宮城県気仙沼港の遠洋まぐろ延縄漁船 勝栄丸 (SHOEIMARU) のブログです。勝倉漁業株式会社が運営する勝栄丸ブログでは、まぐろを取り巻く世界情勢や国内の動き、地域の情報などについてお知らせ致します。

2019年04月23日

旋網船がクロマグロを145トン水揚げ


まもなくシーズンインとなる生鮮かつおの水揚げを心待ちにする気仙沼港です。 昨年は4月にも巻き網船によるカツオの水揚げがあって、幸先の良いスタートとなりました。 今年も早期の入港を期待です 音符

気仙沼漁協も決算時期を迎えて、頻繁に理事会が開催されて総会に向けての準備がすすんでいます。 魚市場運営委員会での新市場棟への要望事項と合わせ、しっかりと対応していかなければ タイ

先週末に塩釜港に生鮮クロマグロが水揚げされたとの報道があって、もしかしたら週明けに気仙沼にも入港があるのではと思っていたら、案の定、78大師丸が入港して生鮮クロマグロの水揚げをおこないました。 予定では100トンとの情報でしたが、水揚げしてみるとなんと145トンもあったとか 船

旋網船によるクロマグロの水揚げがあったのは気仙沼だけではなくて、塩釜港には11大師丸により140トンが、銚子港には12大師丸により120トンが水揚げされたっていうんだから、夏漁のはじまりとは言ってもかなりの大漁だったことは間違いなし。 市場内がクロマグロで埋め尽くされました camera

気仙沼に水揚げされたクロマグロは他港よりも大型のマグロで80~100㎏ものが主体。 塩釜港では40~60㎏、銚子港のは50~60㎏ものが主体と、気仙沼に水揚げされたもが一番大きいものでした icon12

日本沿岸で漁獲される太平洋クロマグロは資源悪化の影響で漁獲が厳密に管理されていて、巻き網船への漁獲割当は全体枠と個別枠とがある模様で、今回の大漁を受けて残りの漁獲枠が少なくなっているとの情報。 どんな管理になっているのか私たちにまで伝わってこないので情報が欲しいですね pc1

一度に145トンもの生鮮クロマグロが水揚げされ、他港にも潤沢に供給されたクロマグロなので、市場での販売価格は先週よりも安く、気仙沼では平均単価805円/㎏の相場と先週の約半値という結果に汗

久しぶりに魚市場に足を運び、生鮮かつおの前に気仙沼を賑わせたクロマグロの水揚げ視察でした face06
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 09:43