2017年09月06日
ミナミマグロ操業も終盤戦に
気仙沼を出港し南インド洋の漁場にて操業をおこなっている遠洋まぐろ漁船。 いまは豪州西岸沖のミナミインド漁場と呼ばれる海域での操業となっています。 日本とは逆の季節の真冬の海
時化が続く荒天が続くこの海域は、いまミナミマグロの盛漁期となっていて、2隻の勝栄丸も付近操業各船の中で奮闘中。 毎日本船からE-Mailで送られてくる漁獲報告に一喜一憂の毎日です
厳格な資源管理が行われているミナミマグロは、その資源を管理する国際機関・みなみまぐろ保存委員会(CCSBT)で全体の漁獲量とその国別配分量が決められ、出漁各船ごとに漁獲上限が設定されています。 2隻の勝栄丸もその割当数量を漁獲すべく全力で頑張っているところ。 本当にご苦労様です
資源管理が功を奏しその資源量は順調に回復基調にあって、これまで削減一方だった漁獲枠の増加が決定され、日本そして私たちの漁獲枠も増えてきているのは大きな前進です。 いま資源悪化が問題視されている太平洋クロマグロとは対照的に、こうすれば資源は増えるといういい前例になるはず。 資源を大切に守りながら増やし、そして有効利用していく。 そのモデルとなる魚種だと思います
先月からはじまったミナミマグロ漁ももうすでに終盤戦となってきて、中には漁獲枠をクリアーして北上する船も出てきました。 補給基地のインドネシア・バリ島ベノア港もこれから多くの船で混み合うのでしょう。 現地関係者の皆さんには、勝栄丸各船がまたお世話になりますが、どうぞ宜しくお願いします
あと少しとなった今年のミナミマグロ漁。 荒天海域での操業ですので、くれぐれも怪我や事故なく、そして美味しいミナミマグロを日本の皆さんにお届けすべく頑張ってもらいたい。 再開が楽しみです
Posted by 勝倉漁業株式会社 at
11:18