宮城県気仙沼港の遠洋まぐろ延縄漁船 勝栄丸 (SHOEIMARU) のブログです。勝倉漁業株式会社が運営する勝栄丸ブログでは、まぐろを取り巻く世界情勢や国内の動き、地域の情報などについてお知らせ致します。

2016年12月20日

太平洋クロマグロの未成熟魚に漁獲制限を


12月5日から9日まで、フィジー共和国のナンディでおこなわれた中西部太平洋まぐろ類委員会(WCPFC)の年次会合の結果が伝わってきたけれど、プレスリリースを読んでもよくわからないからいろいろと調べてみたら、国際会議の場で日本代表団が大変な立場になったという情報が流れていて 新聞

今回のWCPFCでは日本周辺で主に漁獲される太平洋クロマグロの保存管理措置が主要議題になっていて、北緯20度以北に分布する資源は北小委員会という、日本が主導する作業部会のような場所でその管理措置を決めて、本委員会に提言する流れになっているんだけれども。。。 タイ

現在の太平洋クロマグロの資源水準は史上最低レベルにあって、子の加入量も2014年に最低付近を記録したほどの状況だとか。 かつて大西洋のクロマグロ資源が悪化した時には、ICCATにおいて相当厳しい漁獲量の削減を含む資源管理を導入し、いまはV字回復となった歴史がありますね 汗

これほど太平洋クロマグロ資源状況が悪いのであれば、とうぜん漁獲量削減などへの大ナタを振るわなければならないんじゃないか。 日本近海でのクロマグロの漁獲のうち98%を2歳以下の未成熟が大中型巻き網漁船などで漁獲され、そのかなりの割合が国内蓄養向けというんだから、やっぱりねっていう感じ 船

水産庁主導で国内のクロマグロ蓄養事業を推進してきたけれど、こんな資源状況では国内蓄養事業も大幅縮小をするしかないのではと思います。 天然のクロマグロは、未成熟魚は獲らない、産卵親魚を漁獲しない、資源状況と回復目標にあわせ漁獲量を決めて守る、これっていうのは私たちがこれまでおこなってきた事。 大幅な規制導入やむなしの方向で、国内漁業も真剣に考えないといけませんよね グー(正面)

日本が太平洋クロマグロの大規模な漁獲制限に後ろ向きな姿勢では、同じく太平洋での大型巻き網船によるカツオやメバチの大量漁獲に物申すことができなくなるのではないかと危惧します。 ダブルスタンダードとの指摘も受けかねません。 私達の延縄漁業や一本釣り漁業が犠牲になる形は絶対に避けてほしいと思いますね。 いまのWCPFCの状況はちょっと異常な感じがしました icon08

水産庁のプレスリリース通りなのか、巷の報道などが本当なのか、会議に出席した方々からよく話を聞いてみないとわかりません。 だれか今回のWCPFCの真相を教えてくれませんかねえ face06
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 11:42