2018年10月28日
勝栄丸新造船の主機関公試運転
新潟造船で建造が行われている勝栄丸の新造船。 その建造状況の確認や仕様打合せを終えて、こんどは新潟原動機の内燃機工場に移動しての主機関の陸上公試運転に立ち会ってきました
先週には群馬県の新潟原動機太田工場での発電用補機関の公試運転に立ち会ったのに続き、二週連続です。 工場公試運転方案については前の週も同じような説明を受け経験した事なので、今回の主機関の公試運転の進め方を聞いてもすんなりと理解することができて。 さっそく現場に向かいます
すでに工場内には新造船に納入される主機関が陸上公試運転をおこなうばかりに据え付けられていて。 試運転方案に沿って、始動試験から開始。 補機関に比べると音がだいぶ静かですね
最低回転速試験に続き、負荷試験では25%50%75%100%110%と一定時間ごとに負荷をかけていき、その回転数での各数値を計測。 水産庁の検査官も立ち会っての陸上公試運転でした
新潟原動機のエンジニアの皆さんも、各部のチェックを行いながら真剣な表情での対応。 計画された数値内におさまって、設計通りの性能が示されているのか、出荷前に必ず行われる最終工程です
減速機試験や各軸受の温度計測、そして遠隔操縦装置と保護装置の試験を終えて順調に公試運転が終了。 公試運転で計測された各部の数値データを試験成績表にまとめるのに約3時間ほど。 夕方の時間帯におこなわれた講評では、すべて良好との結果報告が。 関係者の皆さん、お疲れさまでした
二週続けておこなわれた勝栄丸の新造船に搭載される主機関と補機間の陸上公試運転が無事終了です。 対応いただきました新潟原動機、新潟造船、そして関係者の皆さま、本当にお世話さまでした
Posted by 勝倉漁業株式会社 at
10:13