2018年05月12日
早くも次航海向け餌料検品
大西洋での長期航海を終えて、基地港のスペイン・ラスパルマスに一昨日入港した第7勝栄丸。 船頭さんをはじめ乗組員の皆さん、本当にお疲れさまでした。 本船から、そして現地代理店からも、入港後の作業が順調にすすみ、予定通りの日程で帰国できる旨の連絡が入って。 皆さんとの再会が楽しみ
そして大西洋で操業するもう一隻の第1勝栄丸も、今週末には予定の操業をすべて終え冷凍運搬船・24大盛丸との会合を予定し、同じくラスパルマスに向けて帰航の途に就くことになっています
一方、今年1月にインド洋から南太平洋に移動してマグロ漁をおこなっていた123勝栄丸の操業もあと僅かとなって、早くも次航海の延縄漁に使用する餌の手配なども始まるタイミングになりました
ラスパルマスに係船する二隻の分として、各産地から冷凍コンテナで餌料を搬送。 アルゼンチンからは松イカ、日本からはイワシなど、いずれも大量に確保しなくちゃならないので、結構な金額になる
かつてはイワシの産地といえば、北米のオレゴン州アストリアが中心だったものが、資源管理が強化され漁獲量が激減しましたが、ちょうどタイミングを同じくして、日本近海でのイワシ資源が大きく増えたことによって漁獲量も多くなり、銚子などを中心に餌料向けの冷凍イワシが生産されるようになって
取引先業者が取り寄せたサンプルを見せてもらっての検品作業。 製品のおもてだけではなく、裏も見ないとね。 写真はその裏側を撮ったもの。 このあとで解凍して一尾づつ目方を計って、内臓の内容物をチェックして。 時期によっては卵持ちのイワシも多いので、しっかりとチェックしなければ
気仙沼港積みの餌料、そしてスペイン・ラスパルマス港で積込むロット。 またはケープタウンなどの補給基地で積込むものなど、その時々で柔軟に対応しなければならない。 それがマグロ船の操業・運航を陸上側からサポートする我々のお仕事のひとつ。 このイワシでマグロがたくさん釣れるといいですね
Posted by 勝倉漁業株式会社 at
08:54