宮城県気仙沼港の遠洋まぐろ延縄漁船 勝栄丸 (SHOEIMARU) のブログです。勝倉漁業株式会社が運営する勝栄丸ブログでは、まぐろを取り巻く世界情勢や国内の動き、地域の情報などについてお知らせ致します。

2016年04月23日

日本漁船初の釜山港水揚げ


来月に日本への帰航を予定いている勝倉漁業の遠洋まぐろ延縄漁船・第123勝栄丸が、インド洋で漁獲したメバチマグロを洋上にて冷凍運搬船に転載し、韓国釜山港での水揚げの日を迎えました クラッカー

日本の遠洋まぐろ漁船が、韓国釜山の港で水揚げ販売するのはおそらくは史上初の出来事なんじゃないでしょうか。 水揚げ予定に合わせ日本を出発し、綿密な打ち合わせを進めてきました 花丸

初めて足を踏み入れた釜山港はすごく広い岸壁を持つ港。 セキュリティーチェックも万全です。 事前登録していた許可書を提示し、ゲート入口でパスポートと引き換えに入場カードを受け取って。 外国船がたくさん出入りし様々な国籍の船員さん方が常に出入りしているから当然といえば当然なんでしょう いかり

翌日は雨の予報が出ていたので、作業を前倒しして予定を組んでいただいて助かりました icon01

いつも清水港で目にしている運搬船が横付けされているのを釜山で見ると、なんか特別な感じがしますね。 もう一隻、別な冷凍マグロ運搬船も同時に荷役しているところでした 船

荷捌き台や計量秤などは日本のものと一緒。 運搬船の舷側が荷捌き台と同じレベルの高さなので、こちらの方がスムーズな荷揚げかもしれません。 日本漁船初の運搬船による釜山港での水揚げは、関係者みなさんのご協力のおかげで、想像以上にスムーズにすすんで。 みなさんお疲れさまでした icon22

ちょうどこの日は取引先の会社の創立記念日。 マグロ水揚げの現場に社長さんのご厚意によるマッコリや焼酎、祝い餅やキムチなどの差し入れがあって、水揚げのあいまに私たちまで頂いちゃいました 音符

天候にも恵まれて順調に行われた日本漁船初の冷凍運搬船による釜山港でのマグロ水揚げ。 この試験的な取り組みをこれからいろんなアイデアをもって膨らませていけたらなと思います face02
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 14:58