宮城県気仙沼港の遠洋まぐろ延縄漁船 勝栄丸 (SHOEIMARU) のブログです。勝倉漁業株式会社が運営する勝栄丸ブログでは、まぐろを取り巻く世界情勢や国内の動き、地域の情報などについてお知らせ致します。

2017年12月20日

震災後の新人船員採用、来春100名突破!


遠洋まぐろ漁船の国内最大の基地・気仙沼港。 昔から優秀な乗組員を数多く輩出してきた漁業の町ですね。 造船や機械・鉄工に無線など、多くの関連業者が揃っていて、ワンストップですべての作業ができる港。 なので、県外の船でも気仙沼を基地に活動している漁船が多くいます 船

陸上のお仕事でも人手不足が深刻なご時世。 漁業の世界でも乗組員・幹部船員の高齢化が進み、その後継者育成は急務で、産業の存続には必須要件になっています。 そこで、震災前から気仙沼の漁業者が必死になって進めている事、それが若手船員の確保・育成事業なんです タイ

私達が所属する宮城県北部船主協会が中心となって進めてきたこのプロジェクトが、来春に一つの節目を迎えると新聞で報じられました。 なんと震災後の新規乗船者が100名を超すところまできたそうです クラッカー

勝倉漁業でも来春の新人船員乗船を決めているから、もしかすると勝栄丸の新人君が100人目の乗船者になるのかもしれませんね。 コツコツと一人ずつ丁寧に接して育ててきた結果が、こうして実を結ぶ。 初めから今の状況を予想する事は出来なかったけれど、振り返ってみると、船主協会と各漁業会社の努力の賜物、そして遠洋漁業の世界に飛び込んできてくれた日本中からの若者のおかげだと思います 花丸

それでもこれはゴールではなく通過点です。 乗組員の確保・育成は簡単ではなく、これまでの取組みでもたくさんの課題がありましたが、さらにたくさんの若手船員を採用し育て幹部船員として活躍していただけるよう、これを契機としてもう一段高い目標を掲げて頑張っていかなければなりませんね。  いかり

将来の遠洋まぐろ漁業を維持・存続・発展させるためには、この新人船員の確保はこれからも継続して真剣に取り組んでいかなければならないこと。 全国各地でも同様の取組を行ってほしいと思います icon14

船主協会の事務局長そして職員の皆さん、会員企業・各船の皆さん、これからも宜しくお願いします face02
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 08:43