宮城県気仙沼港の遠洋まぐろ延縄漁船 勝栄丸 (SHOEIMARU) のブログです。勝倉漁業株式会社が運営する勝栄丸ブログでは、まぐろを取り巻く世界情勢や国内の動き、地域の情報などについてお知らせ致します。

2018年04月22日

今季最初の生鮮かつお水揚げ


4月も下旬となって、暖かな過ごしやすい陽気が続いている気仙沼です。 今週末の東京での会議に出席して気仙沼に戻ると、なんとこの時期では珍しい生鮮カツオの水揚げが行われていました クラッカー

昨年は確か5月10日に青森県の第26惣宝丸さんの水揚げでカツオシーズンがスタート。 4月の水揚げは記憶にない、平成に入って最も早い時期の水揚げなんだとか。 予想もしなかった早いタイミングでのカツオの水揚げに、気仙沼魚市場は一気に盛り上がりを見せ、多くの仲買さんで賑わいました 花丸

今年最初の水揚げを行ったのは、巻き網運搬船の第11大師丸。 八丈島沖で漁獲した生鮮かつおとキハダマグロを約70トン。 そのうちカツオは26トンだったので、全体の37%ほどになります 親指

この時期だから比較的小さいサイズのカツオが中心かと思ったら、3㎏以上の「大」や4kg以上の「特大」サイズも結構な割合で入っていて、今年のカツオに期待しちゃいます。 カツオの平均単価は1㎏あたり434円でした。 1日の漁獲で3000万円を超す水揚げとなって、幸先のよいシーズン開始ですね icon14

数日前の19日には、第16大師丸さんが小型のクロマグロを53トンほど気仙沼魚市場に水揚げし6600万円ものみずあげがあったから、同じ会社の船で数日のうちに1億円も水揚げしたのだからすごい。 いま勝浦港での水揚げが中心の一本釣り漁船の皆さんにも、早く気仙沼に来てほしいと思います 船

今年は22年連続生鮮かつお水揚げ日本一を目指す気仙沼。 これまでで一番早いタイミングでの生鮮かつおの水揚げに沸いた魚市場が、後続船が次々と入港してさらに盛り上がっていくといいですね タイ

昨年の秋以降は生鮮かつおを食べていないので、そろそろカツオのお刺身が食べたくなってきた。 それも、気仙沼で水揚げされた新鮮なかつおがいいかな。 次のチャンスに期待する事にしましょう face02
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 11:28