2017年03月30日
仮設商店街が撤去期限を迎え
震災から6年が経って、ここにきて仮設商店街の撤去の話しが現実となってきました。 内湾地区の二つの仮設商店街のうち、気仙沼横丁は3月20日で営業が終了し、紫市場は一か月後の閉店だとか
甚大な被害を受けた気仙沼内湾地区で、たくさんの商店や飲食店などが仮設商店街に集まって賑わいを創出してきましたが、土地区画整理事業などにより立ち退きせざるを得ない状況になって
気仙沼横丁にしても紫市場にしても、皆さんそれぞれにすごく頑張って、将来の再建に向けての準備をしてきたんだと思います。 南町では共同店舗などによる再建先も計画されていますが、ぜんぶのお店が入居できるかって言えばそうじゃなくって、聞けば半分以下のお店しか再開の予定がないんだとか
そんな仮設商店街の一角に、かつては南町にお店を構えていた「とんかつ勝子」さんが来月の営業をもってしばらくは休業するとの情報を聞き、仲間とともに感謝の気持ちを伝えに行ってきました
トンカツなどの揚げ物を中心に、夜にはお刺身や一品料理など、市民だけじゃなくって気仙沼に入港するたくさんの漁船の乗組員にも愛されてきた老舗です。 勝子さんが休業するっていうのはすごく寂しい
最後の営業を惜しんで、ボランティアの方々もアカペラの大合唱でありがとうの気持ちを伝えます。 ぜひ必ずや近いうちにまたお店を再建してほしいですね。 こう思うのは私だけじゃないと思います
仮設での営業がそろそろ終わりを迎える気仙沼の被災市街地。 それぞれの事情はあるんだと思いますが、新しくなる市街地がこうした方々の総合力で再び人が集い賑わう街になっていく事を祈ります
これまで美味しいお料理と空間を提供して頂いた「とんかつ勝子」さん、ありがとうございました
Posted by 勝倉漁業株式会社 at
08:34