宮城県気仙沼港の遠洋まぐろ延縄漁船 勝栄丸 (SHOEIMARU) のブログです。勝倉漁業株式会社が運営する勝栄丸ブログでは、まぐろを取り巻く世界情勢や国内の動き、地域の情報などについてお知らせ致します。

2018年10月20日

シーズン終盤戦の三陸沖かつお漁


このところ出張で気仙沼を出たり入ったりと、魚市場での水揚げに立ち会う機会が少なかったけれど、週末の入港船には早朝からの現場で対応することができて。 会社のスタッフの皆さんもご苦労様です 音符

最近のカツオの漁場は気仙沼からほんと至近距離の場所。 1時間も航行するとすぐ商売(操業)が開始されるから、各船の乗組員の皆さんも緊張感を持ち続けながら終盤戦の奮闘ですね 船

それでも先日までに比べるとだんだんと一日あたりの漁獲量が落ちてきて、魚群の数が少ないところに30隻ほどのカツオ船が操業しているから、カツオの群を早く見つけたもん勝ちの、船頭さん曰く「いす取りゲーム」みたいな感じなんだとか。 ソナーや素群の探索で、各船ともに頑張っています ちからこぶ

10月も間もなく下旬になろうとしていて、今週水揚げを行った数隻のカツオ船が南の海域に向けて三陸沖漁場での操業を切り上げました。 これから徐々にそういう船が増えていく時期なのかも 汗

操業隻数が少なくなると、まとまった漁獲を一発あてた船は水揚げ金額が多くなる。 今月いっぱいだけではなく、11月まで各船の操業が続き、気仙沼へのカツオの供給が継続されることを祈ります タイ

一方のサンマ棒受け網漁は、魚群が南下してきた事で漁場が比較的近場となって、大型漁船に加えて連日のように小型船によるサンマの水揚げもおこなわれるようになってきました。 各船ともに絶好調 クラッカー

サンマの価格はひと頃に比べるとだいぶ落ち着いてきましたが、それでも昨年の不漁により陸上在庫が少ない事から取扱業者の旺盛な買い意欲のもと活発な取引が行われていて活気のある気仙沼港です face02
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 08:32