2015年11月11日
第24回 ICCAT 開幕!
大西洋のマグロ類の管理などについて話し合う第24回ICCAT(大西洋まぐろ類保存国際委員会)が開幕しました。 今回の開催地は地中海に浮かぶ島国・マルタのセントジュリアンズ
大西洋のマグロ漁業にかかわる日本をはじめ米国・カナダ・ブラジル・中国・EUなど、50の国や地域などが参加する国際会議です。 日本からは水産庁・外務省・経産省・国際水研、そして業界団体や漁業者の代表が出席。 11月10日から一週間にわたっての熱い議論が繰り広げられます
大西洋漁場の最大の関心事であるクロマグロの漁獲枠改定は今年はないけれど、来年以降のメバチマグロの漁獲枠やその配分について、何らかの決定がなされる模様。 大西洋は日本の遠洋マグロ漁船が数多く操業する重要な漁場で、メバチマグロも主となる漁獲対象魚種だけに、今回のICCATの結果が気になりますね
クロマグロやメバチマグロだけではなく、最近ではカジキ類やビンチョウ、サメや海鳥まで議題として取り上げられることが多くなってきました。 特にサメについてはかなり規制が強まっていて、私たちの漁業活動にも大きな障害となりつつあります
そして海鳥の問題。。。 環境保護団体のメインターゲットとなっていますね。 海鳥除けの諸対策を講じているものの、環境保護を重要視する国からはだんだんと要求がエスカレートしてきています。 なにか新しい画期的な技術を導入しながら、この問題に臨んでいかなければならないと感じています
マルタで開幕したICCAT。 来月には中西部太平洋の漁業管理機関(WCPFC)の会合がインドネシア・バリ島で開催されます。 先月の韓国・麗水でのCCSBTから3か月連続の国際会議のシーズン真っただ中。 政府代表を中心に業界団体や漁業者が一つになって、日本の主張が少しでも結果に反映されるよう頑張ってほしいですね
ICCATでの成果を期待しながら日本から見守ろうと思います。 マルタ。。。行ってみたい国ですね
Posted by 勝倉漁業株式会社 at
16:47