宮城県気仙沼港の遠洋まぐろ延縄漁船 勝栄丸 (SHOEIMARU) のブログです。勝倉漁業株式会社が運営する勝栄丸ブログでは、まぐろを取り巻く世界情勢や国内の動き、地域の情報などについてお知らせ致します。

2016年03月11日

恒例の出漁ミーティング


きょうで震災から丸5年。 震災当日の悪夢のような光景がいまだ脳裏に刻まれています。 大きな被害を受けた気仙沼はいまだ復旧事業の真っ最中で、「復興」はまだまだ先のような感じがします。  震災でお亡くなりになられたたくさんの方々のご冥福をお祈りしながら、特別な今日の日を過ごそうと思いますスーツ

さて、88勝栄丸の出港も間近に迫ってきてだんだんと慌ただしくなってきました。 魚市場南側に係船していた本船を積込み作業に最適な港町の岸壁へのシフトも無事終え、今航海の開始に向けて始動 船

毎日いろいろな作業計画が進められている中で、今航海がスタートするにあたっての恒例の出漁ミーティングが弁天町の勝倉漁業会議室に幹部船員と会社のスタッフが集まっておこなわれました icon14

帰国休暇中の幹部船員の皆さんはそれぞれにスケジュールがいっぱいなので、こうしてじっくりと話しができる時間もなかなかとれないから、しっかりと資料を準備してミーティングに臨みます タイ

会社スタッフが気を効かせて、市内の「シェササキ」さんのケーキを会議用にと買ってきてくれました cake


インド洋への出漁を計画している88勝栄丸。 これまでの航海と同じ漁場での操業なので、船頭さんをはじめ幹部船員の皆さんもおおよそのイメージはできるものの、こういうミーティングを通じて会社と船員のしっかりとした意思疎通が大切なんです 親指

メインの漁場であるミナミマグロ操業、その他の魚種の規制やルール。 国際漁業管理機関でどういう管理が進められているのか、幹部船員の方々にも熟知しておいてもらう必要があります ブック

そして安全な航海や操業に向けての指導。 海上保安庁がまとめた過去の事故事例やその原因のデータを示しながら、安全航海への意識を高めます。 船橋での見張り厳守はもちろんの事、救命胴衣やヘルメットの着用徹底、船員間での注意喚起、そして付近操業船との定時連絡や日本への位置報告など OK

最近では原油価格が大幅に下落して燃料油の価格もひところに比べてだいぶ安くはなったけれど、それでもやはり省エネへの意識を常に持ってもらう事は引き続き重要な事。 本船の燃料消費量や価格動向などを細かく分析しながら、お互いの理解を深めていく作業。 ついつい議論にも熱が入ってしまいますね icon12

長時間にわたる出漁ミーティング。 88勝栄丸の幹部船員の皆さんほんとうにご苦労さまでした m(__)m
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 08:32