勝栄丸ブログ

インド洋での長期航海から帰航し清水に入港した勝倉漁業の第123勝栄丸のマグロの水揚げが二日間にわたり行われました。　両日とも天候にも恵まれてまさに水揚げ日和です

漁艙のハッチからクレーンで吊り上げられたマグロが次々と荷捌き台に運ばれます。　漁艙の中はマイナス50℃以下の超低温なので、船内荷役の方々は防寒着に目出し帽・防寒手袋の完全装備。　超低温区画での作業には必ず必要なんです。　そうしないとすぐに凍傷になってしまいますから

漁艙の中はマイナス60℃、外気温はプラス25℃なので、温度差が85℃にもなりますね、　乗組員の方も船内作業員の方もすごく大変なお仕事ですね。　皆さんほんとうにご苦労様です


ミナミマグロにメバチマグロ、キハダマグロにビンチョウ、そしてメカジキなどのカジキ類。　荷捌き台では魚種やサイズ、品質ごとに仕分け計量されて、保冷トラックにおさめられていきます

一時間に約40トンほどの水揚げペースでしょうか。　漁艙に満載してあったマグロ類もこの二日間の水揚げで取引先にすべて引渡し完了です。　今回もお取引き頂いて有難うございました

清水港でのマグロの水揚げを終えた本船は気仙沼に向け廻航。　気仙沼到着は5月22日(日)の朝、魚市場の南側岸壁に着岸する予定です。　関係者の皆さまどうぞ宜しくお願い致します

本船が気仙沼に到着すると、次の航海に向けての整備などが開始となります。　新造船から3年たって、当初の不具合や改善点などもだいぶ落ち着いてきた感じがしますね。　それでもまだ残る課題については関係業者の方々のお知恵を借りながら対策を施していきたいと思います