宮城県気仙沼港の遠洋まぐろ延縄漁船 勝栄丸 (SHOEIMARU) のブログです。勝倉漁業株式会社が運営する勝栄丸ブログでは、まぐろを取り巻く世界情勢や国内の動き、地域の情報などについてお知らせ致します。

2017年10月23日

台風直撃でのかつお水揚げ


季節外れの大型台風の通過コースとなった気仙沼です。 先週末に入港したカツオ船やサンマ船などは、漁を見合わせて気仙沼港内に係船しての厳戒態勢。 港町岸壁にはずらりと漁船が並びます いかり

そして昨日の日曜日には、漁を継続していたカツオ船団10隻が続々と気仙沼港に避難入港。 魚市場の岸壁に2隻3隻と抱き合わせでの接岸。 各船が無事に帰港してホッとしました 親指

その10隻のかつお船の漁艙には、先週の漁で漁獲した生鮮かつおが合計で22トン。 朝5時前に魚市場に向か移動中は、もうすでに冠水した箇所があったりと、台風の影響がもうすでにでていました 汗

通常であれば、入港の順番で船を入れ替えて水揚げを行うんですが、もうすでに風が相当強くなっていて白波もたっているから、船の移動は危険極まりない事なので、各船の乗組員が協力し合っての船ごしのでの水揚げ作業。 時折強く吹く風に体が飛ばされないように気を付けなければなりません ちからこぶ

これだけの数量なら、それほど時間がかからずに終える水揚げ作業も、大雨と強風のなか船ごしでの手渡し作業なので、2時間以上もかかって無事にようやく揚げきって。 皆さん本当にご苦労様でした 船

今日いっぱいは、かつお船も警戒態勢が続きます。 岸壁に固定するもやい綱を確認したり、防舷材を増やしたりと、各船の乗組員の皆さんもなにかと神経を使う1日になるかと思いますが、どうか安全にだけは十分に注意して頂いて、明日の出港に向けて体を休めてほしいと思います タイ

かつおの水揚げに使用する大きなブルータンクが強風に飛ばされたり、ずぶ濡れになって風邪ひきそうになったりと、たいへんなカツオの水揚げでしたが、なんとか水揚げを終えることができ良かったです face02
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 09:53