宮城県気仙沼港の遠洋まぐろ延縄漁船 勝栄丸 (SHOEIMARU) のブログです。勝倉漁業株式会社が運営する勝栄丸ブログでは、まぐろを取り巻く世界情勢や国内の動き、地域の情報などについてお知らせ致します。

2015年08月31日

マグロ国際会議 秋の陣


毎年これからの季節に開催されるのが、マグロに関する国際会議の数々。 10月にはミナミマグロを管理するCCSBT、11月は大西洋のICCAT、そして12月には太平洋のWCPFCと クラッカー

ICCATでは、順調に資源が回復し漁獲枠が増加に転じた大西洋クロマグロについての議論は今年は少ない一方で、資源状況に黄色信号がともるメバチマグロの漁獲枠とその配分をどうするのかが会議の中心となりそう。 巻き網船などが小型のメバチマグロ(0~2歳魚)を大量に獲っていて、その尾数は大西洋での全漁獲の8割にものぼるっていうんだから問題です 汗

巻き網でのFADs操業が始まって、小型魚の漁獲が急激に増えてから資源量が急減し始めたというデータからすると、これがメバチマグロの資源悪化の大きな原因であることは間違いありませんよね 船

ミナミマグロを管理するCCSBTでは、数年前から延び延びとなっている豪州・蓄養マグロの漁獲量の正確な把握への取り組みが前進するのかという課題がありますね。 屁理屈をこねて先延ばしするのはもうやめにしましょうや、豪州さん。 決められた漁獲枠を大幅に超えて蓄養マグロを生産しても、日本は何でも買うんでしょって・・・ 豪州から舐められてるんですよ、日本の水産庁が icon08

私たち日本の遠洋漁業では、漁獲したミナミマグロは1尾ごとに計量しシリアルNo入りのTAGを装着し、決められた漁獲枠をしっかりと守って操業していますが、一方の豪州・蓄養漁業においては、いまだに大幅な過剰漁獲が続いていて、豪州の漁業者はそれを改善する努力を一切行わず、行政側も漁業者の言いなりの対応で、科学者の解析によればその過剰漁獲の数量は毎年数千トン規模だとか。 資源評価にはこれまでの豪州の過剰漁獲を織り込んでいるっていうんだから笑っちゃいますよね。 日本の行政としても、そういう豪州の実態をわかってはいるものの野放し状態。 私たち日本の漁業者への対応とは天と地ほどの違いがあります !

もういいかげんこのあたりで、豪州・蓄養マグロの違法な過剰漁獲に終止符を打つように、これから始まる国際会議の場で決定打となるよな材料や戦略を真剣に考えて頂きたいと思います。 「どうせ日本は何もできないから」と馬鹿にされ続けるのはもう終わりにしましょう。 私たちの資源管理への努力もこのままの状態が続けば報われませんからね タイ

マグロの国際会議、秋の陣。 各海域での重要な会議がもうすぐ始まります face01
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 07:15