2019年11月28日
時化を避けサンマ船が全船帰港に
今年は7月から開始された気仙沼での生鮮かつおの水揚げは、最後まで残って操業してくれた今週初めに水揚げした3隻を最後に、今シーズンの取引が終わりとなりました。 あっという間でしたね
生鮮かつお水揚げ量23年連続日本一を目指して臨んだ今季。 高知県や宮崎、三重県などのカツオ船が気仙沼を基地に奮闘して頂いたおかげで、なんとかその目標も達成することができたけれど、以前よりかなり水揚げ数量を減らしているので、その背景にある問題にも対処しなければなりません
そして8月下旬から開始となった大型船によるサンマ棒受け網漁は、シーズン初めの公海域での操業を経て、ロシア海域そして北海道沖から青森沖と、だんだんとその魚群が日本沿岸に近づき、そして南下してきて、現在の主漁場は気仙沼沖にまで達してきました。 終盤戦の様相を見せてきています
現在出漁している大型さんま棒受け網漁船はぜんぶで52隻ほど。 気仙沼沖の海域を中心に操業している各船は、時化模様の天候を回避して、気仙沼、大船渡、女川などの各港に全船入港しました
気仙沼にもきょうは大型サンマ船が16隻、そして小型船2隻を含め合計で265トンほどの数量が水揚げされ、気仙沼魚市場は北岸壁から南側岸壁までずらりとサンマ船が並び早朝から水揚げです
北海道沖から徐々に南下してきたサンマの魚群は、サイズ組成が徐々に小型のサンマの割合が多くなってきて、100g未満の細いサンマの割合もかなり多くなってきた事から、浜相場も先日までのものとは大きく違って軟化してきましたが、それでも例年と比べると高めの浜相場で推移しています
時化明けの明日もしくは明後日には出漁する見込みのサンマ漁船団。 中には公海上にまで航走して魚群を探す予定の船もあるみたいなので、週明けの盛り上がりを大いに期待したいと思います
Posted by 勝倉漁業株式会社 at
10:15