宮城県気仙沼港の遠洋まぐろ延縄漁船 勝栄丸 (SHOEIMARU) のブログです。勝倉漁業株式会社が運営する勝栄丸ブログでは、まぐろを取り巻く世界情勢や国内の動き、地域の情報などについてお知らせ致します。

2019年11月18日

着実な成果がでてきたカイゼン検討会


気仙沼の近海・遠洋まぐろ漁業者が中心となって、トヨタ自動車東日本や気仙沼市、漁労長OB、関係業者・団体などにご協力いただいての「延縄漁業カイゼン検討会」も3年目の活動に入っています 花丸

これまで二年間の活動では、乗組員へのアンケートなどをもとにして検討するテーマを絞りつつ、現地現物を確保しながらさまざまな改善案の検討を進めてきて、着実な成果が見えてきていますね 音符

すでに実際の操業現場で活躍する漁船へ導入された新しい技術などもあり、これまで固定観念にとらわれないさまざまなアイデアを現実の形にしていく作業がおこなわれているんです。 船主の理解、各船漁労長の理解を経て、乗組員の理解や意識の浸透が今年度の大きな課題になってきています タイ

超低温区画内での作業全般の見直しでは、これまでになかった角度からの検討がなされ、既存の遠洋まぐろ漁船の設備や構造にもとらわれない斬新な発想での議論が重ねられ、乗組員がより楽に、短時間・少人数で作業ができるような環境を提供できないかと、頻繁に検討会がおこなわれているところ 船

そしてもう一方の、投縄から揚縄における作業カイゼンでは、これまで船主が関わることが少なく現場の判断・対応にまかせてきた部分についての検証がおこなわれていて、今回の会合では私たち自身が揚縄作業にみたてたゲームを疑似体験する事によって、カイゼン効果を実感する取組がおこなわれて 親指

その他にも新たな機器の試作機のテストの様子が動画で紹介されるなど、2時間ほどの検討会があっという間でした。 今年度の活動もあと半年を切って折り返し地点となりましたが、検討会に参加されている皆さんには、これからも引き続きどうぞ宜しくお願い致します。 テーマ②の会合お疲れさまでした face02
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 08:33