宮城県気仙沼港の遠洋まぐろ延縄漁船 勝栄丸 (SHOEIMARU) のブログです。勝倉漁業株式会社が運営する勝栄丸ブログでは、まぐろを取り巻く世界情勢や国内の動き、地域の情報などについてお知らせ致します。

2017年01月31日

高知「ひろめ市場」を視察


高知県への漁船誘致の旅の〆は高知市内の視察です。 高知城を中心とした落ち着いた街の雰囲気、そして路面電車が走る街っていうのも、普段お目にかかれないのですごく気に入っています 花丸

カツオの水揚げ日本一を毎年記録する佐賀明神丸船団を運航する明神水産が、高知市内に複数の飲食店を展開していて、市内中心部の「ひろめ市場」にあるお店が確か1号店じゃなかったかなと出かけてみたら、フードコートのような広い飲食スペースはたくさんの観光客でごった返していました クラッカー

ここでもカツオの藁焼きたたきの実演で、目の前でカツオを焼いてくれる調理スタイル。 観光客の皆さんの目にもすごく印象深く映る事でしょうね。 カツオの藁焼きたたきが人気なのがわかります 花丸


カツオを焼くために大量に使用される藁。 これはコメ作りの副産品ですが、明神水産ではこの藁を安定確保するために稲作まではじめちゃったっていうんだから、そのこだわりには脱帽します 汗

四万十川の清流で育てられた稲わらで豪快に焼かれるカツオのたたき。 こういう情報を知って食べるとまた一味も二味も違って感じるから不思議なもの。 食べ物ってそういうものかもしれません 食事

あまりにもたくさんのお客さんで、テーブルを確保できずに今回は視察だけになりましたが、市内には「藁焼き鰹たたき明神丸」「土佐のいごっそう亀次」などもあるから、そちらに行ってみようと思います face02

藁焼きたたき「明神丸」のホームページはこちら → http://myojinmaru.jp/
高知「ひろめ市場」のホームページはこちら → http://www.hirome.co.jp/page/pc/
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 10:04

2017年01月30日

道の駅「なぶら土佐佐賀」


高知県黒潮町の佐賀漁港で今シーズンのカツオ漁に向けて出港する佐賀明神丸の船出を見送ったあと、黒潮町の道の駅「なぶら土佐佐賀」にちょっと寄り道でのランチタイムとなりました 音符

前回黒潮町におじゃました時にも立ち寄った場所。 港からも車ですぐのところで、広い駐車場も確保してあって観光客などが気軽に立ち寄れる道の駅。 フードコートでは高知名物のカツオの藁焼きたたきを目の前で調理してくれるのがいつきても楽しみ。 今回ももちろんカツオのたたきを注文です 花丸

カツオの藁焼きたたきは、玉ねぎやニンニクなどの薬味と一緒に土佐ポン酢か塩で食べるのが主流。 ポン酢もいいけれど、今一押しなのが「塩たたき」なんですよね。 かつおの美味しさがストレートに伝わってくる、シンプルながらも一番おいしいって、ここ「なぶら土佐佐賀」でも人気商品に camera



前に高知にきた時には、藁焼きたたきを自分で焼かせてもらって、藁からあがる火の強烈な熱さにちょっとビビりながらもいい体験をした思い出があります。 今回はお店の方が上手に焼いてくれました 音符

やっぱうまいですね、藁で焼いてすぐに食べる鰹のたたきは。 中が冷たくて外が温かくって、何度食べても食べ飽きない高知いちのお料理だと思います。 かつおの「塩たたき」定食をいただいた後は、お土産品の販売コーナーへ。 黒潮にのって北上するカツオの群れを追い、徐々に北に移るカツオ船団 船

高知のカツオ船の立ち寄る各港の特産品がここに集められているんです。 もちろん気仙沼のブースもあって、勝倉漁業株式会社が提供している商品も販売されていました。 今年もどうぞ宜しくです タイ

豪快なかつお藁焼きたたきの実演を見ての「塩たたき」ランチ。 そして各港自慢の特産品を物色しての「なぶら土佐佐賀」でのひと時。 すごく楽しい時間でした。 また来年も是非来たいと思います face02

道の駅「なぶら土佐佐賀」のホームページはこちら → http://nabura-tosasaga.com/
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 06:53

2017年01月29日

佐賀明神丸がカツオ漁に出港!


日本一の水揚げ成績を毎年記録している高知県のカツオ一本釣り漁船・佐賀明神丸の船団が、母港である黒潮町佐賀港から今シーズンのカツオ漁に向けて次々と出港となりました クラッカー

昨年もダントツでナンバー1の成績だった83佐賀明神丸さん。 昨年末からの休暇を終えて船頭さんや乗組員の皆さんは、新たなカツオ漁への意気込みも充分。 地元の新聞社やテレビ局のインタビューを受け、笑顔で応える姿が印象的でしたね。 高知県でのカツオ船への注目度の高さがわかります 花丸

明神水産の役職員や関係者の皆さん、そして乗組員のご家族の方々など、手には色とりどりの紙テープをもって、本船の出港を大勢でお見送り。 今年のカツオ漁もほんとうに頑張ってほしいですね 親指



同時刻には、僚船の23佐賀明神丸さんも出港となって。 本船は明神水産の社長さんが自ら陣頭指揮を執る船として有名。 いつもと変わらぬ元気いっぱいのお姿に今年の大漁を確信しました 船

83佐賀明神丸さんと23佐賀明神丸さんのカツオ漁への出港、本当におめでとうございました。 もうすでに三重県の漁船が数隻出港し、千葉県勝浦港への水揚げが始まっているので、本船も同様の漁場に向けるんだと思います。 航海の安全と大漁を勝倉漁業のスタッフ一同心よりお祈りいたします タイ

1月28日には11佐賀明神丸が出港となり、2月1日には123佐賀明神丸が出港するとの情報です。 今年も皆さんの奮闘を期待しつつ、気仙沼港への各船の入港と水揚げを心待ちにしております 音符

さあ、今年のカツオシーズンが開始となりました。 各船が安航と大漁でありますように。 気仙沼の20年連続水揚げ日本一が今年も継続できますように。 関係者の皆さん宜しくお願い致します face02
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 10:10

2017年01月28日

気仙沼メカジキを例に講演


きょうはメカジキのお話し。 先日の国立研究開発法人「水産研究・教育機構」の成果発表会で、日本での生鮮メカジキ水揚量で70%のシェアを誇る気仙沼メカジキを例にした講演がありました 花丸

メカジキっていうお魚は、カジキマグロなんて言い方もされるけれど、実はマグロの一種ではなくって、メカジキ科に属する唯一の主です。 マカジキやその他のカジキ類なんかともちょっと違う分類 ブック

剣のように鋭く長い吻(ふん)を持ち、最大体長は4mにも達すします。 世界的に食用として人気が高く、海外ではステーキなどがメインかな。 漁獲量は世界で約13万トン。 そのうちスペインが3万トンと最も多く、日本の漁獲も1万トン規模。 いま気仙沼メカジキのブランド化プロジェクトが進行中です クラッカー

太平洋のメカジキの資源水準は減り過ぎの状態ではなく、とり過ぎではないとの微妙な説明。 はっきり言ってよくわからないというのが本当かも。 気仙沼の近海マグロはえ縄漁船で多くが漁獲され、毎朝のように気仙沼魚市場に整然と並べられるメカジキの水揚げ風景は圧巻です camera

その行動は、昼間は300~500mもの深い水帯まで潜り、夜になるとお食事のために比較的浅い層まで浮いてくる特徴があり、それを狙ってマグロ類とは真逆の時間帯に延縄を浅く設置するのが「メカ縄漁」なんです。 それにしても気仙沼の漁船団はメカジキを獲るのが本当に上手ですよね 船

昨年は東京丸の内で気仙沼メカジキのブランド発表会をおこなって、勝栄丸ブログでも皆さんにお伝えしましたね。 今日の写真はその時撮影した一枚です。 しっかりと脂がのって、適度に歯ごたえがあって、生で食べてもちょっと火を通しても、しゃぶしゃぶやすき焼きとして肉の代わりに使ってもいい 食事

気仙沼ではメジャーなお魚だけれども、全国的に見たら普段なじみのない魚かも。 これからもあらゆる機会を通じて気仙沼メカジキをアピールしていきたいと思います。 皆さんもぜひご賞味下さい face02
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 16:37

2017年01月27日

サンマを巡るお話を伺って


きょうはサンマのお話し。 先日東京でおこなわれた水産研究・教育機構の第14回成果発表会でのプレゼンテーション。 気仙沼の主要水揚げ魚種であるサンマについて勉強してきました タイ

ここ2年続けて不漁となっているサンマ。 その不漁の原因はどこにあるのか。 資源量が危うくなっているのか、外国船による沖獲りが原因か、または海洋条件などが変わってきているのか。。。 汗

サンマは北太平洋全域に分布する魚種で、広い範囲を回遊するお魚。 寿命は最大2年くらい。 特に北太平洋の中部から西側に多く生息することがわかっています。 でもまだまだ回遊経路や産卵場など詳しい生態はわかっていなくて、毎年の調査を繰り返しながらその解明に努めているとの事 マイク

日本のサンマ資源調査は2003年から始まって現在14年目を迎えています。 その間に分かった事は、0歳魚は東に多い事、西の資源のほうが東に比べて成長が早い事、そして2010年以降顕著なのが西側のさんまが少なくなっている事。 2010年を境に資源・漁獲共に減っているデータが示されました ブック

日本は8月からがサンマの漁期。 一方の外国勢(台湾・中国・韓国)などは、5月から操業を開始して日本近海に来遊する前の魚群を沖で獲り続けています。 日本漁船は鮮度良く水揚げすることを重要視し、水氷で鮮度保持しての操業。 一方の外国船は船体も1000トン以上の大型船で50名以上の乗組員をのせ、船上で凍結処理をおおこなっての洋上転載。 日本漁船の操業スタイルとは全く違います !

不漁年にみられるのは北海道沿岸の親潮の差し込みの弱さ。 親潮の勢力が弱いと北海道沖にやってくるサンマ資源が遠いところを回遊するため、水揚げ量が少なくなることが多いんだとか。 資源状況も重要だけれど、日本のサンマ漁にとって海洋環境の変化も重要なファクターなんですね 船

さまざまな国の漁船が漁獲するようになったサンマを管理すべく、以前にもお伝えしたNPFCが発足し、2017年中の暫定漁獲枠合意に向けて動いているとの報告もありました。 日本の沖合で操業する外国の漁船団の操業を管理するのはものすごく難しい事だけれども、こうした国際機関でしっかりとした枠組みが合意されるよう水産庁には頑張ってほしいです 親指

今回示された調査結果で西側資源がだんだんと少なくなってきているのはすごく心配な事。 これからもサンマをめぐる情報にもアンテナを張り巡らせて、皆さんにもその都度お伝えしていければと思います face02
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 09:23

2017年01月26日

カツオ資源の現状はどうか


東京・茅場町で開催された国立研究開発法人「水産研究・開発機構」の第14回成果発表会で、太平洋クロマグロについてのお話しに続き、気仙沼の最大関心事であるカツオについての報告がありました タイ

世界中で漁獲されている魚のなかで、イワシに続いて漁獲量が多いのがカツオでその数量はなんと305万トンにもなります。 そのうちの78%が太平洋の西側(中西部太平洋)WCPFC海域での漁獲 マイク

気仙沼は昨年、生鮮かつおの水揚量20年連続日本一を達成したものの、その取扱数量は年々減少し、水揚げされる期間もだんだん短くなってきているのも事実。 かつおの資源状況が悪化しているのではないかっていうのが漁船や現場の関係者の見方。 実際にはどうなのか興味深く拝聴しました 音符

統計データ上でも日本近海のカツオの漁獲量は減少傾向だけれども、熱帯域の漁獲量は増加傾向にあって操業する隻数も増えているとの事。 科学的な資源解析の結果は、「資源状態は良好で過剰漁獲でも乱獲状態でもない」っていうのがWCPFCの認識なんだとか 新聞

日本近海などでの漁獲量が年々減少する中で、日本の竿釣り船の数は1976年の540隻から徐々に減少し2015年には79隻の規模になっています。 現在中西部太平洋での主役は大型巻き網漁船に 船

その大型巻き網漁船での漁獲が年々のびているからといって、カツオの資源量が健全であるというのはちょっと首をかしげてしまうのは私だけではないはず。 南方海域で生まれたカツオ資源が黒潮にのって一部が北上する。 北上する群れがだんだんと少なくなってきているっていうのは、中西部太平洋全体のカツオ資源の悪化が主要因であると思いますね。 要は「とり過ぎ」だっていう事なんです icon08

日本は国際会議の場でカツオの資源管理をもっと厳しいものにと、大型巻き網船の隻数抑制・削減などと合わせ提案しているけれど、多くの国から賛同を得ることが出来ていません。 太平洋クロマグロはかなり深刻な資源状況にもかかわらず、日本の抵抗で漁獲量の削減が一向に進まず、一方では潤沢な資源状況と言われているカツオの漁獲削減を叫んでも聞き入れられないのは当然の事 !

日本として深刻な問題であるカツオの資源管理を強化したいならば、太平洋クロマグロにおいても大ナタを振るう提案をする必要があるんじゃないかと思いますね。 ダブルスタンダードと見られないように face01
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 10:05

2017年01月25日

水産研究・教育機構の成果発表会


東京・茅場町の東京証券会館8階ホールを会場に、国立研究開発法人水産研究・教育機構の成果発表会が開催されました。 「国境なき魚たち」と題しさまざまな国に利用される漁業資源の将来についての講演会。 今回で14回目となる成果発表会には水産関係者がたくさん集まっていました クラッカー

太平洋クロマグロ、カツオ、メカジキ、サンマなど。 それぞれに大きな課題を抱える魚種について、日々研究を重ねている科学者・研究者のプレゼンテーション。 すごく興味深く拝聴してきました 音符

勝栄丸ブログでも今年最初に取り上げた問題、太平洋クロマグロの資源状況と将来予測についてのお話しから講演がスタート。 現在6~8割が日本が漁獲し、近年ではメキシコが数量をのばし、産卵する年齢に達しない未成熟魚(0~1歳魚)の漁獲が9割を超すのがこの太平洋クロマグロの特長だとか タイ

私がえている情報と一緒ですね。 2014年のデータでは、全漁獲に占める割合で、0歳魚が70.6%、1歳魚が24.1%。 資源水準的には過去最低水準だけれども、若干上向きの傾向がみられるとの事で、このままの管理を続けていっても現在の暫定回復目標を高確率で達成できるという説明でした。。。 マイク

ほんとうにそうなんでしょうか。 ちょっと楽観視しすぎじゃないかなあと感じる部分も。 残念なのは、いまWCPFCで宿題を突き付けられている目標設定についてのコメントが一切なかったこと。 確か2030年までに初期資源量の20%水準まで60%以上の確率で回復させるんじゃなかったでしたっけ。 現在設定されている暫定回復目標ラインっていうのは、聞くところによれば初期資源量比の7%の水準。 常識的に見てもあまりにも低い目標設定。 だから「暫定」なんでしょうけどね ブック

今年は各作業部会などでそれについての新たな提案をまとめなければならない段階で、これまでの暫定回復目標云々を前面にした説明っていうのは、日本として太平洋クロマグロの資源管理を変える事には消極的だって聞こえてしまいます。 そのあたりをもっと話していただきたかったなあと思いました 船

産卵場や回遊経路などの解明のため、マグロへのポップアップタグなどを装着しての放流調査ももっと大規模にする必要もあるのでしょう。 これまで10個やそこらの調査実績では話にならないと思います 汗

長くなってしまったので、ほかの魚種のお話しについてはまた後日ということで face02
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 17:23

2017年01月24日

北かつまぐろ屋の「まぐろかつ丼」


気仙沼でマグロ丼って言ったら「北かつまぐろ屋」ですよね。 勝栄丸ブログにもたびたび登場している人気店です。 先日までは123勝栄丸のマグロが提供されていたので、私もよく食べに行ってました 花丸

今年になって初めての北かつまぐろ屋。 田中前店のランチにおじゃましてみました。 お昼時とあってか、お店の前の駐車スペースはほぼいっぱい。 ちょっとだけ待って小上り席にご案内です 音符

いつもはマグロづけ丼などを食べることが多いけれど、きょうはガッツリ系のメニューもいいなって思って、まぐろかつ丼(卵とじ)を食べてみることに。 夜の宴会でのおつまみには食べたことがあるけれど、ご飯の上にド~ンと盛り付けてあるまぐろかつ丼を食べるのは初めてだったので、すごく期待しちゃいます クラッカー


お刺身用のマグロの厚切りに衣をつけてフライにして、甘辛のたれと玉ねぎと卵でとじてご飯の上にたっぷりと。 ほんとボリューム満点の丼ものですね。 これも海鮮丼っていうのかなあ。 お刺身が苦手の方にも、まぐろかつ丼やメカジキのカマトロステーキなんかもあるから、すごくいいと思います camera

一緒に行った方々はまぐろ屋一番人気のまぐろ三色丼を注文。 色鮮やかな赤身、トロビンチョウ、そしてまぐろ屋特製のネギトロの三色。 色どりもすごくきれいで安定した美味しさですよね 食事

となり席のお客さん達の話がちょっとだけ聞こえてきて、気仙沼の漁業や水産の講義みたいなやり取りが。 遠洋まぐろ漁業の事もかなり詳しい方みたいで、ラスパルマスやケープタウンなんていう漁業基地にも精通しているらしいけれど、その話しの中身にはちょっと間違いもあって。 指摘するわけにもいかないなあと、知らないふりしてスルーしちゃいました。 お節介でも正確な情報を教えてあげればよかったかな マイク

北かつまぐろ屋田中前店で、まぐろのお刺身以外のどんぶりを初めて食べたけれど、これはこれでイケますね。 半分づつシェアして食べてみるっていうのもいいかもしれません。 ごちそうさまでした face02
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 09:09

2017年01月23日

南三陸町志津川へ


清水から東京でのお仕事を終えて気仙沼に戻った翌日の朝。 こんどはとなり町の南三陸町・志津川に出かける用事があって、会社のスタッフとともに車を走らせました。 気仙沼から約1時間の距離 音符

東日本大震災で甚大な被害を受けた南三陸町は現在復旧事業の真っ最中。 市街地の嵩上げ工事にあたる土砂を積んだダンプカーがひっきりなしに通過するなど、まだ街とは言えない様相ですね camera

町の中心部を流れる川の西側半分は、一部公園として整備されるそうだけど、それ以外の部分は手をつけないみたい。 たくさんの人が亡くなった防災庁舎は震災遺構としての保存が決定されています 汗

そしていま土地の盛土造成が急ピッチでおこなわれている東側半分のエリア。 西側に土地を所有していた方が東側へと換地事業によって移る計画がすすめられていて、いまはその手続きの最終段階 タイ

勝倉漁業で所有している土地もその対象となる案件なので、担当者からしっかりと説明を受けながら手続きを進めていきたいと思います。 すべての手続きが完了するのはこれから約一年半後だとか マイク

となり町といっても、そうめったに来ることがないから、こういう機会にしっかりと見ていきましょうという事で、中心地のコンビニに駐車しての視察。 いま仮設店舗で営業中の「南三陸さんさん商店街」は、今年3月3日オープンに向けて新施設を建築中。 今度志津川にくるときには完成しているかもね 花丸

そして新しいショッピングセンターの起工式も先日おこなわれたようで、少しづつではるけれど街としての形が作られようとしていますね。 高台に移転した住宅街などはほとんどすべて新築物件で、まるでどこかの住宅展示場のよう。 たくさんの住宅メーカー入り乱れての建築ラッシュです icon12

今回ゆっくりと見学もできなかったけれど、今度くるときはまた何か新しい動きがみられると思うので、勝栄丸ブログでも引き続きお伝えしていこうと思います。 南三陸町の皆さんがんばってくださいね face02

南三陸町さんさん商店街のホームページはこちら → http://www.sansan-minamisanriku.com/
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 16:26

2017年01月22日

ULTRA FREEZER -60℃


世界中の海域で操業する遠洋マグロはえ縄漁船。 その漁獲物の運搬は、操業を行う本船での持ち帰り(独航)形式や、冷凍運搬船や超低温冷凍コンテナなどに転載しての輸送など様々 船

冷凍マグロの転載は海外基地を利用したり、操業する洋上で行ったりと、その時々の状況によっていろいろ。 冷凍マグロの主な市場が日本なので、比較的日本に近い漁場からは本船がそのまま戻るケースが多いけれど、遠い海域での操業となると冷凍運搬船などを使うことが多いですかね 花丸

今年最初の勝栄丸の水揚げでは、大西洋の漁業基地スペイン・ラスパルマス港にて世界最大の海運会社MAERSKの超低温冷凍コンテナを利用させて頂きました。 マイナス60℃で輸送しなければならない冷凍マグロのコンテナ輸送は、MAERSK社のSUPER FREEZERがほぼ独占との認識でいましたが。。。 タイ

先日清水に出張した際に、「ULTRA FREEZER -60℃」なるコンテナを見かけて、なんだこれは!とちょっと調べてみたところ、三栄海運株式会社とCWロジスティック社がおこなっている事業とわかって camera

そのホームページによると・・・ 
CWロジスティックス株式会社(CWL)はCOLDWAVE SYSTEMS LLC(本社米国マサセッチュー州 = 当時、現在は本社米国カリフォルニア州CWS GROUP LLCが承継)が1999年に開発したドライアイスを冷媒に使用しマイナス60度以下に保冷できる超低温コンテナを運用し、主にアジア地域で冷凍サシミマグロを輸送する営業活動を行うために2004年に設立されました。 CWLは超低温コンテナ輸送に特化したフォワーダーとして位置づけされています。

また、CWLは2009年に機械式の超低温コンテナ(ウルトラフリーザーと呼ぶ)を導入し、ドライアイスコンテナとの併用を始め、ドライアイスコンテナが利用できない地域でも対応できるようにしました。 2009年6月、韓国のコンテナ船会社興亜海運運航の「M/V "HEUNG-A TOKYO"」により、韓国から輸入されたマグロの輸送に同コンテナが横浜港で始めて荷揚げされて以来、順調にシェアを伸ばしています。 このコンテナは、エースエンジニアリング(韓国)がサーモキング(米国)の冷凍機を取り付け、開発したものです。 その後CWLはドライアイス式からウルトラフリーザーへの切り替えを進め、2015年4月にすべてのドライアイス式コンテナをオーナーへ返却しました。 CWLは2015年7月現在、ウルトラフリーザーを115本(110 x 40ft + 5 x 20ft)を運用しています。 今後、台湾をやその他アジア諸国を中心に運用エリアを拡大していく方針です。

との事。 そういえば、コールドウェーブっていうドライアイスを冷媒にした冷凍コンテナが昔あったっけと思い出して。 そのコンテナを改良して現在に至るんですね。 清水の関係者の話だと、外貨のマグロではちょくちょく利用されているのを見ますよっていう事なので、徐々に利用者が拡大しているんでしょう。 これからの冷凍マグロの輸送に使えるのかどうなのか、もう少し調べてみたいと思います face02

ULTRA FREEZER の情報は → http://www.saneitk.co.jp/kaisyaannai/eigyou.html#005
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 10:14

2017年01月21日

88勝栄丸がマグロ漁終え帰航に


昨年の春先に気仙沼を出港し、インド洋でのマグロ漁をおこなっていた勝倉漁業の第88勝栄丸が最終回の操業を無事に終えて日本に向け帰航の途に就きました。 船頭さんをはじめ乗組員の皆さまには、遠洋漁場での長期航海本当にお疲れさまでした クラッカー

今日の写真は以前の航海を終えて気仙沼に帰港した時の本船の勇姿です。 インド洋の荒波そしてマグロと格闘したあとがありありと見受けられる船体。 もうすぐ船員の皆さんと再会できますね 音符

本船はこのあとインド洋での経由地であるインドネシア・バリ島ベノア港に立ち寄ったあと、水揚げ港である静岡県清水港に向けることになります。 漁場からバリ島まで約10日、そして清水港まで12日の長い航行となりますが、付近航行の船舶などの動向には十分注意して安全航海でお願いしたいと思います 船

清水到着は2月13~14日頃になりますか。 漁艙内のまぐろの水揚げを終えて気仙沼に帰港するのはおそらく2月16~17日頃になると思うので、関係者の皆さまには宜しくお願いしたいと思います タイ

事務所ではすでに次の航海に向けてのドックの打合せや漁具・餌など資材の手配関係、そして新たな航海計画も含めて着々と準備が進んできています。 気持ちも頭もすごく忙しくなってきましたね pc1

船頭さんや幹部船員の皆さんには、今航海も本当にご苦労様でした。 航海を通じての皆様方の奮闘に陸上スタッフ一同心より感謝申し上げます。 かわりなく元気いっぱいでの再会が楽しみです 花丸

さあ1月下旬となって、さまざまな予定がすごくタイトになってきましたが、本船の入港に備えての準備作業などぬかりなきようしっかりと対応していきたいと思います。 陸上スタッフもよろしく頼みますよ face02
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 09:38

2017年01月20日

ミナミマグロ出漁対策協議会


今年最初の勝栄丸の冷凍マグロの水揚げが無事終わって、午後には東京に移動っていう予定だったから、清水でお昼ごはんでも食べましょうっていう事になって、かね田食堂さんに行ってみました 音符

食堂っていっても夜はちょっとした居酒屋さんになる清水では超有名なお店。 大型遠洋一本釣り漁船が三陸沖で漁獲した旬のトロガツオが周年食べられる、これがもちろん看板メニューなんですよね 船

お昼ごはんという事で、トロガツオとトロビンチョウを半分づつ、そしてご飯とお味噌汁が付いたお刺身定食のランチです。 やっぱ何度食べてもかね田食堂さんのお刺身は超美味しいです 親指

なんかここ毎日のようにマグロやカツオを食べているような。 マグロ業界で生きているから、自らおススメのお店を探してご紹介するっていうのも私たちの使命なんでしょう。 皆さんも一度どうぞ camera


清水のかね田食堂さんで絶品のお刺身定食を頂いて東海道新幹線で東京に移動。 一時間に一本のひかりを逃してしまったから、やむなくこだまでゆっくりと。 まあたまにはこういう移動もいいですね train_a03

そして東京で開催されたのは今年4月からのミナミマグロ漁場への出漁体制などを話し合う重要な会議。 日かつ漁協の幹部の皆さんと協議会委員の皆さんが一堂に会しての話し合いの場です タイ

日本船のミナミマグロ漁獲枠は資源の悪化等によって一時は2000トン台まで削減されたものの、関係国が協力しての厳格な資源管理を進めてきた結果その資源水準が順調に回復し、近年では徐々にその国別漁獲量を増やす決定がおこなわれています。 これからは更なる販売促進が鍵になりますね マイク

今年の漁獲量は昨年と一緒ですが、2018年からはミナミマグロの漁獲量が増えることになりそうなので、これまでの出漁方針の見直しなどもこれから議論していく重要事項。 日かつ漁協を中心とした出漁対策協議会での話し合いによって、これからの目指すべき方向性を探っていきたいと思います face02
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 08:25

2017年01月19日

マントル沖のトロビンチョウ


インド洋でのマグロ漁も終盤戦を迎え、勝栄丸各船も最後の追い込み操業中といったところでしょうか。 今週初めまではこの冬一番の寒波でしたけど、インド洋の漁場は灼熱地獄のうだるような暑さと聞きます。 その中で連日操業する乗組員の皆さんには、本当にご苦労様です 船

今年最初の勝栄丸の水揚げも予定通り清水港でおこなわれ、来月も勝栄丸のマグロの水揚げが続いていくのでその準備も怠りなくしなければなりませんね。 関係者の皆さまどうぞ宜しくお願い致します 親指

マグロの水揚げをしていたら美味しいマグロが食べたくなって、トロビンチョウのサンプルを味見してみることにしました。 超低温冷蔵庫で前もってブロック状に小分けしてあったものを解凍して。 よい鮮度の証「チジミ」のマグロでした。 メバチマグロなんかもいいけれど、トロビンチョウも美味いです 花丸

毎年4月から7月頃にかけて、日本とは真逆の冬の季節を迎える豪州西岸フリーマントル沖の漁場は、脂ののったトロビンチョウとメバチマグロの好漁場としてインド洋操業船の多くが操業するポイント icon12

一般的にはビンチョウといえば赤身とは言えない色で、味も淡泊なので、あまり評価が高くないけれど、この漁場のビンチョウは全くの別物なんですよね。 皆さんにもぜひ食べてほしいマグロです 食事

脂がのっている割にはしつこくなくて、飽きずにいくらでも食べることが出来る脂物。 家族の食卓でも大人気のマグロなんです。 刺し身の切り方が下手だからあまり美味そうに見えないかも(笑) camera

2月に帰港予定の88勝栄丸の漁艙にも、このトロビンチョウがまだ残っているから、気仙沼で水揚げする分を選別して持ってこようかとも思っています。 やっぱ美味いです、マントル沖のトロビンチョウは face02
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 11:17

2017年01月18日

第一勝栄丸のまぐろ水揚げ


雲一つない晴天ながらも気温がぐっと下がった清水港です。 遠洋まぐろ漁船の水揚げ基地、静岡県清水港の超低温冷蔵庫で今年最初の勝栄丸の水揚げっていうか入庫作業が行われました クラッカー

大西洋漁場で操業する第一勝栄丸が、アフリカのモロッコ水域で漁獲したメバチマグロなどを、漁業基地のスペイン・ラスパルマス港で超低温冷凍コンテナに転載して、清水港まで運んできました 船

日本とモロッコの漁業協定開始から昨年で30周年となって、その祝典には私も招待を受けて参加させて頂いてモロッコ代表にご挨拶。 その時の様子は勝栄丸ブログでもお伝えしたと思います。 脂のりのいい良質なマグロが獲れる漁場なので、これからも両国の協力関係に役に立っていきたいですね タイ


今回水揚げを行った場所は、普段作業をおこなっているところの対岸にあたり、大手水産会社八洲水産さんの冷蔵庫がある場所。 女川町の第3明神丸さんが入港し水揚げスタンバイ中でした camera

取引先の東洋冷蔵の第6冷蔵庫。 はじめてここでの水揚げです。 マグロを満載した超低温冷凍コンテナを冷蔵庫につけて、封印シールを切ってコンテナの扉を開封。 一気に冷気がたちこめます 雪

大きなメバチマグロやキハダマグロ、そして比較的小型のサイズまで混載してあるから、荷捌き台で品質を見極めながらのサイズ分け。 赤チョークでつけた二本線が極上品の印なんです 花丸

冷蔵庫内での作業は、時間が経つほどに足元からの冷気でだんだんと体が冷えてきますが、なんとか予定の時間内に作業が終了して一安心。 今回もお買い上げいただいて本当に有難うございました 親指

第1勝栄丸のコンテナ水揚げで始まった今年の勝栄丸のマグロ販売。 乗組員の皆さんが一生懸命に獲った製品なので、これからも少しでも高く販売できるように頑張っていきたいと思います face02
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 07:49

2017年01月17日

天然まぐろ丼(並)を味わって


今年最初の勝栄丸の水揚げの時がやってきました。 勝倉漁業の第1勝栄丸がアフリカ西岸のモロッコ・サハラ水域で漁獲したメバチマグロなど、超低温コンテナに転載しての正月明け一発目のお仕事です クラッカー

モロッコと日本の漁業協定は、昨年めでたく30周年の区切りの年を迎え、今年は更なる協力に向けてまた一歩前進する年。 その節目となるマグロ操業に勝栄丸がかかわることが出来てすごく光栄です タイ

モロッコ水域のマグロの値決めの前に、やっぱりマグロを食べる儀式っていうのは私的には譲れない事なので、通いなれている清水河岸の市まぐろ館で、どのお店がいいかなってちょっと散策 camera

さすがはマグロの街・清水だけに、ぜんぶのお店がマグロ料理を提供する店舗。 マグロ料理屋さんがこれだけ揃っていて共存共栄しているっていうのは日本全国探してみてもここだけなんでしょうね !

いろんなお店でマグロ丼を食べてきて、きょうはシンプルなマグロ丼が食べたいなっと、目に入ったお店にぶらっと入ってみました。 天然まぐろ丼(並)っていうメニューに誘われてね。 すごく美味しそうです 音符

いまメバチマグロは搬入量の減少によって昨年から好相場が続いていて、この正月明けもほぼ横ばい状態。 なので私たちのまぐろ漁船団にとっては結構いい環境なんです。 マグロの相場って株価のように一年中変動していてて、いまの状況が今後どうなるのかはだれも予想できない事 マイク

だけど、中長期的に見たら世界的な供給量の減少傾向によって、安定した相場になっていくのは業界人ならば誰しも感じている事。 今年はその動きを確認する重要な一年になるんだと思います 親指

年初のマグロ値決めを前にしてのマグロ丼。 すごく感慨深い味わいですごく美味しく頂きました face02
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 08:20

2017年01月16日

御崎神社のはじき猿


気仙沼唐桑町の先端に位置する御崎神社。 毎年一月のどんと祭に合わせて行われる例大祭、航海安全と大漁を祈願する神事に今年も参加してきました。 朝早い時間帯に車をはしらせます クラッカー

当日は気仙沼の最低気温がマイナス8℃と今年一番の冷え込み。 御崎神社までの道路もところどころ白く凍っているぽい感じなので、スタッドレスタイヤを履いているけれど慎重に運転です 雪

駐車場に車を置いて参道をすすむ中、海からの寒風が吹きっさらしでほんと寒い事。 コートの襟を立てて、マフラーや手袋で完全防備して、足早に社殿に向かいます。 参道の両側には屋台の列 音符

その中に御崎神社どんと祭の名物、縁起物の「はじき猿」のお店が。 勝栄丸の乗組員OBのご家族が毎年出店されているので、新年のご挨拶をしてちょっとだけ写真を撮らせて頂きました camera

社務所に入るとそこにはすでに顔見知りの漁業関係者の方々が。 ご祈祷の受付をすませ本殿に。 腹に響くような太鼓の合図で神事の開始。 漁業者の皆さんと共に新年のお祓いを受けました タイ

今年一年、勝栄丸各船の航海が安全で、無事故でありますように。 そしてマグロ漁が大漁満足でありますように。 商売繁盛と家内安全などを祈っての約一時間の神事。 準備していただいたお札を頂いて帰路につきます。 やっぱりこういう神事を終えると気持ちがすっきりとしますね 船

そして忘れていけないのは、「はじき猿」を購入することですね。 カラフルなはじき猿は一つ一つすべてがハンドメイド。 それぞれに違う表情をしているので、おススメの何点かを選んでいただいて。 会社そして自宅にと一年間飾らせて頂きます。 厄や災いをはじき去ってくれるといいですね face02
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 10:07

2017年01月15日

三陸沖イワシの解凍検品


インド洋で操業するマグロ船が続々と日本に帰港する時期になりました。 勝倉漁業の88勝栄丸も来月には帰港する予定で、早くも次の航海向けに準備する餌の手配を前広に開始となって クラッカー

先日の勝栄丸ブログでもお伝えしましたが、日本近海でのスルメイカの漁が極端に少なく各産地での浜相場が高騰して、マグロ船の延縄漁の餌としてはとても使える水準じゃないから、違うものを物色中 船

幸いにも、三陸沖でのサバやイワシが大量に水揚げされているけれど、サイズなどの点で一長一短あるのも事実。 サバは餌として使うにはちょっと大きめで、イワシは逆に小さいのが主体 タイ

それでも探せばいろいろ出てくるもので、来週にかけてさらに情報が入ってくるんだと思います。 そんなところにイワシのサンプルが届いたから、冷凍魚を解凍検品することになって。 だけどこの寒さの中だから、なかなか解けてくれなくて品定めするまでに相当な時間がかかってしまいました camera

2月に帰港する88勝栄丸だけじゃなくって、その後に帰港する123勝栄丸や大西洋で操業中の勝栄丸船団向けの餌も確保しなければならないので、その数量と言ったら膨大なものになりますね。 今年も安くていい餌が入手できるように、業者の皆さんには引き続きどうぞ宜しくお願いします 音符

アルゼンチン水域で操業する現地や台湾などのイカ船も今シーズンの操業を開始したとの情報。 日本近海のイカ漁は不漁の年だけれども、南半球アルゼンチン水域でのイカ漁に期待しています face02
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 13:37

2017年01月14日

週末ランチにマザーポート


平成29年が始まってもう半月が過ぎました。 新年早々の年賀のご挨拶や連日のように行われている各所での新年会など、慌ただしい毎日を過ごした週末。 ちょっとゆっくりしたいなとマザーポートに 音符

昨年12月には、会社の忘年会なども含めて何度か夜の食事会でも利用させて頂きました。 工夫を凝らしたお料理の数々、そして世界中の美味しいワインの品揃え。 とっても居心地のいいお店です 花丸

お昼のランチタイムには特に女性客が多くて、週末はお子さんを連れて家族で来られている方もたくさん。 週替りのランチメニューにしようか、ハンバーグやローストビーフにしようか悩みます 食事



食後はもちろん、アンカーさんの美味しいコーヒーで。 会社でもアンカーさんのカップオンコーヒーをたまに淹れてもらうと、なんかすごくリッチな気分になるんですよね。 すっきりとした味わいがいい cup

来週におこなわれる予定の勝栄丸のマグロの値段交渉と水揚げを前に、ちょっと考える時間も必要かな。 そんな時のアンカーコーヒーでのこういう時間はとても貴重だと思います タイ

そうだデザートを頼むのを忘れてたと思いだして、ガトーショコラとチーズケーキを追加で注文。 その写真は今日はないけれど、ぜひ食べたいっていう方はお店のほうで注文してみて下さい 親指

大きめのマグカップになみなみ注がれたコーヒーとデザートでランチタイムを〆て。 そろそろ出張の準備もあるから、会社に戻って書類の整理などをしてから週明けに備えたいと思います face02
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 09:41

2017年01月13日

気仙沼「〇安」さんで懇親会


成人式も過ぎて、お正月気分から普段のリズムにだんだんとかわってきた頃、東京からのお客さんをお迎えして、会社の応接室でいろいろと情報交換。 昨年末からの入港船や出港の予定など、特にこれから水揚げをひかえ帰港する船の動向などは注意深く見ておかなければなりませんね 船

船が動けば人が動く、日本人船員だけではなく、外国人船員に関しての打合せも重要事項。 今年大きな変更を予定しているだけに、彼らとの打合せにも熱が入ります。 今年もよろしく頼みますよ 親指

会社での話し合いもひと段落し、お二人とも気仙沼に泊まりなんですよっていう事だったから、それではと夕飯をご一緒することになって、気仙沼の隠れた名店「〇安」さんにお連れすることに 音符

17時の開店時間直後には満席になるほどの人気店なので、念のため予約を入れてお店に直行。 案の定、予約席以外はすでにお客さんでいっぱいの状態。 予約して行って大正解でした icon12

〇安さんに行くのが初めてのお客さんっていうことで、一通りお勧めの品を勝手に注文。 焼き鳥、かしわ、トンタン、牛タン、そして湯豆腐など。 かなり寒い一日だったので、熱々の熱燗で乾杯です beer

創業昭和7年。 かれこれ85年もの歴史のある〇安さんです。 震災前は南町の内湾エリアにあって、現在は仮設商店街で営業しているお店。 子供の頃から食べ親しんだ味で、納得のうまさですね 食事

気仙沼市民に愛されるづけている焼き鳥店の「〇安」さんに、また次の機会にもお客さんをお連れして懇親を深めたいと思います。 たくさん食べてたくさん飲んで、たくさんお話しして、すごくいい時間でした face02
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 08:25

2017年01月12日

大西洋向けの漁具資材輸送


大西洋でマグロ漁をおこなっている勝栄丸の操業も中盤戦となって、沖での操業に必要な漁具資材などの積込作業が行われました。 気仙沼・潮見町の勝倉漁業の倉庫には、取引先関係者の皆さん方が集合。 広い敷地内が大型トラックやフォークリフト、資材を積んだパレットなどで埋め尽くされます 花丸

大西洋の漁場に向けて静岡県・清水港から出港する冷凍運搬船にあわせ、気仙沼から陸路での輸送。 操業に使う漁具類や船員たちの食料、そして航海終了時のドック資材など 船

あらかじめ手配されていた託送品の数々が、船ごとに整然と並べられていて。 どの船の荷物かわかるように、個々の箱には識別テープを装着して、通し番号でリストアップされています ブック

倉庫内に保管してあったパレットも、フォークリフトで次々にトラックに積み込まれて。 今週は特に寒い気温の気仙沼なので、皆さん防寒対策をしっかりとして、新年の挨拶を交えての作業開始でした 音符

気仙沼から清水まで、そして大西洋の漁場へと運ばれる漁具や資材など。 合わせて乗組員の家族からの愛情のこもった品々もたくさんあるから、運搬船にはしっかりと届けていただきたいと思いますね camera

倉庫内の敷地にたくさん並んでいた託送品の積込も約2時間ほどで終了となって。 取引先関係者の皆さまには、寒い中での作業本当にお疲れさまでした。 また次回もどうぞ宜しくお願い致します icon14

今回気仙沼から送った荷物が漁場に届くのは約2か月後の3月。 沖合で操業する勝栄丸各船の皆さんには、楽しみに待っていてほしいと思います。 大漁と安航の願いを込めて送り出しました face02
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 08:38

2017年01月11日

123勝栄丸での洋上成人式


この3連休に日本各地でおこなわれた成人式の祝典のニュースがテレビや新聞などで報じられています。 今年の新成人の数は123万人で昨年よりも2万人ほど多いけれど、7年連続で総人口に占める割合が1%を切ったというから、やはり少子化の人口減少が顕著になっているんですね タイ

気仙沼でも成人式がおこなわれて、街中にはスーツや晴れ着姿の新成人がけっこう見受けられ、皆さんとても晴れ晴れとした表情をしてて。 成人式を迎えられた皆さん、本当におめでとうございます クラッカー

現在気仙沼では幹部船員の不足を補うべく、若手船員の確保・育成が急ピッチに業界を挙げておこなわれていて、高校を卒業したまだ若い人たちもマグロ漁師の道にチャレンジするようになりました icon14

勝栄丸に乗船する若手船員の活躍の様子はその折々にブログでもご紹介してきましたね。 一昨年から勝倉漁業の123勝栄丸に乗船する福岡県出身の若者がちょうど新成人となって、一緒に乗船している乗組員みんなで「洋上での成人式」をお祝いしたよと、写真とともに船頭さんからの連絡がありました 花丸

成人式といえば、男女ともめいっぱいの晴れ着で着飾って、同級生と一緒にお祝いするのが常だけど、遠洋マグロ漁に出ている船員が出席するのは難しい。 だけど、マグロ漁のあいまに作業着の合羽や手袋姿での記念写真、同僚の乗組員みんなから祝福を受けて、新成人を迎えた若手船員もすごくうれしそうな表情です。 3月に帰国したらしっかりとお祝いしたいと思います。 本当におめでとうございました camera

これからいろんなスキルをどん欲に吸収して、近い将来の勝栄丸の中心選手に成長できるよう期待しています。 関係者の皆さんには、これからも温かいご指導や励ましなど宜しくお願い致します マイク

遠洋マグロ漁を続ける123勝栄丸での「洋上での成人式」。 ほのぼのしたすごくいい光景です face02
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 09:44

2017年01月10日

気仙沼漁協の新年懇親会


新春恒例の気仙沼漁協の新年懇親会が気仙沼のホテルを会場に盛大に開催されました。 水産業界をはじめ国、県、市などの関係者約170名が出席して、新年を祝い気仙沼の地酒で乾杯です クラッカー

カツオやサンマ資源が危惧される状況の中、昨年の気仙沼の水揚げは数量で75,600トン、金額で199億3000万円となり、5年連続県内一の実績をあげました。 全国的に見ても数量で10位、金額で9位と、生鮮かつお一本釣りとサンマの水揚げが奮闘して前年を若干下回る水準と健闘 親指

ちなみに全国一の水揚げ港は、数量ベースでは銚子の275,000トンがダントツ。 金額ベースでは焼津港の465億円がトップという結果に。 焼津の水揚げ高は気仙沼の2倍以上なんですね 船

気仙沼の生鮮かつおの水揚げは、昨年20年連続日本一を達成。 震災後も途絶えずに達成できたこの記録は、全国のかつお船のご協力はもちろんの事、気仙沼の市場・水産関係者が総力を挙げて取り組んできた結果でしょうね。 さらなる大台への目標に向けて、みんなで頑張っていきたいと思います icon14

小野寺五典衆議院議員の祝辞の中で、現在わが業界で最大の課題となっている幹部船員の後継者問題への対策が現在省庁横断的に検討されていて、近々公にできるところまできたという報告がありました。 幹部船員になるのに必要な海技免状の取得へのプロセスが大幅に変更されるというもの ブック

昨年から情報を伺ってはおりましたが、国を挙げて幹部船員の育成をおこなっていくんだという意気込み、私たちが取り組んでいる後継者育成を後押しする制度改正なので、大いに期待したいです タイ

新年会会場内のテーブルを渡り歩いて、たくさんの方々と新年のご挨拶をして酒を酌み交わしながら楽しい会話をしているうちに、あっという間に時間が経ってお開きに。 新年懇親会に参加されたたくさんの皆様方には、今年も本当にお世話になります。 どうぞこの一年間宜しくお願い致します face02
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 08:20

2017年01月09日

女川のまぐろ屋「明神丸」さん


約6年ぶりに訪れた女川の新市街地見学の〆は、この日のメインイベントとして前から楽しみにしていた「まぐろ屋 明神丸」さんでマグロ丼を食べる事。 シーパルピア女川に新規出店してからもうすぐ一年になる「明神丸」さんでお昼ご飯をいただくことが出来ました 花丸

明神丸さんは女川町船籍の遠洋マグロはえ縄漁船。 太平洋やインド洋を主漁場としてマグロを漁獲していて、お店で使っているマグロは100%自社船が漁獲したマグロ。 どんなマグロ丼が食べれるんだろうってワクワクしながらお店に入ります。 すでにたくさんのお客さんがマグロ丼を食べていました 音符

料理長を務めているのは以前気仙沼の北かつまぐろ屋でお世話になっていた方。 久しぶりにお会いするのもとても楽しみにしていました。 元気で活躍されているようでなによりですね 親指


ミナミマグロやメバチマグロ、ビンチョウにメカジキなど。 水揚げの際に選別した厳選したマグロを、お店のマグロ丼として提供しています。 特にミナミマグロのトロや赤身のすばらしさ。 最高ですね camera

手にしているマグロ丼はとても小さなどんぶりに見えるかもしれませんが、じつはこれ大盛りなんです(笑) ミナミマグロのトロや特製ねぎとろ、トロビンチョウなどが盛り付けられたスペシャルなマグロ丼 食事

これがこの値段で食べれるんだからとってもリーズナブルな価格。 数量限定のマグロ三色丼(特上)1600円は、私たちのあとのお客さんで売り切れとなって、ぎりぎりセーフのタイミングでした icon12

シーパルピア女川に出店してもうすぐ一年。 昨年末の感謝記念セールの時には、西経漁場のメバチマグロとマントル沖のトロビンチョウの「ブツ」を食べ放題にしたら、とんでもない事になって、3日間で100㎏ものマグロを大盤振る舞いしちゃったんだとか。 お客さんはすごく喜んだことでしょうね 船

遠洋マグロ漁船の船元がマグロ丼を提供する「明神丸」さん。 極上のマグロがリーズナブルな価格で食べられるお店。 マグロ好きにはたまりませんね。 勝栄丸ブログをご覧の皆さまもぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。 とっても美味しいマグロ丼ランチ、ほんとうにごちそうさまでした face02
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 10:14

2017年01月08日

女川 「ハマテラス」でお買物


東日本大震災直後の5月以来、約6年ぶりに訪れた女川町で、新しいJR女川駅を中心とした新市街地エリアをゆっくりと案内してもらって、徐々に海のほうに足を運ぶと、そこにはもう一つの商業施設がありました。 「シーパルピア女川」などの女川駅前商業エリアオープンから1年。 駅から海に向かうレンガみち沿いに昨年末に完成した、水産物を中心とした物販飲食施設シーパルピア女川「ハマテラス」です クラッカー

海を基本コンセプトとした8店が出店し、ゆったりと滞在できる心地よい空間が楽しめるような工夫がいっぱいの施設。 海産物などのお買い物を楽しみながら、新鮮な女川の海の幸をその場で堪能できるすごくおしゃれな空間です。 魅力的な特産品がたくさんあって、思うわず財布のひもが緩んじゃいますね 花丸

平日にもかかわらず思いのほかたくさんのお客さんで賑わっているのにはびっくり。 こじんまりとした施設の割には商品のバリエーションがすごく豊富で、飲食ブースもカフェのような感じで、すごく居心地がいい空間だと思います。 一軒一軒のお店で試食させて頂きながらお土産物を品定めです 音符



一番人気なのは女川の旬の海の幸がこれでもかって盛り付けられた海鮮丼の「女川丼」なんだって。 価格もすごく安くって、大盛り文化の女川ならではのサービスの良さが感じられました 食事

そして海老の天ぷらが5本ものって890円と激安の海老天丼にも行列ができていました。 海の幸だけではなくて、本格的なステーキなども楽しめて、気仙沼でもこういう感じの空間があってもいいですね 親指

女川といえば、昨年気仙沼を抜いて本州2番目の水揚げ量を記録したサンマの主要水揚げ港。 そのサンマを加工した商品がたくさん。 サンマの黒酢煮やサンマの昆布巻き、サンマパンなど。 そして私の大好きなホヤを使った「ほやたまご」っていう珍しいものを試食。 すごく美味しくてお土産にそく購入 金貨

鈴幸漁業さんが納入しているフリーマントル沖で漁獲した「トロびんちょう」もショーケースで販売されていて、これからのマグロ販売にとても参考になりました。 そして女川といえば「高政のかまぼこ」でしょう。 いろんな種類を試食させてもらって、お気に入りの数種類をお土産に チョキ

お店の方達のお客さんを迎える接客がすごくいい。 とても気持ちよく買い物を楽しめると思います。 新しい観光スポットのシーパルピア女川とハマテラス。 素敵な空間と海の幸満載の楽しい施設でした face02
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 09:59

2017年01月07日

再建途中の女川を訪問


東日本大震災で気仙沼と同じく甚大な被害を受けた宮城県女川町。 あれからもうすぐ6年になろうというこの正月明けのタイミングで、久しぶりに女川町を訪れることが出来ました タイ

ちょうど震災から2か月後くらいだったでしょうか。 遠洋かつお・まぐろ漁業者の若手組織・促進会の有志が協力して、女川町の避難施設にカツオ丼とマグロ丼をお届けしました。 気仙沼と女川をあわせて3600食もの無料配布にたくさんの被災者の方々から喜んで頂いたのを覚えています 食事

その時に女川の高台から見た凄惨な津波被害の光景は今も目に焼き付いて離れません。 たくさんの命が失われた街、ぜんぶが茶色と灰色になった景色。 みんな言葉もなくただただ祈りを捧げました 汗

あれから6年、その女川が町の総力を挙げて復旧・復興に取り組んでいて、新しい素敵な新しい街に変貌しています。 高台には新しい住宅地ができ、海沿いの土地は嵩上げ工事がすすめられ、一昨年完成したJR女川駅を中心とした新商店街の再開発など。 新しい女川の街を案内していただきまた 花丸




女川町のシンボルとなる新しいJR女川駅は、自然な色調のかわいらしい駅舎。 建築家・坂茂氏の設計によるもので、建物全体に木や紙などの自然素材を多用した落ち着いた素敵な空間となっていて 音符

2階には温浴施設・天然温泉の「女川温泉ゆぽっぽ」があって、当日もたくさんの市民の方などで賑わっていました。 館内にはゆっくりとくつろげる空間が確保されていて、仕事じゃなかったらここでのんびりしたいなあと思うほど。 温泉を利用しているのか全館床暖房になっているのがとても優しいですね 親指

そして駅舎の目の前、海のほうを見渡せば、そこには新商店街の「シーパルピア女川」のシックな建物が低層で連なっていて。 ギターの工房やスペインタイルのお店、段ボールで作った「ダンボルギーニ」、マグロ丼の明神丸さんや地ビールのお店、気仙沼のアンカーコーヒーさんもお店を構えています camera

ふと足元を見ると、名前が刻まれたタイルが歩道に埋め込まれていて。 100年後になっても震災の記憶をなくさないために、街づくりに関わった一人一人の名前を刻んで残したんだとか。 素晴らしいアイデアだと思いますね。 こういう方々が女川町の再建に命を懸けて取り組んでいるんだから、必ずやたくさんの人が集う素晴らしい街に生まれ変わるんだろうなって思います icon12

約6年ぶりに訪れた女川町はまだまだ再建途中ではあるけれど、町民の復興への想いや町への愛情がとても感じられてとても感動しながら見学させていただきました。 また近いうちにぜひ来てみたいです face02
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 10:18

2017年01月06日

年賀のご挨拶を頂いて


勝倉漁業の新年の業務が開始となって、朝からたくさんのお客様の応対で大忙しの一日。 取引先業者の皆様方には、新年早々の年賀のご挨拶をいただきましてほんとうに有難うございました 花丸

年末年始からずーっと天候に恵まれて、なんかもう春になるのかなって錯覚しそうな日和だけれども、外の気温はまだまだ寒いんですよね。 これからの一か月が一年で一番寒い時期だっていう事なので、体調管理に気をつけながら新年のお仕事をすすめていきたいと思います タイ

会社の応接室でお客様を接待しながら、さまざまな話題で盛り上がった午前中。 ちょうどお昼時になったのでお昼ご飯でも行こうかっていう事になって。 お正月のごちそうを食べ過ぎて、たくさんお酒も頂いたカラダにはちょうどいいお蕎麦のお昼ごはんでした。 普段の日常に早く戻らないとね 音符

明日からはまた3連休。 飛び石のお正月休みのような感じもするけれど、今月中旬には勝栄丸のマグロの水揚げを予定し、下旬になればインド洋操業船が漁場を切り上げて日本に向けることになっているので、のんびりとしていられないのも事実。 じっくりと戦略を練ろうと思います 船

年末年始のマグロなどの水産物の売れ行きがどうだったのかすごく気になるところ。 築地市場での初セリも終わった事だし、これからのマグロ販売を見据えていろいろと情報収集していく一週間になると思うので、関係者の皆さんどうぞ宜しくお願いします。 荷動きが活発であればいいなと思います icon14

お正月の暴飲暴食で疲れたカラダを癒してくれるようなお蕎麦ランチ。 ごちそうさまでした face02
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 08:16

2017年01月05日

勝倉漁業の仕事始め


きょう1月5日は勝倉漁業の仕事始めとなりました。 この年末年始休暇は、天候にも恵まれて穏やかな休日を過ごせたように思えます。 これから一年間、皆さまどうぞ宜しくお願い致します クラッカー

豊洲への移転問題でもめている築地市場でマグロの初セリがおこなわれて、青森県大間産の212㎏のクロマグロが7420万円で競り落とされたというニュースで今年のマグロ業界の幕が上がりました。 1㎏あたり35万円という超高値。 毎年初セリのご祝儀相場、ある意味宣伝料っていう側面もあるのでしょう icon12

昨年はクロマグロやミナミマグロなどの脂物商材の卸値が軟化し、赤身が高値水準で推移した年でした。 原油価格高騰や円安傾向の為替そして株価動向など、あらゆる経済市況にもアンテナを張り巡らせながらマグロビジネスをおこなっていかなければなりません。 良質な天然冷凍マグロをたくさんの業者の方々にも使って頂けたらと思います。 勝栄丸ブログでもどんどん情報を発信していきたいですね 船

遠洋マグロ漁業界での一番の課題はなんといっても乗組員の後継者不足。 今日の業界紙・水産経済新聞でも特集されていましたね。 勝栄丸では幹部船員の後継者を育成すべく、若者を雇用して経験を積ませ、海技資格試験にチャレンジさせるなど、徐々に若い幹部船員が増えてきました icon14

次のステップは彼らに続く世代を育てる事。 今年は新たな人材確保と育成に向けて一歩前進させる年だと思っています。 遠洋マグロ漁船・勝栄丸に乗船しマグロ漁師にチャレンジしてみたいっていう方がございましたら、勝倉漁業までご連絡頂ければと思います タイ

大西洋クロマグロやミナミマグロは資源回復がすすみ国別漁獲量が増加に転じた一方で、先日も勝栄丸ブログで話題にした日本近海などの太平洋クロマグロの資源悪化の問題は今年さらに大きく取り上げられることでしょう。 過去最低水準の資源状況に全面禁漁との声もあがる太平洋クロマグロに日本をはじめ関係国は効果的な手を打てるのか、今後のWCPFCに注目していきたいと思います 汗

仕事始めで出勤すると、この年末年始休暇のあいだも各漁場にて操業を続けている勝栄丸各船から、年賀電報や年賀メールが届いていました。 乗組員の皆さんには今年も元気に活躍され、大漁でありますように。 安全航海とロスのない操業へのサポートを陸上から全力で支援していきたいと思います。 取引先各社の皆さま方におかれましては、本年も引き続きご愛顧の程どうぞ宜しくお願い申し上げます face02
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 10:20

2017年01月04日

気仙沼の蔵元「角星」さん見学


平成29年のお正月の三が日が終わり、勝栄丸ブログをご覧の皆さまには穏やかな天候のもとでゆっくりとした新年を迎えられたことと思います。 元旦から休まずブログを投稿してきて、今日までが勝倉漁業の年始休暇。 明日の仕事始めに備えて少しづつ正月気分から切り替えていかなければなりませんね 花丸

お陰様で昨年も365日休みなく勝栄丸ブログを掲載させていただき、たくさんの方々にご覧いただきました。 今年も遠洋マグロ漁業のことや気仙沼のこと、そしてマグロの仕事に携わる中で出会った事柄などを毎日掲載していきたいと思いますので、今年も引き続きご愛顧の程どうぞ宜しくお願い致します タイ

新年の業務が始まると、関係団体などの新年会が続いていきます。 毎年の事なので体調管理をしっかりしながら臨みたいですね。 そんな中で気仙沼のお酒をいただく機会が多くって、昨年本社が復旧・再建された気仙沼の蔵元さんを見学させていただく機会に恵まれました 音符

気仙沼の内湾地区・魚町の角星さん。 両国のブランド名で、地元では男山さんと並び人気を二分する蔵元さんです。 最近では「水鳥記」シリーズが大人気なんですよね。 私も正月用に購入です キラキラ



その角星さんの本店社屋。 東日本大震災で甚大な被害を受けましたが、建物の一部が幸いにも残り、その復旧工事が進められてきて昨年末に完成となって、立派なお店に復元されました。 文化庁の登録有形文化財に認定されていたから、復元することができたんだよって社長さんがおっしゃっていました camera

お店におじゃますると社長さん自ら案内していただいて。 明治時代から酒造りをおこなっている角星さんのお酒・両国ブランドの由来は、旧陸中の国(現岩手県一関市折壁町)で醸造し旧陸前の国(現宮城県気仙沼市)で販売したことにより、ふたつの国に渡る酒「両國」と命名されたんだとか 親指

店内まるでギャラリーのよう。 気仙沼風待ち復興検討会の事業によって復元された建物は、昭和初期の建物の名残、太い柱や屋根材などが、見学者にみてもらえるように展示されていて。 社長さん曰く、終戦当時には材料が少なかったから、漁船の部材や魚の木箱などを利用して当時建築されたんですよだって。 昔の気仙沼内湾地区の写真とともに、ちょっとタイムスリップしたかのような空間がありました 船

店舗の前は、震災復旧工事がこれからのエリアが広がっていて、まだまだ相当に時間がかかりそうですが、今年も少しづつ景色が変わっていくのでしょうね。 また近いうちに寄らせていただきたいと思います。 お正月が終わってこれからの新年会には、皆さんもぜひ気仙沼のお酒をご賞味ください face02

「両国」 株式会社角星さんのホームページはこちら → http://kakuboshi.co.jp/
気仙沼風待ち復興検討会のホームページはこちら → http://kazamachi.jp/
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 10:51

2017年01月03日

太平洋クロマグロの資源回復を


平成29年のお正月を迎え、勝栄丸ブログをご覧の皆さんはいかがお過ごしのことでしょうか。 豊洲に移転するはずだった築地市場は今年も築地での初売りという事になり、1月5日はどんなマグロ市況になるのか、これはこれですごく楽しみな事。 勝栄丸ブログでもお伝えできればいいなと思います クラッカー

おめでたいお正月の記事としてはちょっと重いかなと思ったけれど、昨年末からちょっと気にかけていたことがあったので、今日の勝栄丸ブログに書いてみました。 ちょっとだけお付き合いください マイク

大西洋クロマグロはかつての乱獲によりその資源量を大幅に減らした事で、一時はワシントン条約の付属書掲載に向けての動きにまで発展したことは皆さんも記憶にあるかと思います。 そのご大西洋のマグロ漁業管理機関(ICCAT)において、資源回復目標を定め国別漁獲量を大幅に削減し、関係国でしっかりと規則厳守をおこなったところ、劇的にその資源量が回復し、昨今の漁獲枠増につながったという経緯があります。 ミナミマグロ漁業でも同様の管理で資源回復が図られました 船

一方の太平洋クロマグロの資源管理はといえば、日本近海を含む中西部太平洋海域において、クロマグロ資源量が過去最低水準の危機的な状況にあるとの解析結果にもかかわらず、漁獲量の削減や管理が一向に進まず、12月のWCPFCでも日本の姿勢が大きな問題に発展したという報道がありました 新聞

水産庁の調査によれば、長崎県と三重県の漁業においてクロマグロの超過漁獲や過少申告、未報告や隠ぺいなどが発覚し、行政指導をおこなったという報道。 厳しい漁獲制限の歴史を経験してきた我々遠洋マグロ漁業者にとっては、日本沿岸でまだこんなことをやっているのかと半ばあきれてしまう事態 icon08

一番の問題はクロマグロの産卵前の未成熟魚を大量に獲る漁業の存在があるんだと思います。 写真の大西洋クロマグロのよう大きく成長した親魚を決められた数量を守って漁獲していくならまだしも、小さな未成熟のマグロを大量に獲ることを推奨するかのような方向性は間違ってるんじゃないかと思いますね タイ

太平洋クロマグロの現在の資源状況から見て、大幅な漁獲量の削減は避けられず、水産庁は国内漁業の大改革を断行すべき時に来たんだと思います。 法的な措置も必要でしょう。 漁業者一人一人がいい加減な認識ではこの状況は打破できず、自主管理から公的管理への早急な移行も必要だと考えます !

大西洋クロマグロとミナミマグロではこれから漁獲枠の増加が図られる一方で、日本沿岸を含む太平洋クロマグロでは大幅削減や厳格な管理導入に向けての動きが本格化する今年のマグロ業界。 勝栄丸ブログではマグロ漁業を取り巻く環境についてもこれから引き続きお伝えしていこうと思います face01
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 09:49

2017年01月02日

安航・大漁を願い初詣


新年を迎えて、勝栄丸ブログをご覧の皆さまはいかがお過ごしですか。 今年のお正月は天候に恵まれる予報も出ているので、初詣参拝はどこの神社もたくさんの人出だったのではないでしょうか 花丸

毎年元旦に参拝している大崎八幡宮へ家族みんなでの初詣。 今年は本当に天候がよくって、たくさんの参拝客でにぎわっていました。 参道下からの歩行車道が一方通行になっていたので、長い石段には長蛇の列。 屋台の出店をのぞきながらゆっくりと本殿に進みます 音符

大崎八幡宮は裸参りでも有名な神社。 毎年1月14日の夜「どんと祭」におこなわれる行事で、白さらし・白鉢巻に身を包んで鐘と提灯を持って数千人が参拝することでも有名。 見学してみたいものです ハッピ



徐々に本殿が近づいてきて、お賽銭を準備して順番を待ちます。 鳥居から約一時間近くかかったでしょうか、ついに私たちの番が来て、鐘を鳴らして二礼二拍手一礼の作法で参拝しました タイ

このお正月のあいだも沖の漁場で操業を続けている勝倉漁業の遠洋まぐろ船・勝栄丸各船の航海安全と大漁、そして商売繁盛と無病息災、そして家内安全など。 この一年間の無事を願い祈りをささげました。 正月恒例の初詣に参拝して、気分もすっきりしたような気がしますね 船

御札やお守り、そしておみくじなど、毎年と同じルーティーンをこなして帰路につきます。 参道にはさらに長い長い行列ができていて、早い時間に参拝して正解でした。 日本の伝統行事の初詣。 やっぱりこういう伝統的な風習っていうのはいいもんですね。 今年も気分よく仕事始めができそうです icon14

勝栄丸ブログをご覧の皆さんは、初詣には行かれましたか。 まだまだ正月を満喫したいと思います face02
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 08:36