2016年01月08日
気仙沼魚市場新施設の起工式
東日本大震災で被災した気仙沼魚市場に高度衛生管理に対応した新しい施を整備する起工式がおこなわれ出席してきました。 建設予定地の魚市場南側の特設会場には、気仙沼市長をはじめとする市の関係者、小野寺五典先生や県会議員・市会議員の先生方、水産庁・復興庁・宮城県そして気仙沼の水産関係者など約80名が集まっての神事が執り行われました
これから建設される新施設は壁で囲まれた閉鎖型の荷捌き場2棟などを市が建設。 衛生管理を徹底して気仙沼に水揚げされる水産物のブランド力を高める拠点を目指す計画です
閉鎖型の新しい荷捌き場は、鳥の進入や日光による変質を防ぐだけではなく、マグロなどの入札中も鮮度を保てるように15℃前後に室温を保つことのできる低温売り場1700㎡を備えている模様
これから約2年かけて建設されていきますが、予定通りの工期で素晴らしい施設が出来上がることをお祈り致します。 この度の気仙沼魚市場新施設の起工式、本当におめでとうございました
新しく建設される新施設には、やはり東日本大震災で被災した水産振興センターを復旧させるほか、クッキングスタジオを新設。 魚離れの動きに対し、食としての魚介類の素晴らしさをこの施設を使って発信していく模様。 市民や観光客が気軽に利用できるこのようなクッキングスタジオが、気仙沼の美味しいお魚の情報発信基地になっていけばいいですね
そして魚市場を観光拠点として位置づけ、見学者用のスペースを通じて迫力満点の気仙沼港の水揚げ風景やマグロやカジキなどの大型魚の迫力あるリアルな姿を見てもらおうという計画。 衛生的にすごく配慮した施設になるので、一般来場者との接点はすごく難しくなってしまうけれど、ぜひ間近で見て、感じて、そして食べて、気仙沼港の魅力を味わってほしいと思います
今回の新施設が完成した暁には、宮城県北部鰹鮪漁業組合(北かつ)の事務所もここに移転する予定です。 あと約2年後だそうなので、仮事務所からの引越しが今から楽しみですね
新施設の総工費は約190億円。 そのほとんどが国費でまかなわれるそう。 完成すれば建物の総延長が853メートルもの市場となり、さらにたくさんの漁船や魚を取り扱う事ができるようになりますね。 今後なお一層産地間競争が激しくなっていく中で、気仙沼魚市場が東日本の中心的な漁港としてこれからも存在感を発揮できるように頑張らなければなりませんし、気仙沼の水産関係者の総力で益々盛り上げていかなければと思います。 気仙沼の水産関係者の皆さん頑張っていきましょう
気仙沼魚市場新施設の起工式での着工開始。 気仙沼復興の象徴となるよう期待しています
Posted by 勝倉漁業株式会社 at
14:44