宮城県気仙沼港の遠洋まぐろ延縄漁船 勝栄丸 (SHOEIMARU) のブログです。勝倉漁業株式会社が運営する勝栄丸ブログでは、まぐろを取り巻く世界情勢や国内の動き、地域の情報などについてお知らせ致します。

2016年07月13日

カツオ資源は本当に大丈夫か


例年ならもうすでにカツオの漁場は気仙沼沖に移動して、全船が気仙沼港中心の水揚げになっているはずなのだが、今年は何かちょっと違う感じ。 数量もまとまって本格的にはなってきたことは確かだけれど、近年で最も数量の少なかった昨年と比べても数量的に相当下回っているとの情報。。。 face06

先日までは缶詰原料のビンチョウがある程度まとまった数量連日水揚げされていたから、金額的にも伸びていたしあまり目立つことがなかったけれど、これからのカツオがどんな具合か少し心配に タイ

やっぱ南方海域での海外巻き網漁船によるカツオの乱獲が原因なんでしょうかねえ。 年々かつおの資源量が減ってきているような感じがします。 そう思うのは私だけかな 船


カツオやマグロ類の主要な漁場である三陸沖を含む中西部太平洋海域。 この海域でのカツオの漁獲量は数百万トンにものぼり、その漁獲数量は年々増加しているため資源量は安定していると言われています。 果たして本当にそうなんでしょうか いかり

日本の近海でのカツオ船の漁獲量はその1%ほどなので、その数量が増えても減っても全体の資源量にはあまり大きな影響を及ぼさないのは確か。 でも中西部太平洋それも南方海域での乱獲の影響は、三陸沖でのカツオ漁に確実に大きな影響を及ぼしているんじゃないかと思いますね マイク

かつては6月から11月まで、遅いときは12月まで三陸沖でカツオ漁をおこなっていた船団が、昨年は10月に切り上げとなった年でした。 20年連続日本一のカツオ水揚げを目指す気仙沼港にとって、三陸沖でのカツオ漁が順調にそして長期間行われることを願うばかり。 今年は11月まで続きますように icon14

気仙沼魚市場でのカツオの水揚げに立ち会いながら、ふと思ったままの雑感でした face01
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 06:41