宮城県気仙沼港の遠洋まぐろ延縄漁船 勝栄丸 (SHOEIMARU) のブログです。勝倉漁業株式会社が運営する勝栄丸ブログでは、まぐろを取り巻く世界情勢や国内の動き、地域の情報などについてお知らせ致します。

2019年10月31日

生鮮かつおとサンマの漁模様


10月も月末の週に入ってきて、すっかり秋めいた気候となってきた気仙沼です。 日中は18℃くらいまで気温が上がるものの、朝晩はほんと涼しくて、朝方などは車の窓ガラスが白くなってきています 雪

台風21号が通過してから、生鮮かつお一本釣り船団は沖合の東経150度付近での魚群探索となっていますが、大きな漁は見えてこず、昨日なども全部で20トン程度の水揚げにとどまっています 船

それでもカツオの身質は最高で、脂ののり具合もバツグンでまさに戻りガツオっていうところ。 昨年一年間の水揚げ数量に達したとの報道もあったから、さらなる数量の上積みを期待したいと思います タイ



そしてもう一方の秋の主役、サンマ棒受け網漁船によるサンマ漁は、根室沖のロシア水域で各船ともに奮闘中の様子で、一晩あたりの各船の漁獲もV字回復の様相となってきました。 サンマの魚群が徐々に北海道沖に南下しはじめて、きょうは日本のEEZの内で漁獲されたサンマも水揚げとなっています 花丸

気仙沼への入港船も、先週は8隻で550トン、今週も5隻で400トンと、例年に比べると相当に少ない数量ではありますが、コンスタントに水揚げされるようになり、例年この時期に比べて浜高の相場付きで推移。 これから11月が勝負のサンマ船団には、安全操業に気を付けて頑張ってほしいです クラッカー

そんな魚市場でのお仕事を一息ついて、魚市場前の鶴亀食堂での朝ごはん。 いま大漁に恵まれている道東水域のイワシを梅煮にした定食です。 骨まで柔らかくしっかりと煮込んであって、塩加減と酸味のバランスがちょうどよくて、すごくご飯によく合いますね、気に入りました。 いつもご馳走様です 食事

入港中の漁船の乗組員の皆さんもカウンターに陣取っては、ビールを飲みながら情報交換をしていて、もうすでに乗組員の憩いの場として定着した感じ。 朝ご飯をいただいて仕事に向かいましょうか face02
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 10:12