2018年08月09日
今季のミナミマグロを水揚げして
お盆前におこなわれた静岡県清水港での第88勝栄丸の冷凍マグロの水揚げです。 前日の大西洋操業二隻分のメバチマグロなどの水揚げに続き、今季のCapetown沖のミナミマグロの水揚げでした
New Zealand周辺から豪州南岸、そして南インド洋から南アフリカ沖にかけて、南半球の高緯度に広く回遊・生息するミナミマグロを狙って、日本の遠洋まぐろ延縄漁船が各海域に出漁しています
気仙沼を出港して約一ヶ月をかけて、南アフリカ沖の漁場まで船を進め、Capetown沖のミナミマグロを対象とした操業を行ってきた88勝栄丸。 漁獲物を冷凍運搬船の24大盛丸に洋上転載し、清水港まで運んでの水揚げとなりました。 今回は三隻の勝栄丸がお世話になりました、有難うございました
一時は資源悪化等によって、その漁獲枠や国別配分量を大きく減らしたミナミマグロですが、その資源を管理するCCSBTでの厳格な漁獲規制、日本をはじめとする漁船側の規制措置やルールの厳守、そして資源調査などへの協力などによって、ミナミマグロ資源量は劇的な回復を見せましたね
そのため2018年からの3年間、日本の漁獲割当や各船に割り振られる漁獲上限も増加して、その新しい枠組みの中での操業となった今季、各船とともに順調な漁獲をこなしたシーズンでした
今航海から本船の指揮を執る船頭さんのもと、日本人船員とインドネシア船員が一致協力してマグロ漁をおこなった成果。 その第一弾の水揚げなので、こちらも普段以上に気合が入ってしまいます
漁獲上限までのミナミマグロ漁を終えた本船は、南アフリカ・ケープタウン港で燃料や食料などの補給をおこなったのち、大西洋のアフリカ西岸に漁場を移しての操業となっています。 来年年明けの帰航まで、折り返し地点のところまできました。 関係者の皆さん今後とも引き続き宜しくお願いします
二日間にわたりおこなわれた興津埠頭での冷凍マグロ水揚げ。 ほんとうにものすごい暑さでした
Posted by 勝倉漁業株式会社 at
08:17