2012年11月21日
何も決まらない街づくり
気仙沼市内のワンテンビルを会場に、魚町地区会が開催されました。
魚町は気仙沼湾のもっとも奥まった地域。気仙沼湾のシンボルともいえるエリアです。
勝倉漁業の本社がたっていた場所ですが、昨年の大津波で大破したため、今年の初めに社屋の取り壊しをおこないました。
きのう行われた魚町の地区会には、住民の方々や行政の方など約50~60が参加。
いまだになにも決まらない街づくり
TP+6.2mと言われている防潮堤の設置に関する考え方。
道路の位置や土地の嵩上げについて。再びにぎわいのある街にするにはどうすればいいのか・・・6つのグループに分かれてワークショップ形式の意見交換会でした。
震災から1年8か月も経過して、いまだにこんな話し合いをしているんですねえ。ちょっと遅すぎはしませんか? ちょっとがっかりするのと同時に、ほんとうにこんなんでなにか決まっていくんだろうかという不安がよぎりました。
行政側として、街づくりのアイデアや全体イメージ図などを住民に複数提示して、そのたたき台を基に議論を進めていくことが必要なのではないかと思います。何から何まで住民に丸投げでは、行政としての責任を放棄しているとしか思えてなりません。
防潮堤の入り口論で時間を食い、時間だけが過ぎていった内湾街づくり。
そろそろ具体的な絵図面を見ながらの議論が求められますし、気仙沼の象徴としての魅力のある内湾地区を再建するラストチャンスが目前に迫っていると思います (-"-)
Posted by 勝倉漁業株式会社 at
09:46