2019年09月26日
クロマグロ操業前に数日間の寄港
大西洋でマグロ漁をおこなう日本漁船の基地港となっているアフリカ西岸に浮かぶグランカナリア島ラスパルマス港。 北大西洋漁場にてこれからはじまるクロマグロ漁に向かう船で混み合っています
新船初航海で気仙沼を出港し大西洋漁場に入ってのメバチマグロ漁をおこなってきた第127勝栄丸。 そして一足先に漁場に到着して、127号と合流してまぐろ漁をおこなった第1勝栄丸の二隻が、同じタイミングでラスパルマスに補給入港となって、数日間の港内作業となっています。 ほんとご苦労様です
北東大西洋クロマグロは、一昔前には乱獲などのためその資源量を大幅に減らした時期がありましたが、全体の漁獲量を削減するとともに透明性のある漁獲~流通管理をすることで、数年で資源量がV字回復し、いまではもっとも計算がたつ漁場へと成長しましたね。 今年もその漁が開始されます
日本全体の漁獲枠を出漁漁船に配分し、漁獲上限に達した船は漁場を離脱する。 もっともっと獲りたいけれど獲らないで我慢するのがいまのルール。 このスキームで毎年の漁を重ねてきました
今年も10月から開始するアイルランド沖でのクロマグロ漁の前に、中部大西洋で漁獲したメバチマグロなどを超低温コンテナに転載する作業がおこなわれ、乗組員が総出で積込み作業にあたりました
コンテナへの漁獲物転載のあとに行われた燃料油の積込みでは、開始時間が遅れたこともあって夜遅くまでかかってようやく作業が終了したとの事。 乗組員の皆さんにはほんとお疲れさまでした
今回のラスパルマス寄港では、入港船が多く当初予定したとおりのスケジュールで作業が行えず、ゆっくりする時間もとれなかったかもしれませんが、少しでも時間を見つけてリフレッシュしてもらえたらと思います。 あとは出港を待つばかりとなった二隻の勝栄丸。 くれぐれも気を付けて頑張ってください
Posted by 勝倉漁業株式会社 at
09:21