宮城県気仙沼港の遠洋まぐろ延縄漁船 勝栄丸 (SHOEIMARU) のブログです。勝倉漁業株式会社が運営する勝栄丸ブログでは、まぐろを取り巻く世界情勢や国内の動き、地域の情報などについてお知らせ致します。

2016年01月16日

123勝栄丸がバリ島へ


インド洋で操業する遠洋まぐろ延縄漁船の漁業基地・インドネシアバリ島ベノア港に、勝倉漁業の123勝栄丸が予定通りの時間に入港してきました。 岸壁では現地スタッフたちが出迎えます 花丸

港湾パイロットに水先案内され、船長が舵をとっての入港です。 何度となく入港したことのあるベノア港といっても、事故も多い港なので入出港には細心の注意が必要ですね 船

気温が30度以上ということを除けば、風もなく接岸にはちょうどいい日和です。 本船からもやい綱が放たれると、現地スタッフたちが慌ただしくロープをとっての接岸。 乗組員の皆さんもかわらず元気な様子にほっとする瞬間。 ひさびさの再会に笑顔で挨拶を交し合います。 乗組員の方々にはインド洋での操業お疲れさまでした。 短い滞在日数ですが日頃の仕事から解放される時間もつくってあげたいと思います icon14


入港するとすぐに、インドネシアの税関・イミグレーション・検疫官が乗船し、各種入港手続きをおこなっていきます。 対応する船長も準備万端整えての入港とはいえ、緊張する一瞬ですね camera

今回の入港で予定されていた超低温コンテナへのマグロ類の転載は、インドネシア海洋水産省の大臣の一声によって、非常に難しい事態となってしまいました。 毎年多くの日本漁船がここベノア港でマグロのコンテナへの転載をおこなっていて、年間計画にも組み込まれていただけに、今回の事態はまさに想定外。 現地からそして日本からとあらゆるチャンネルを使って海洋水産省へのアプローチをおこない、早急に改善されるよう働きかけなければならないと思います。 関係者の皆様、対応方宜しくお願い致します マイク

本船がベノア港に到着してすぐに、燃料油の積込みなどの作業がおこなわれています。 食料や資材の積み込み、機関部の修理、領事館での手続きなど、入港中にすべてをこなしていかなければならないので、アテンドする当方としてもしっかり確認しながら漏れなく対応していかなければなりません 親指

インドネシアの首都ジャカルタで爆弾テロが発生したニュースが現地でも驚きをもって報じられています。 ここバリ島は首都から遠い島とはいえ、過去には同様の事件があった場所だけに、予定通りに無事に出港できるよう安全対策をしっかりして作業を続けたいと思いますので現地関係者の皆さん宜しくですよ face02
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 09:47