2018年09月05日
遠洋鰹船・第18勝栄丸の冷凍かつお水揚げ
先日までは湾内の岸壁も広くスペースが空いていた気仙沼港ですが、台風の接近に伴って一気に入港船が増えて、船のつけどころがないほどの込み具合となっています。 台風ならではの光景ですね
台風を警戒して日曜日の夕方には気仙沼に入港した焼津船籍の遠洋カツオ一本釣り漁船の第18勝栄丸さんの冷凍かつお類の水揚げが週明け二日間にわたりおこなわれ、勝倉漁業の問屋部門もつきっきりでの対応となりました。 勝倉漁業取り扱いの遠洋カツオ船の水揚げは約4年ぶりのこと
三陸沖での漁獲したB-1凍結の船凍かつお類が約170トン。 漁艙からコンベアーやモッコを使って次々と水揚げされると冷気があたりにたちこめて。 魚市場職員や勝倉漁業のスタッフが選別作業に大忙し
冷凍魚を専門に輸送するトラックを焼津からそして気仙沼で手配。 気仙沼の規格でいうと中小サイズの2~2.5㎏ものを中心にベルトコンベアーを使ってトラックの荷室内に落とし込んでいきます
漁艙内では本船の乗組員が防寒着を着込んでの水揚げ作業。 クレーン車のドライバーに合図をだし、連携をとりながらモッコを使って一度に大量のカツオを陸揚げするけれども、カツオの本数が多いのでなかなか予定する通りの時間内に進めることができなくて、遅い時間まで作業して頂きました
二日間にわたる冷凍かつお類の水揚げは、1日目は約6時間、2日目は6時間半ほどと、合計で約12時間を超える水揚げ作業となりましたが、気仙沼魚市場職員の皆さんや関係業者の皆さんにはほんとうに頑張って対応して頂きまして有難うございました。 二日間お疲れさまでした
水揚げを終えると、カツオを冷凍するブライン液をつくるための大量の塩の積込み作業。 海水に塩を溶かすことによって、より塩分濃度の濃い海水を作り、それを冷却すると凍らない海水となる。 釣ったカツオをブライン液に投入し急速凍結とするのがB-1凍結の手順。 B-1カツオのタタキが食べたいですね
第18勝栄丸さんにはこれを機会にまた気仙沼港のご利用をお待ちしております。 お世話さまでした
Posted by 勝倉漁業株式会社 at
10:15