2012年06月26日
気仙沼漁協総会
気仙沼漁業協同組合の通常総会がおこなわれました。
昨年の震災以降、魚市場再開に向け懸命に取組み6月28日に初水揚げを行うことができました。その後段階的に取扱い魚種を増やし、昨年度の最終的な取扱数量は280,602トン、金額では83億8121万円となりましたが、対前年比数量で29%減、金額では38.8%減となったとの報告がありました。
震災以降、職員数を93名から46名にと大幅な削減をおこなうなど、運営コストの削減に取り組んできましたが、最終的に2億4000万円もの損失を出す厳しい結果となってしまったようです。繰越損失金と合わせ464百万もの金額となります。
今年度からの10年計画で立て直しを図っていく事が確認されましたが、気仙沼港の復旧・復興が進んでいない現状からみても計画の遂行は簡単ではありません。
漁協だけではなく、買受人・冷蔵庫・問屋、そして関係するすべての人々が漁船誘致等に積極的に協力して、なんとか目標を達成できるよう頑張っていかなければならないと思います。
今年度は気仙沼漁協の真価が問われる年となりそうです
それにしても、例年通りの豪華な総会・・・
こんなに大変な状況なんだから、総会は魚市場の大会議室でおこなってもよかったんではないでしょうかねえ。お土産なんかも必要ないと思います。
総会にお金をかけないで、その分をほんとうに頑張っている職員に少しでも配分してもいいのではなかったかと、ちょっと思いました。
Posted by 勝倉漁業株式会社 at
09:26