2016年02月12日
第6回内湾地区景観・まちづくり検討会
東日本大震災で大きな被害を受けた気仙沼・内湾地区の再建に向けて、これからの景観やまちづくりについて話し合う検討会が開催されました。 今回でこの検討会も第6回目となりました
「気仙沼の顔」とも称される内湾地区の地区の代表者や住民の皆さんなどが参加してのこの検討会では、これまでいろいろなテーマについて活発な議論がおこなわれてきました
土地の嵩上げや防潮堤設置に向けての工事や土地区画整理事業などがこれからおこなわれるにあたり、再建されるこの地区を将来に向けてどのような景観と街並みにしていくのがいいのか、それぞれが思い描く理想の街を目指して話し合いが行われているけれど、理想と現実、将来への不安や危機感などが交錯し、なかなか結論が出なかったのも事実。 非常に複雑で難しい会議です
それでもこの会合も第6回目となって、検討会に参加されている皆さんの考え方もそれぞれが理解できるようになってきて、最終結論に向けてここにきて大きく進んできたように思いますね
大きなテーマとしては、敷地面積の最低限度、道路境界や敷地境界からの壁面後退、建物の高さ制限、建物用途の制限、地盤面の維持、外壁や屋根の形状や色彩、軒・庇の統一、そして看板や照明・緑化などの基準、加えて無電柱化や公共サインなど。 防潮堤のデザインなども合わせ検討する必要があります
過剰な制限は再建に向けての足かせになるとの意見や、「気仙沼の顔」としてのまちづくりを優先させるべきとの意見、様々な意見が出される中ではあるけれど、この街をより良くしていきたいと思う気持ちはみなさん一緒。 なんとか最終案にまでまとめ上げていきたいですね
来週2月17日におこなわれる住民・市民説明会でご意見を頂戴した上で、次の第7回検討会ではまとめの段階に入ってきます。 いよいよ大詰めです。 関係者の皆さん宜しくお願い致します
Posted by 勝倉漁業株式会社 at
09:40