2019年10月04日
道東水域で小型イワシが連日大漁

10月となって、生鮮カツオや生鮮サンマの水揚げが連日のように続いて、一気に秋漁が本格化してきた気仙沼です。 カツオにも脂がのり始め戻りガツオの一歩手前っていう感じ。 美味そうです

カツオやサンマの水揚げと並んで今週続けておこなわれているのが、旋網船によるイワシの水揚げ。 それも尋常な数量じゃなく、一隻あたり200トンにもなるから、相当資源的には良好なんでしょうね

漁場は北海道の道東水域。 大型の旋網船や小型の船まで入り乱れての操業となっていて、各船ともに満船ともいえる数量を漁獲していて、漁場から遠い気仙沼にまで水揚げして頂いてがありがたい

イワシのサイズ的には60g~80gの小型が中心で、まぐろ延縄漁船向けの餌料としては小さすぎるものだけれども、これはこれで需要があって、北海道の約2倍の単価での取引になっていますね

仲買業者さんによると、80g以上のものは水産加工にまわされて食用に向き、それよりも小さなサイズは養殖ハマチなどの餌として利用されるんだとか。 鮮度によってはミール向けもあるのかな

養殖ハマチなどの餌として冷凍し出荷されたものは、養殖場にてミンチ処理され、配合飼料とまぜて団子状にして給餌するんだとか。 だからイワシの大きさはあまり関係なく、小さなサイズでもOK

脂ののり具合や鮮度にはこだわりがあるそうで、即、養殖魚の品質にも直結するから気をつかうんだよって事でした。 一日で200トンものイワシの漁獲、もう少し大きなサイズだったらなあと思いながら、水揚げ現場をあとにしました。 問屋さんも合羽に長靴姿で大忙しで対応の様子。 ご苦労さまです

小さなサイズのイワシでも食べればかなり美味いのは確か。 機会があれば試してみたいと思います

Posted by 勝倉漁業株式会社 at
07:24