ですが、被災地気仙沼はまだまだま暑い夏が続きます。  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 12:40

2011年08月10日

異常な事態です



今日、気仙沼魚市場に水揚げが一隻もありませんでした。魚市場は閑散としていて、だあれもいません。震災の影響とはいえ異常事態です。これまでの気仙沼ではありえない事。

気仙沼のかつおといえば8月9月は盛漁期。
例年ならば湾内がかつお船でごった返していますが、昨日も一隻だけ・・・

このままでは魚市場をふくめ水産関係者はたいへんです。




そんななか、近海のまぐろ船が出港しました。
大型のさんま漁船も、まもなくの漁期開始に向け準備万端のようです。

魚市場のバックヤード、水産加工場、冷凍冷蔵庫などを一日も早く復旧し、これまで以上に多くの漁船があつまる活気のある気仙沼にしていかなければなりませんね。  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 12:05

2011年08月09日

仙台七夕まつり



8月8日、仙台七夕まつりが閉幕しました。

「復興」と「鎮魂」をテーマにおこなわれた今回の七夕は3日間で約200万人の来場者を集め、被災地仙台・宮城の復興へ向けての象徴となるお祭りになったように思います。



仙台市内の小中学校8万人が折った8万羽の折鶴

被災地の小中学校や日本各地そして世界から寄せられた短冊や折鶴とともに飾られていました。復興そして鎮魂へのひとりひとりの気持ちが込められていますね。



七夕飾り

短冊、吹流し、折鶴、投網、屑かご、紙衣、巾着。それぞれに意味があるそうです。
家内安全、延命長寿、豊漁、倹約、子供達の健やかな成長、富貴、学問向上など。五色の吹流しにかけた願いは3年のうちに必ず叶うと言われています。

被災地の一日も早い復興、犠牲になった多くの方々の鎮魂、そして、勝栄丸の豊漁、安全な航海を七夕に願ってきました。  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 09:17

2011年08月08日

復興本気サミット




東北発!復興本気サミットが仙台で開催されました。

アジア経営者連合会・東北支部設立記念で企画されたもので、宮城県内の経営者を中心に約100名ほどが集まってのシンポジウム

パネリストは、澤田ホールディングスの澤田社長、同志社大学の今里教授、青汁のCMでも有名な清水国明さん、事業創造大学院大学の赤木准教授、そしてコーディネーターは長年テレビ朝日のプロデューサーをつとめた小関道幸さん。


澤田社長の「危機はチャンス」「たいへんな時ほど明るく元気に」という言葉に、その通りだと共感しました。今後いろいろな問題が発生するけど、失敗はランチ、問題はディナーくらいに考えて、失敗を恐れずチャレンジしていかなければならないと思います。


過去に帰る復興ではダメ

新しい未来を創造する復旧・復興にしていかなければなりませんね。


アジア経営者連合会のHPはこちら⇒ http://www.asian-eca.org/  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 12:16

2011年08月05日

123佐賀明神丸 初水揚げ



高知県の第123佐賀明神丸が今シーズン初めて気仙沼に入港・水揚げです!

震災の影響もあり、例年より約2ヶ月遅い入港。ようやく来てくれました 拍手拍手拍手

明神船頭さんとも久しぶりの再会に、思わず船の前で記念写真 camera

地震の影響かなんなのか分からないけど鰹が北上しないんだよなあ~ と船頭さん

はやく気仙沼中心の水揚になればいいですね。



水揚げ早々、漁場に向け出港です。

沖はまだまだ霧が濃いそうなので、くれぐれも気をつけてください。

航海の安全と大漁を祈念いたします m(__)m  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 14:31

2011年08月05日

濃霧の気仙沼港



午前4時過ぎ 濃霧の気仙沼魚市場

まだ薄暗い中、沖合いに浮かぶ瓦礫を警戒しながら漁船が静かに入港してきます。

あたり一面は霧 対岸も見えません。

この距離に近づくまで漁船が照らすライトだけが霧の中にぼんやりと浮かびあがってます。

ちょっと幻想的な雰囲気です。


そういえば、気仙沼湾の朝靄がきれいな事をすっかり忘れてました。

そのうちお伝えできればと思ってます。  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 08:57

2011年08月04日

沈んだままの桟橋



気仙沼の内湾、一番奥

大島への観光船乗り場エースポートの観光桟橋です

震災直後はここに無かったような気がしますが、津波でどこかに流されていたものを曳航してきたのでしょうか・・・

壊れて片側が沈んだままになっていていますね



エースポートにある森進一さんの「港町ブルース」の歌碑。これも津波で壊れました

港 宮古 釜石 気仙沼~  桟橋も歌碑も痛々しいです。


・・・ちょっと寂しい風景でした  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 16:24

2011年08月04日

グラウンド・ゼロ~風の広場



気仙沼 GROUND ZERO ~風の広場 と名付けられた場所があります

この場所は、震災の記憶であり、鎮魂の為の慰霊・・・そして、生きていく人達が再び集う事を夢に思い造ったそうです。

時計が2時46分を指したまま・・・ここだけ時間が止まっているようです


早いもので、3.11の大震災からもうすぐ5ヶ月
まだ多くの行方不明者がいる中で、初盆をむかえようとしています。


市街地の瓦礫撤去はいくらかすすんできたように思えますが、復旧にいたるにはまだまだ相当な時間がかかりそう。気仙沼の復興の形も見えません

10月になると失業保険給付が切れてしまう人がでてくるそうで、雇用問題の時限爆弾をかかえたような状態です。一日でも早く気仙沼の産業を復旧させなければなりませんね  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 09:44

2011年08月03日

みなと便りの取材中

 勝倉漁業会長

気仙沼の情報誌「みなと便り」の取材中です。

日かつ漁協の副組合長に選ばれての意気込みやこれからの活動の抱負などについて話してました。8月10日発行のみなと便りに掲載される予定だそうです。

 熊谷編集長

みなと便りの熊谷大海編集長

いろいろな情報誌を発行していて、震災写真集の第2弾もでたばかり。

これからも気仙沼からの情報発信を宜しくお願いします。  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 14:55

2011年08月03日

鈴木先生の講演



東京海洋大学の鈴木教授。

いま話題の冷凍マグロの氷水解凍を研究しておられる先生です。

先日おこなわれましたジャパン・インターナショナル・シーフードショーで冷凍マグロの「氷水解凍のメリット」について講演していただきました。

従来の解凍方法と比べて、チジミにくく、ドリップが少なく、生に近いモッチリとした食感、そしてニオイもでない、簡単な解凍方法であることなど、氷水解凍のメリットを詳しく説明していただきました。納得納得です

シーフードショーではいろいろなセミナーが連日おこなわれていましたが、鈴木先生の「氷水解凍」の講演はダントツNo1の入場者。立ち見も出るくらいの大盛況でした。

それだけ注目度が高いってことですね。



水産経済新聞の記事で講演内容が紹介されましたのでお知らせいたします。
https://www.sugarsync.com/pf/D6802770_656_680951001  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 10:17