2019年11月30日
和牛のオムハヤシが美味い!
11月もきょうが最終日で、今年もあと一ヶ月となってきました。 夏場から続いてきた生鮮かつおの水揚げも今週初めには全部終わってしまって、カツオ船ロスじゃないけれど、ちょっと寂しい感じもします
ここまでの時期の早起きの癖、一種の時差ボケっていう事でしょうか、まだ真っ暗な早朝には目が覚めてしまって、そのままいろいろと情報収集などにあたってから仕事にでかける毎日になっています
今週のサンマ漁は、漁場の中心が気仙沼沖に移り、各船入り乱れての操業となっていましたが、時化の為いったん全船が三陸沿岸各港に入港して水揚げをおこない週末に出港となりました。 そして旋網船によるサバ漁が本格化してきて、気仙沼にも300~400gの脂ののったサバが水揚げされ始めて
生鮮カツオ船が漁場をきりあげて、それにかわりサンマやサバなどを漁獲した船が入港しては気仙沼港の賑わいが続く。 今年もあと一ヶ月ですが、例年以上の数量が水揚げされる事を期待しています
魚市場からはじまる午前中のお仕事を終えて、取引先の営業マンと打合せを兼ねてランチしましょうっていうことで、南町のイシカワライヴキッチンにおじゃましました。 もちろんお目当ては日替りメニュー
Facebookでチェックしていたから、お店に入る前に日替りメニューは分かっていて、この日は毎回大人気の「オムハヤシ」でした! 和牛をコトコト煮込んだデミグラスソースが美味しいハヤシライスが、トロトロのオムライスにぴったり。 高級な洋食屋さんで食べるような、最高に美味しいオムハヤシでした
人気店とあってランチタイムのお昼時は満席状態。 ちょっと遅く12時半頃にお店に行ったんですが、ラッキーなことに私たちがオーダーしたオムハヤシを最後に、あとのお客さんの分は無くなっちゃたって。 なにを食べても美味しいイシカワライヴキッチンは最近の私のお気に入り。 今回もごちそうさまでした
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07:51
2019年11月29日
ICCATでメバチマグロ枠削減合意
毎年10月はCCSBT(みなみまぐろ保存委員会)、11月はICCAT(大西洋まぐろ類保存国際委員会)、そして12月はWCPFC(中西部まぐろ類委員会)などの国際会議が目白押しの3か月間です
その中で、勝倉漁業のマグロ船も操業をおこなう大西洋におけるマグロ類の漁獲管理、ルールなどを決めるICCATが、今年はスペインのパルマ・デ・マヨルカで開催され、日本からも政府代表や水産庁をはじめとする各省庁、そして業界団体や研究機関、遠洋まぐろ漁業者などが参加しました
北大西洋でおこなわれているクロマグロの資源水準は近年ではV字回復して、その漁獲枠・国別割当量も年々増加する状況となっている一方で、温暖な海域を中心に生息するメバチマグロの資源状態が「乱獲かつ過剰状態」と、科学委員会が指摘したことを受けて、漁獲量削減の議論がおこなわれました
大西洋のメバチマグロは、漁獲枠が割り振られている国もあれば、沿岸国などの国々などでは割当を持っていない例もあって、昨年の実績ではTAC(総漁獲枠)の65,000トンを大きく上回る73,000トンもの実績があった模様で、全体としての削減に向けて難しい調整が図られた模様です
決定されたTACは全体ではこれまでより2500削減の62500トン。 日本やEU、台湾などの10,000トン以上の割当数量を持つ国は21%の削減、中国など3500トン以上の国は17%。1000トン以上の国については10%、沿岸の途上国など1000トンに満たない国は現状維持との合意内容です
今回は枠を持っていなかった国にも漁獲枠を割り当てたことも含め、実質的に10,000トン以上もの漁獲枠が削減されたことになります。 そして旋網船によるFADs(集魚装置)使用の規制にも大きな前進があった模様で、メバチマグロ資源の回復が順調にすすんでいくことを大いに期待しています
日本漁船による大西洋でのメバチマグロ漁獲は、実績として10000トンに達していない事から、各船の操業に支障がでる事態には至らないと思われますが、南ビンナガの例のように、今後の管理強化推移を注意深く見ていかなければなりません。 ICCATに出席された皆さん、本当にお疲れさまでした
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12:21
2019年11月28日
時化を避けサンマ船が全船帰港に
今年は7月から開始された気仙沼での生鮮かつおの水揚げは、最後まで残って操業してくれた今週初めに水揚げした3隻を最後に、今シーズンの取引が終わりとなりました。 あっという間でしたね
生鮮かつお水揚げ量23年連続日本一を目指して臨んだ今季。 高知県や宮崎、三重県などのカツオ船が気仙沼を基地に奮闘して頂いたおかげで、なんとかその目標も達成することができたけれど、以前よりかなり水揚げ数量を減らしているので、その背景にある問題にも対処しなければなりません
そして8月下旬から開始となった大型船によるサンマ棒受け網漁は、シーズン初めの公海域での操業を経て、ロシア海域そして北海道沖から青森沖と、だんだんとその魚群が日本沿岸に近づき、そして南下してきて、現在の主漁場は気仙沼沖にまで達してきました。 終盤戦の様相を見せてきています
現在出漁している大型さんま棒受け網漁船はぜんぶで52隻ほど。 気仙沼沖の海域を中心に操業している各船は、時化模様の天候を回避して、気仙沼、大船渡、女川などの各港に全船入港しました
気仙沼にもきょうは大型サンマ船が16隻、そして小型船2隻を含め合計で265トンほどの数量が水揚げされ、気仙沼魚市場は北岸壁から南側岸壁までずらりとサンマ船が並び早朝から水揚げです
北海道沖から徐々に南下してきたサンマの魚群は、サイズ組成が徐々に小型のサンマの割合が多くなってきて、100g未満の細いサンマの割合もかなり多くなってきた事から、浜相場も先日までのものとは大きく違って軟化してきましたが、それでも例年と比べると高めの浜相場で推移しています
時化明けの明日もしくは明後日には出漁する見込みのサンマ漁船団。 中には公海上にまで航走して魚群を探す予定の船もあるみたいなので、週明けの盛り上がりを大いに期待したいと思います
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10:15
2019年11月27日
88佐賀明神丸が気仙沼港をあとに
11月もあと僅かとなって師走が近づいてきました。 今年ものこすところあと一か月ちょっとになりましたね。 朝晩の気温が0℃近くになってきて、冬タイヤの装備など本格的な冬の到来も近いです
東日本大震災での被害を乗り越えて、生鮮かつお水揚げ量日本一を続けてきた気仙沼は、今年23年連続日本一を達成することができました。 数量は約19900トンとなって、昨年よりも約800トンほど多い数量の実績となりました事は、操業各船の奮闘と関係者のご協力の賜物だと思います
それでもかつて水揚げされてた数量に比べると半分以下の数量にまで落ち込んでいるから、カツオ資源の減少や海洋環境の変化なども危惧され、23年連続日本一だと喜んでばかりもいられませんが、とりあえずは、大きな事故や怪我がなく各船の操業を終えられ、いまはホッと一息ついているところです
週明けに気仙沼に入港して、今季最後の水揚げをおこなって頂いた88佐賀明神丸さん、23長久丸さん、そして光栄丸さんは、それぞれの気仙沼の一日を楽しんで、朝方から順次出港体制となりました
出港予定の時間に合わせ、気仙沼魚市場の職員や取引先関係者、そして日頃お世話になっている方々などが岸壁に集合しては、今シーズンを締めくくるように談笑などの和やかな時間がありました
23長久丸さんの出港に続き、88佐賀明神丸さんが大勢の皆さんのお見送りを受けて出港。 佐賀明神丸各船の皆様には、今シーズンもたくさん水揚げして頂き、ほんとうにお世話になり有難うございました
オフシーズンには船体や機器類の整備をしっかりとおこなって、乗組員の皆さんもゆっくりと休んで、また来年のかつおシーズンには元気な皆さんと再会できますように。 今年のカツオ漁も皆さんほんとお疲れさまでした。 最後まで残った88佐賀明神丸さんを見送って、今季のかつおシーズンがすべて終了です
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07:01
2019年11月26日
今季最後の生鮮かつお定食
ことし気仙沼に本格的に生鮮かつおが水揚げされはじめたのは例年よりも約1カ月遅い6月からとなって、気仙沼港の関係者みなさん今年はどうなってしまうんだろうと心配したシーズの初めでした
例年だと5月から6月にかけて水揚されるビンチョウが極端に少なくて、缶詰向けの冷凍相場もこれまでにないほどの高値で推移しましたね。 そうこうしているうちにカツオの数量が一気に増えてきて
今年の夏場は連日のようにたくさんのカツオ船が入港しては比較的近場の漁場での漁獲物を供給し続けて頂いたおかげで、昨年の実績から微増ではありましたが、最終的な集計では19,902トンの水揚げ数量となった模様で、なんとか23年連続生鮮かつお水揚げ量日本一を達成することができました
昨日入港した3隻のカツオ船を最後に今季の生鮮かつおの入荷は終わりになると思われますが、各船の皆さんにはオフシーズンをしっかりと休んで、また来年も引き続きどうぞ宜しくお願い致します
今季最後となる戻りガツオが食べたいなあと、魚市場前のみしおね横丁・鶴亀食堂へ。 戻りガツオのたたきと豚汁のセットメニュー。 カウンター席には日頃お世話になっている方々が陣取ってました
これが最後かと思うといつものカツオもなんか感動的に美味くって、生姜が隠し味の豚汁もすごくいい。 魚市場でのお仕事で冷えたカラダにしみわたります。 いつも美味しいご飯をありがとうございます
生鮮カツオ船が気仙沼を切り上げると、あとはサンマ船や近海まぐろ船が中心となってくる。 旋網船は時化の為か港内に多くが係船中で出漁する気配もない。 サバやイワシも獲ってきてくれないかなあ
今季最後の生鮮かつお水揚げを終えて、鶴亀食堂での朝ごはんで今シーズンを振り返りました
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09:31
2019年11月25日
今季の生鮮かつお水揚げが終了
例年より一ヶ月遅れではじまった今シーズンの気仙沼の生鮮かつおの水揚げは、夏場の盛漁期での漁獲数量がのびてくれたおかげでなんとか数量的には23年連続日本一を達成することができました
それでも例年に比べると平均単価で50円ほど浜値が安かった影響などで、水揚高を大きく減らすシーズンになってしまいました。 各船頭さんそして乗組員の皆さん、今年も本当にお世話さまでした
11月に入って徐々に漁場を切り上げる船が多くなってきて、先日の爆弾低気圧のあとに出港したカツオ船は数えるばかりとなって今週を迎え、きょうは88佐賀明神丸さんと23長久丸さんそして光栄丸さんの3隻が入港しての水揚げでした。 その水揚げ数量も僅かとあって、3隻ともに操業切上げの声が
昨年まで稼働し続けてきた123佐賀明神丸にかわり、新造船として今シーズンから運航を開始した88佐賀明神丸さんは、黒潮町からの出港が各船よりも約2か月も遅い3月だったという事もあって、船頭さんとしては魚群さえ見つけることができればまだまだ続けて漁をしたいとの事ですが難しいのでしょうねえ
ここ数日間は日和もよかったわりにはカツオの群れがまったく見えず、例年いちばん遅くまで漁場にのこって気仙沼に水揚げをおこなう23長久丸の船頭さんも、カツオがいないから切り上げるとのお話が
南側の島まわり、九州・鹿児島などではまだカツオ漁をおこなっている船もあるみたいですが、気仙沼港を基地に東沖を探索するカツオ漁については、今日の水揚げを最後に全船が終了となる模様です
今年も何度となく気仙沼魚市場の水揚げの様子、生鮮かつおの身質の変化、入荷量や各船の動向などをお伝えしてきましたが、勝倉漁業にとってのカツオシーズンも今日で終わりかと。 関係船・関係者の皆さんには今シーズンも本当にお世話になり有難うございました。 あっという間のカツオシーズンでした
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14:20
2019年11月24日
辛煮干そばを食べてまた出張へ
11月も下旬となって、今年もあと残すところほんと1ヶ月とちょっととなってきました。 生鮮かつお一本釣り漁船はほとんどが漁を切り上げて帰郷し、あと数隻が操業を継続しているだけになって
そしてサンマ漁は時化との闘いが続いていて、ここ1~2週間は時化のあいまをみての出漁ということで魚群を見つけるのも大変なんだと思います。 浜相場は依然として高止まりの状態が続いています
清水港でおこなわれた第1勝栄丸の冷凍マグロ類の水揚げを終えて気仙沼に戻って、休む間もなくこんどは仙台への出張。 そしていったん帰ってきてまた仙台へと。 慌ただしく移動続きの一週間でした
いったん気仙沼に帰ってきたタイミングで、お客さんから連絡を受けて、お昼ご飯をご一緒しましょうかっていう事で「まるき」さんにお連れしてのランチでした。 寒い日にはこういうのがいいですよね
体の内側から暖かくなろうと、選んだのは辛煮干そば。 最初からぜんぶ混ぜないで、最初は通常の煮干そばのところを味わって、そしてだんだんと辛い部分を混ぜながら食べすすむ食べ方がお勧め
今後のスケジュールなどを打合せしながらのランチタイムでしたが、午後~夕方にはまた出張しなければならないので慌ただしくて失礼しちゃいましたが、これからも引き続きどうぞ宜しくお願い致します
出張先でも煮干系のラーメンはいろいろと試してはいますが、今まで食べた中では「まるき」さんの煮干そばが私の中では間違いなくダントツのNo,1。 進化し続けるまるきのラーメンを食べて、あと一ヶ月ちょっとの今年のお仕事を頑張っていこうと思います。 遠方からの出張ほんとうにご苦労さまでした
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13:53
2019年11月23日
第1昭福丸進水式の前夜祭
気仙沼の造船4社が合併して新たに誕生したみらい造船の竣工披露宴が今年開催され、勝栄丸ブログでもお伝えしましたね。 気仙沼湾の入り口に完成した新工場も順調に稼働している模様
そのみらい造船では現在4隻ほどの新造船の建造が行われていて、先日にはこれまた漁業会社が合併し新たな組織で稼働し始めた「かなえ漁業」の近海まぐろ延縄漁船の進水式が行われました
そして今週は、気仙沼の臼福本店が発注して建造が進められている「第1昭福丸」の進水式が行われ、多くのお客様をお迎えしての式典と祝賀会が開催された模様。 ほんとうにおめでとうございます
東京豊洲市場の荷受会社・第一水産の部長さんと清水の東洋冷蔵の部長さんらが祝賀会に出席するため前日入りするっていうことで、進水式の前夜祭をやりましょうかっていう事で懇親会となって
懇親会の会場に選んだのは、新築移転オープンしたばかりの宮登さん。 先日の若手経営者の会で利用させてもらったのに続き二度目の宮登さんです。 お料理はお任せで準備しててもらいました
気仙沼の旬のお魚のお造りに始まって、なめたがれいの煮付け、大根の煮物、牡蠣のホイル蒸し、そしてメインのお料理は「鴨鍋」でした! ビールから地酒に替えて、美味しいお料を頂きながらの懇親の時間。 臼福社長が持参した大和芋を特別に入れてもらったらこれがまた最高に美味かったです
お鍋のダシが最高なんですよね、宮登さんの鴨鍋は。 もちろん〆はお蕎麦を入れてのかも南蛮。 デザートまで堪能して、お腹いっぱいで心地よく酔っぱらって、お客さまにも満足して頂けたと思います。 新造船の進水式、その前夜祭をかねた懇親会、ほんとうにご馳走様でした。 おめでとうございます
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17:05
2019年11月22日
仙台市内の社有物件視察に
大西洋でのマグロ漁をおこなう第1勝栄丸が漁業基地のラスパルマス港にて超低温冷凍コンテナに転載した冷凍マグロが清水港に到着して、値段交渉と水揚げのための出張も無事終わりました
休む間もなくこんどは仙台での会合に出席のために移動。 年にいちど仙台市内のホテルを会場に開催される宮城6区選出の小野寺五典衆議院議員を囲んでの関係者が一堂に会しての会合に出席
今年はゲストとして自民党の岸田政務調査会長が応援にかけつけて、広い会場に集まった満員の来場者から大きな拍手を持って迎えられて、短時間ではありましたが貴重なご講演お頂きました
そして仙台に行ったついでに、社有物件の現状を視察するっていうお仕事も入って。 宿泊先のホテルから徒歩にて小一時間で数カ所の物件を見て回りながら、持参したカメラでの写真撮影でした
仙台の社有物件を視察したのは久しぶりの事だったので、長いあいだのうちに周囲に新しい建物が建っていたりと景色が変わっていて、道に迷いながらのところもあったけれど、なんとか記憶を呼び起こしてすべてを確認することができました。 こういうお仕事も年に一度くらいは必要なのでしょうね
清水港への出張から帰ってきてすぐの仙台出張。 いったん気仙沼に帰ってきてはまた週末に仙台に行くことになっているので、移動の際には安全運転に気を付けて予定をこなしていきたいと思います
今年もあと1ヶ月とちょっとになってきて、気仙沼魚市場への入港船もだいぶ少なくなってきました。 魚市場・問屋船対応の業務から、他のお仕事へのウェイトが大きくなってくるそんな11月の下旬です
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07:34
2019年11月21日
第1勝栄丸のコンテナ水揚げ
先週末から吹き荒れた風に加えて寒気も入ってきた気仙沼から、遠洋まぐろ船の水揚げ拠点の静岡県清水港に出張して、勝栄丸の冷凍マグロ類の水揚げとなりました。 今回はコンテナでの搬入です
コンテナって言っても通常の冷凍コンテナではなくって、スーパーフリーザーと呼ばれるマイナス60℃の温度帯を維持して運べるっていうスペシャルなコンテナです。 刺身用の冷凍マグロ類は超低温での保管・輸送が必須で、清水港の冷凍まぐろを補完する冷蔵庫もすべてマイナス60℃の仕様となってます
今回運んできたのは勝倉漁業の第1勝栄丸が中部大西洋で漁獲したメバチマグロや黄肌マグロなど。 スペイン・カナリア諸島の基地ラスパルマス港にてコンテナに転載して、約1ヶ月半をかけて清水港まで運んできました。 スケジュール通りに到着するので、計画が立てやすいのがいいですね
スーパーフリーザー事業を展開するMaerskは世界最大級の海運会社。 超低温マイナス60℃の温度帯で輸送する刺身マグロの輸送に関してはかなりのシェアで、今回も利用させて頂きました
それぞれのコンテナには個別の識別番号がふられていて、現地で荷物を積み終えたあとに封印したものが最終目的地での開封時に確認される。 輸送途中ではよっぽどのことがない限りこの封印を解く事はないんです。 そりゃそうですよね、お客さんの大切な荷物が入っているんですから
一本ごとにコンテナ番号と封印・シールNoを確認して開錠。 普段のコンテナでの水揚げは冷蔵庫でおこなわれることが多いのですが、今回はバイヤー側の都合によって、独航船の水揚げをおこなう江尻岸壁の荷捌台を使っての水揚げでした。 清水港は暖かく、作業員は半分くらい半袖の人もいて
予定通りのスケジュールで搬入された冷凍まぐろの水揚げが終わりました。 今回も勝栄丸のマグロ類をお取引いただきまして有難うございました。。 次回も関係者の皆さんどうぞ宜しくお願い致します
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07:30
2019年11月20日
末廣のちらし寿司を食べ値決めに
北大西洋漁場にてマグロ漁をおこなっている勝倉漁業の二隻の勝栄丸は、今航海も折り返し地点のところまできました。 付近にて操業している両船と情報を共有して連日マグロとの格闘の日々です
中部大西洋に浮かぶ島国、カーボベルデ共和国の周辺はメバチマグロや黄肌マグロの好漁場として知られていて、多くの日本漁船もマグロ漁をおこなっている所。 ミンデロ港は主要な補給基地です
その中部大西洋での操業から漁場を北に移し、アイルランド沖でのクロマグロ漁は今年も順調に推移して、出漁各船はそれぞれの漁獲上限数量に達し、現在はほぼ全船がクロマグロ漁場を離れて次の漁場での操業となっていて、第1勝栄丸と第127勝栄丸もカーボベルデ周辺水域に移動してきました
クロマグロ漁に移動する前にラスパルマス港でコンテナ転載したメバチマグロなどが予定通りのスケジュールで横浜港に到着したとの連絡を受け、清水港に移動してはコンテナ転載分の値決め交渉となりました。 事務所に着くと、末廣鮨のちらし寿司の出前をとっていてくださって、打合せ前に頂きます
消費税の増税前は税込みで1000円だった末廣のちらし。 ミナミマグロの赤身をはじめ高級店末廣鮨の寿司ネタがふんだんに盛り付けられているこのちらし寿司はかなりお得だなあって思っていましたが、増税後はなんと税込み1100円になってました。 確か出前の税率は8%のままじゃなかったっけ・・(笑)
それでもこの内容と美味しさでこのお値段は間違いなく依然として超お得なちらし寿司には間違いないですから、これからも機会あるたびに味わいたいと思います。 これまで食べたちらし寿司の中で、私はダントツNo,1のお気に入りですかね。 今回もいろいろとお気遣いいただき有難うございました
末廣のちらしを頂いて臨んだ第1勝栄丸のまぐろ類の値段交渉。 今回も本当に有難うございました
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10:15
2019年11月19日
みしおね横丁のBAR「PRISM」さんで
週末は低気圧の影響で天気はいいもののものすごい強風が吹き荒れた気仙沼です。 この強風でせっかく色づいた紅葉の木々も散ってしまい、冬の景色になっていくんですかね。 寒さも厳しいです
先週半ばからの時化続きの為に出漁できず、気仙沼港に係船し続けてきた大型さんま漁船団は、船団会議の話し合いを経て17日(日)には出漁となり、今週初めからの水揚げにも期待したいところです
あと残されたサンマシーズンもだいぶ少なくなってきたので、各船にはくれぐれも安全航海に気を付けて頑張ってほしいですね。 前半戦の不振を挽回するような漁獲の上積みを期待しています
そして今週は大西洋でのマグロ類の管理を決めるICCAT(大西洋まぐろ類保存国際委員会)の第21回会合が、スペインのパルマ・デ・マヨルカでおこなわれていて、日本の業界関係者等が多数参加
いったんはその資源水準を大きく減らした大西洋クロマグロですが、ICCATにおいて厳格な資源管理を導入し、漁獲枠を大きく引き下げて、関係国がしっかりとルールを守りながら漁業活動をおこなってきた結果、大西洋クロマグロの資源はV字回復して、漁獲量を年々増やせるところとなってきました
今年と来年のICCATで協議される最大の議案は、2021年からの3年間における大西洋クロマグロの漁獲量そして国別配分を決める事ですね。 日本代表団には有利な決定がなされるように、日本の主張をしっかりと行いながら、頑張ってきてほしいと思います。 水産庁の皆さん宜しくお願いします
そんなこんなのお話をしながら、みしおね横丁のBAR「PRISM」さんで情報交換を兼ねてのランチミーティング。 れんこんのキーマカレーは、香辛料の辛さがすごく爽やかなとっても美味しいメニューでした。 食後にはコーヒーも頂きながら、昨今のさまざまな動きについてゆっくりとお話ができて良かったです
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10:16
2019年11月18日
着実な成果がでてきたカイゼン検討会
気仙沼の近海・遠洋まぐろ漁業者が中心となって、トヨタ自動車東日本や気仙沼市、漁労長OB、関係業者・団体などにご協力いただいての「延縄漁業カイゼン検討会」も3年目の活動に入っています
これまで二年間の活動では、乗組員へのアンケートなどをもとにして検討するテーマを絞りつつ、現地現物を確保しながらさまざまな改善案の検討を進めてきて、着実な成果が見えてきていますね
すでに実際の操業現場で活躍する漁船へ導入された新しい技術などもあり、これまで固定観念にとらわれないさまざまなアイデアを現実の形にしていく作業がおこなわれているんです。 船主の理解、各船漁労長の理解を経て、乗組員の理解や意識の浸透が今年度の大きな課題になってきています
超低温区画内での作業全般の見直しでは、これまでになかった角度からの検討がなされ、既存の遠洋まぐろ漁船の設備や構造にもとらわれない斬新な発想での議論が重ねられ、乗組員がより楽に、短時間・少人数で作業ができるような環境を提供できないかと、頻繁に検討会がおこなわれているところ
そしてもう一方の、投縄から揚縄における作業カイゼンでは、これまで船主が関わることが少なく現場の判断・対応にまかせてきた部分についての検証がおこなわれていて、今回の会合では私たち自身が揚縄作業にみたてたゲームを疑似体験する事によって、カイゼン効果を実感する取組がおこなわれて
その他にも新たな機器の試作機のテストの様子が動画で紹介されるなど、2時間ほどの検討会があっという間でした。 今年度の活動もあと半年を切って折り返し地点となりましたが、検討会に参加されている皆さんには、これからも引き続きどうぞ宜しくお願い致します。 テーマ②の会合お疲れさまでした
Posted by 勝倉漁業株式会社 at
08:33
2019年11月17日
本格ルーローハンでの打合せ
先日までは連日のカツオの水揚げで慌ただしかった勝倉漁業も、気仙沼を基地に操業してきたカツオ船の切り上げとともにだんだんと落ち着いたお仕事になってきましたが、ちょっと寂しい感じがします
爆弾低気圧が到来して何日間も出漁できない日が続いたり、沖の漁場まで遠出するリスクもありますが、すでに漁を切り上げた各船の皆さんも気まだまだ続けたかったのではないかと思いますね
三陸沖にはあと数隻のカツオ船が残り操業継続しているので、週明けの搬入に期待したいと思います。 脂ののった美味しいカツオをもう少し食べたいですよね。 佐賀明神丸さんも入港しないかなあ
もうすでに勝栄丸各船の来年のドック資材や餌料などの手配の段取りに入っている勝倉漁業の社内。 各取引先業者の皆さんとも、さまざまな打合わせや情報交換しましょうっていう事で、アンカーコーヒーマザーポート店に集まってのランチミーティングとなりました。 いつもいつもほんとお世話様です
マザーポート店の今週のランチはなんとルーローハン(豚肉かけご飯)でした。 本場台湾さながらの本格的なルーローハンは、香辛料の五香粉の香りが食欲をそそる一品。 豚肉とたけのこがバランスよく調理されていて、私的にはたけのこの食感がすごく美味しいかった。 玄米ご飯にも良く合いますね
そしてふわふわ溶き卵が美味しい酸辣湯スープ。 ピリッとした辛みと爽やかな酸味のバランスがとてもよくって大好きな味。 気仙沼にいながら台湾の屋台でお食事しているような感覚になりました
また週明けからは新しい週替わりメニューになるので、次回の作品も楽しみにしたいと思います。 午後の仕事が始まるまでのランチミーティングでしたが、ほんとご馳走様でした。 美味しかったです
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09:41
2019年11月16日
安市丸がカツオ漁を終え帰路に
11月も半ばになって、北海道でも雪の報道があったり爆弾低気圧が到来したりと、三陸沖も大しけの日が多くなってきました。 そのため昨日・今日は生鮮かつお・さんまともに水揚げがまったくなくて
今月に入ってから気仙沼を基地に操業する生鮮カツオ船団が徐々に切り上げ始めて、今週になってその動きも加速してきて、今シーズンの生鮮かつお漁を終え帰郷するケースが多くなってきました
昨日も三重県の安市丸さんが気仙沼をあとに帰路について。 朝6時に出港するという事で、会社スタッフと共に安市丸さんの見送りに行くと、魚市場の職員や取引先の関係者も岸壁に集まってました
今年は11月末まで、あわよくば12月まで生鮮かつおの水揚げが続いてくれないかなあと思っていましたが、沖合にはカツオの群れは見えるものの、こう時化の日が多くなると思ったような釣果が見込めず、燃料油などの経費ばかりかさんでくるので、各船ともに後ろ髪を引かれる思いで切り上げるのだとか
宮崎船籍のカツオ船はほとんどが操業切上げとなり、高知船籍の数隻は沖合の漁を注視しながらの操業になっていて、あとは数隻の三重県船だけが東側沖合の漁場で操業を続けているとの情報
来週まで断続的に続く低気圧の影響が生鮮カツオ船の終漁にも拍車をかけ、サンマ船の活動にも影響してくる。 昨年よりも遅くまでのカツオシーズンだったとはいえ、カツオ船の切り上げは寂しいものがあります。 オフシーズンにはゆっくりと体を休めて、また来年に皆さんとお会いできればと思います
今週になってカツオ漁を切り上げ帰路につく船が続々と出てきた気仙沼港。 安市丸さんには今年も約半年間ほんとうにお世話になりました。 また来年のカツオシーズンもどうぞ宜しくお願い致します
Posted by 勝倉漁業株式会社 at
10:02
2019年11月15日
新築移転オープンの「宮登」さんへ
二ヶ月にいちど開催される気仙沼の金融機関の若手経営者の会。 毎回さまざまなテーマについて講師をお招きしての勉強会などをおこなっています。 今回は福利厚生についてのお勉強会でした
今回お招きした講師は、株式会社リロクラブの東北営業所の所長さん。 福利厚生アウトソーシングが急拡大している現状と、新入社員の確保や社員の雇用維持のためなどに積極的に活用されている事例などが紹介されて。 福利厚生って言ってもさまざまなメニューがあるんですね、勉強になりました
そして勉強会のあとは、新店をオープンさせたばかりの「宮登」さんに移動しての懇親会。 講師の先生を交えて、会の副会長による乾杯の発声で懇親会スタート。 新入会員からのご挨拶もあって
かつては内湾に近い南町で鍋料理の人気店として営業してましたが、東日本大震災で被災したあとは田中前の仮店舗で営業してきた宮登さんです。 なかなか予約が取れないほど賑わってました
震災から8年半を経て、新たな場所・赤岩杉ノ沢へ移転しての新店オープン、本当におめでとうございます。 とても素敵なお店になった新しいお店に行くのは初めてなので、すごく楽しみにしていました
新店舗開店のお祝いを兼ねて、事務局が普段の例会よりお料理のお値段を奮発したって聞いていて、なんと仙台牛のすき焼きがメインのコース料理でした! お刺身もカニも煮物も、宮登名物の鳥のから揚げも、最高に美味かった。 気仙沼の地酒・蒼天伝とともに宮登さんのお料理を堪能しました
来月には若手経営者の会はじで初の、海外への移動例会も予定されていて、懇親会では会員同士が和気あいあいと移動例会についても話し合いがもたれて、すごく楽しい会合でした。 それにしても新しい宮登さんは、間違いなくおススメできるお店ですね。 これからもちょくちょく利用させて頂きたいと思います
Posted by 勝倉漁業株式会社 at
08:54
2019年11月14日
時化で出漁見合わせのサンマ漁船団
11月も半ばになってきて山沿いでは雪の予報もでて、一気に冬に季節が移っていくような雰囲気の気仙沼です。 そろそろスタッドレスタイヤの準備もしなくちゃいけませんね。 ほんと寒くなりました
このところ三陸沖は断続的に低気圧が発達することが多く、カツオ船の漁場でも毎日のように時化が続いているようで、各船ともにまとまった漁獲を目指しての操業に苦戦しているのがわかります
くれぐれも安全航海に心がけて、少しでもながくカツオ漁が継続してくれることを願うばかり。 例年になく脂ののりが良い戻りガツオが食べられるのもあと僅かかもしれません。 皆さんも今のうちですよ
そして一方のサンマ漁は、低気圧が発達したことによってほとんどのサンマ船が出漁できずに港内で待機。 きょうは公海操業から戻った68栄久丸の54トンだけの水揚げで、高値で取引されました
あすの朝には各船の乗組員が集合して、気象状況を見ながら順次出港との情報ですが、断続的に続く時化との戦いになってくることが予想されるので、くれぐれも事故等のないよう頑張ってほしいです
シーズン当初はロシア海域での魚群がまったく見えず、500マイルから700マイルも沖の公海水域での操業でしたが、ロシア海域から北海道沖にもサンマが見えだしたと思えば、魚群の先端が青森沖から岩手沖、そして最近では宮城から福島沖へと移動しているとも聞きます。 南下の速度が速いですね
これからの11月後半、各船ともに勝負の数週間となりそうですが、気仙沼港でもまだまだ絶対量が不足していますので、少しでも多くの漁船に生鮮サンマを水揚げして頂きたいです。 時化休みで気仙沼魚市場の岸壁に係船しているたくさんのサンマ漁船をみながら、関係者とさまざまなお話をした朝でした
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09:58
2019年11月13日
油淋鶏定食でミーティング
11月も中旬となって、まぐろ類の年末年始商戦のお話しや、来年のスケジュールなどがでてくるようになってきました。 一年が経つのはほんとうに早いですね。 関係者の皆さん頑張っていきましょう
超低温冷凍コンテナの搬入を来週にひかえた週初め、清水港への出張中にたまったお仕事などをこなしながらの来客への対応など、忙しい午前中を過ごして気が付けばお昼時になっていて
そうだいろいろと相談することがあったなあと取引先の営業マンに連絡して、お昼ご飯を食べながら打合せしましょうかっていう事でイシカワライヴキッチンにおじゃまして。 私にとって隠れ家的なお店の中には、いつもお世話になっている方々もランチをしていたりして、思いがけずに楽しいランチタイムに
日替わりランチは、「茄子入り油淋鶏定食」。 酸味の効いたたっぷりのネギソースと一緒に食べるから揚げは絶品! 茄子好きの私に気をつかって、茄子多めにしたからだって。 有難うございます
ご飯とスープにサラダ、そしてジャガイモの千切りのカレー味の小鉢。 これがまた私の好みの味で最高に美味い。 すごくあっさりとさっぱりと食べれる油淋鶏定食でした。 このまえ食べた懐かしい洋食屋「ナリタ」を思い出すようなソースかつ丼も美味しかったけど、今回の油淋鶏定食も最高ですね
お食事をしながらいろいろと情報交換やら打合せなどをおこなって、お会計の時に入ってきたお客さんも油淋鶏を注文したら「終わっちゃいました」だって(笑) 次回も早めの時間帯にでかけようと思います
イシカワライヴキッチンでは、ほぼ日替りで毎回楽しみなランチを提供しています。 Facebookでも情報発信していますので、お店に行く前にチェックしてみるのもいいかもしれませんよ。 ご馳走様でした
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09:25
2019年11月12日
83佐賀明神丸の戻りガツオ水揚げ
静岡県清水港でおこなわれた第7勝栄丸の冷凍運搬船によるマグロ類の水揚げを終えて気仙沼に戻ってきました。 一ノ関で新幹線を降りると、きりっと引き締まる気温が感じられて心地いい感じです
Facebookなどの投稿をみると、山沿いの観光地はどこも紅葉が真っ盛りのようで、カメラを片手に写真撮影にでも出かけたいところですが、なかなか時間がとれないのが痛い。 仕事最優先ですから
いま終盤戦を迎えている生鮮かつお漁は、気仙沼を基地にして20隻ほどの船が操業を続けていて、沖よりの海域での漁獲が続いています。 今年はかつおの脂ののり具合がハンパじゃなくって、すごく身質も良くて美味しいカツオが連日水揚げされているから、私も朝からカツオの刺身を食べたりして
週明けのきのうは、第83佐賀明神丸さんが入港して早朝からの水揚げでした。 6隻の入港で93.5トン、この時期としてはまずまずの数量だと思いますね。 3㎏に近い中サイズが9割を占める組成。 南ア・ケープタウンへの出張から帰国した営業部長も、カツオ船の水揚げ現場に元気な姿を見せました
朝方に入港した三重の光栄丸さんと宮崎の15事代丸さんは前日漁獲の新口も。 船頭さん方によると沖にはまだまだカツオの群れが見えるから、時化さえなければもうしばらく続いてくれると期待しています。 今週の漁場付近は時化が断続的に続く見込みなので、各船ともに気を付けて頑張って下さい
そして一方のサンマは、10月末の状況は昨日のブログでお伝えしましたが、魚群が南下して各船ともにある程度まとまった漁も見え、浜値も好相場が続いているので、いい群れにあたった船は大きく水揚げ金額をのばしてきています。 きのうは4隻で143トン、今日は7隻で294トンが水揚げされました
もうすでに「けあらし」が見られるようになって、朝晩だけではなく日中の気温も涼しさを通り越してほんと寒くなってきた気仙沼港です。 関係者の皆さん、体調管理に気を付けながら頑張っていきましょう
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10:29
2019年11月11日
サンマの10月末累計値が発表に
静岡県清水港は遠洋まぐろ延縄漁船の国内主要な水揚げ拠点であって、静岡県内の焼津港とともに、日本に搬入される冷凍マグロ類の大部分がこの両港で水揚げされて流通していきます。 清水港での冷凍運搬船の水揚げバースは興津埠頭というところ。 大きな運搬船が何隻も係船中でした
第7勝栄丸が南インド洋の豪州西岸沖マントル漁場にて漁獲したメバチマグロやビンチョウなどを運搬船IBUKIに転載して搬入したロットの水揚げも、なんとか無事に終了して、いったん気仙沼に戻って
清水港の取引先関係者の皆さまには、今回のお取引きもほんとうにお世話になり有難うございました。 またすぐに次の搬入が予定されているので、次回の水揚げもどうぞよろしくお願い致します
清水港から戻った気仙沼では、いま戻りガツオがヤバいくらいに美味しくなっていて、気仙沼市民を中心にすごく盛り上がっているところ。 多くの方々に、本物の戻りガツオを味わってほしいですね
そしてもう一つの注目魚種のサンマは、今年は歴史的な不漁に見舞われていて、その原因はさまざま言われているけれどもはっきりしたところは分かっていません。 外国船による公海上での大量漁獲、資源水準がそもそも大きく落ち込んでいる、水温やプランクトンなどの変化、いろいろあるのでしょう
シーズン当初から研究者の予測では相当に厳しい漁獲になるって言われていましたが、このほど発表された10月末現在の累計値ではいまの現状がはっきりと示されて。 北海道から本州までの総計で、20,299トン、8,113百万円となり、対前年比の数量では21%、金額では42%の実績となっています
気仙沼の水揚げでいうと、数量が昨年の12%の1,336トン(10,279トン減)、金額は24%の522百万円(1,643百万円減)と非常に厳しい数字。 平均単価は2.1倍の1㎏あたり391円と高値での推移
ここにきてサンマの魚群が三陸沿岸に南下してきて、単価高にも恵まれて各船ともに大きく水揚げ金額をのばしてきているから、ほんとうにこの11月が勝負の月。 これからの時期は時化も多くなると思われますが、各船には安全操業に気を付けて、頑張ってほしいと思います。 ここからに期待しましょう
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10:26
2019年11月10日
第7勝栄丸の冷凍マグロ水揚げ
今年もあと残すところ2か月を切って、11月も上旬が終わろうとしています。 これからマグロ業界も年末年始商戦に向けての準備に各社とも忙しくなっていくタイミング。 皆さん頑張っていきましょう
気仙沼から新幹線を乗り継いで約6時間。 遠洋まぐろ延縄漁船の水揚げ拠点である静岡県清水港で、第7勝栄丸の漁獲物の水揚げとなりました。 冷凍運搬船「IBUKI」への転載のロットです
南インド洋の豪州西岸沖、業界用語でいうマントル沖のメバチマグロやビンチョウなど、日本とは真逆の季節の南半球なので、日本の春から夏にかけてが南半球では秋から冬の季節にあたる
寒い季節に向かうにしたがって水温も下がってマグロにも脂がのってくる。 そのマントル沖の旬を迎えたマグロ類は、脂のりも良くってとても引合の強い漁場。 特にトロびんちょうが美味いんですよね
気仙沼とは大きく気温が違って温暖なここ清水港は、水揚げ当日もまるで春のような気温になって、作業員の中には半袖で荷役をおこなっている人なんかもいて、まさに水揚げ日和に恵まれました
荷捌き台にたくさんのトラックがつけられて、ホイッスルの合図によって漁艙からマグロがつり上げられ、魚種やサイズに仕分けされてはそれぞれの重量を計量していく。 1時間に約30~40トンほどの水揚げペースでしょうか。 すべてのマグロ類が水揚げ終えるまでにだいたい4時間ほどを要しました
選別包丁で脂ののり具合を見極めながら、赤身の色などをチェックし、数種類のグレードに仕分けしていく作業はまさに職人技。 毎日この作業をおこなっている皆さんにはほんとうにお疲れさまです。 いったん気仙沼に戻って、次の搬入に合わせてまた清水に戻ってきますから、宜しくお願い致します
第7勝栄丸が漁獲して冷凍運搬船「IBUKI」に転載し搬入したマグロ類の水揚げ販売も無事終わりました。 これからの年末年始の需要期に、まぐろ類の流通が順調にすすむといいですね。 また宜しくです
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10:48
2019年11月09日
清水港「寿司安」さんでの懇親会
シーズン当初の公海上での操業からロシア海域に漁場を移し、そして現在は南下しつつある魚群を追って三陸沖での漁場形成が中心となってきたサンマ棒受け網漁です。 今週も入港船が続きます
これまでは北緯42度付近に漁場形成がなされていたものが、今週後半には大船渡や気仙沼沖にもサンマの回遊が見られ、ようやく沿岸に近づいてきた魚群を追って各船ともに奮闘中の模様です
昨日なども、気仙沼が5隻で205トン、大船渡が9隻で406トン、女川が4隻で165トン、釜石が2隻で45トンと、合計で820トン程のサンマが各地に水揚げされました。 これまでは北海道の花咲港中心だったものが、サンマの南下によって三陸各港へと水揚げ港が移ってきています。 これからに期待です
そんな動きを見せる気仙沼から遠洋まぐろ延縄漁船の水揚げ拠点・静岡県清水港に出張。 長期滞船となっている冷凍運搬船の荷役順番がようやくまわってきました。 今回は第7勝栄丸が豪州西岸沖の南インド洋で漁獲したメバチマグロやびんちょうなどのロット。 水揚げ前の値決め交渉でした
さまざまな要因によって、春以降に徐々にタイトになってきた超低温冷蔵庫の空きスペース。 夏場以降は超満庫状態が長く続いていた影響で、冷凍運搬船の荷役ペースが極端に鈍化していました。 ここにきて徐々に水揚げもおこなわれるようになってきましたが、完全回復まではもう少しのところかと
その中でも、取引先の皆さんのご協力のお陰で、まぐろの相場的にも水揚げのスケジュール的にもなんとか順調にいくことができて感謝です。 今回の第7勝栄丸の値決めもほんとうに有難うございました
値決め交渉を終えて取引先や荷受会社の部長さんらと一緒に「寿司安」さんでの懇親会。 絶品のミナミマグロのお刺身やお寿司を堪能しながら、いろんなお話しをしながらのあっという間の楽しい時間。 寿司安のおやじさんにはいつも美味しいお料理と楽しい会話をありがとうございます、ご馳走様でした!
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07:32
2019年11月08日
第56回菅野会に出席して
秋も深まってきて、山々では紅葉も盛りになってきました。 北海道では初雪との報道もあって、そろそろ気仙沼でも冬支度をしなくちゃっていう雰囲気。 早めのタイヤ交換なども必要かもしれません
夏場から続いてきた生鮮かつおの水揚げは、徐々に漁を切り上げて南下する船がでてきたなかで、沖合の漁場にてまとまった漁があったりと、まだ続いてくれるのではと期待させてくれるところ
一方のサンマ漁は、ロシア海域から徐々に南下した魚群を追って、大型船や小型船が連日の奮闘を見せています。 気仙沼や大船渡への水揚げ数量も日に日に増えてきて、相場も比較的安定したところとなっているから、出だしの不調からのV字回復とばかりに、各船ともに頑張ってほしいと思います
そんな今週におこなわれたのが、気仙沼市内でいちばん大きい税理士事務所の懇親会。 年に一回の開催で今回で56回目っていうんんだから、私が生まれる前から続いている会合です。 その56年のあいだに増えてきた顧客企業は相当に多くなっていて、出席者の顔ぶれをみただけでもわかります
気仙沼税務署長や気仙沼市長、小野寺五典衆議院議員の秘書さんが祝辞を述べられ、来賓紹介では気仙沼やお隣の南三陸町に支店を構える各金融機関の支店長さんらがそれぞれお祝いのご挨拶
菅野会のメンバー企業が協賛しておこなわれる抽選会も毎回の楽しみの一つ。 受付時に配布される資料の中に抽選番号があって、司会者から番号が読み上げられるたびに大きな歓声があがり、すごく盛り上がったアトラクションでした。 景品の数も結構多く準備してあるので、かなりの確率であたりますね
税務関連の指導や経営のアドバイスなど、先生を中心に多くのスタッフが私たちの企業を支えてくれています。 これからも引き続きどうぞ宜しくお願い致します。 あさひ鮨の屋台もすごく美味しかったです
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08:27
2019年11月07日
第1勝栄丸がラスパルマスを出港
日本の遠洋まぐろ漁船が多く操業をおこなう北大西洋漁場では、今年も10月から11月にかけてクロマグロ漁がおこなわれています。 西経45度線をさかいにして北東と北西海域に分かれての操業
今季も勝倉漁業では二隻を大西洋クロマグロ漁場に出漁させ、アイルランド・アイスランド沖の北東大西洋海域で船ごとに決められた漁獲上限数量を目指して、日々クロマグロ漁をおこなってきました
先日もお伝えしたように、かつては乱獲などによってその資源量を大きく減らした大西洋クロマグロですが、ICCATを中心とした厳格な資源管理の導入、各国の漁獲量の大幅削減、小型魚の漁獲禁止、メキシコ湾・地中海での産卵時期の規制導入などによって、資源状況が劇的に改善されましたよね
毎年この時期におこなわれるクロマグロ漁。 北緯60度近くでの操業という事もあり、大きな時化が続き寒さや雪との闘いの中でおこなわれるので、無事終了の報告にホッと一安心の会社内です
先日は第127勝栄丸が、そして次は第1勝栄丸がクロマグロ漁を終えて補給などの為にラスパルマスに入港となって、燃料補給や食料の積込み、冷凍餌料の補充などを済ませ、次に予定する漁場・中部大西洋を目指して出港となりました。 船頭さんをはじめ乗組員の皆さん、ほんとうにご苦労様です
ラスパルマス港に滞在中には、両船ともに乗組員みんなでのクルーパーティーもおこなった模様で、すごくいいリフレッシュ、気分転換になったのではないかと思います。 次回は私も渡航しますから
来春まで続く中部大西洋でのマグロ漁ですが、乗組員の皆さんにはくれぐれも事故や怪我などの無いように、体調管理を充分にして頑張ってほしいと思います。 両船の航海安全と大漁をお祈り致します
きょうの勝栄丸ブログに使わせて頂いた写真は、第1勝栄丸の船長さんがラスパルマス出港時に船上から撮った港内の様子です。 引き続き、乗組員全員が力を合わせて頑張ってほしいと思います
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09:51
2019年11月06日
鶴亀食堂で戻りガツオのお刺身定食
気仙沼を基地に三陸沖での操業をおこなう高知や三重、宮崎などのカツオ一本釣り漁船団は、ここにきて終盤戦の漁模様となってきました。 だんだんと漁場も遠くなり漁獲量も少なくなってきています
気仙沼から1昼夜から二昼夜ほど沖合の漁場にて、今シーズンを締めくくるように各船ともに奮闘中のなか、すでに10隻ほどのカツオ船が漁を切り上げて気仙沼港をあとに南下していきました。 昨日もさらに数隻の船が漁を切り上げたとかで、夏場からのにぎやかさがだんだんとなくなりつつあります
そんな週初めの午前中のお仕事を終えて、取引先の営業マンと待ち合わせてみしおね横丁の鶴亀食堂にお昼ご飯に行ってきました。 お目当てはもちろん「戻りガツオ」とトロビンチョウのお刺身です
今年はあと何回食べれるかわからない戻りガツオなので、このチャンスを逃してはならぬと時間通りにお店に行くと、今日切り上げるっていう三重県の18清福丸の船頭さんがお食事中のところでした。 寂しくなりますねえって、今シーズンを振り返ってのお話しなどしながら、食事がでてくるのを待って
一昨日は一日別府温泉っていうことで、鶴亀の湯に本物の別府温泉の湯が運ばれてきて、別府市長さん自ら入湯式を行ったって言うんだからすごい。 本来ならば温泉を運ぶのに100万円ほどかかるそうですが、今回は特別なお計らいをしてくれたそう。 夕方のTVニュースでも見た方もいるかと思います
カウンターには仙台から出張できたよっていうサラリーマンの方や、宮崎県のカツオ船の乗組員さん、地元市民の皆さんなどで席がうまって満席状態で、皆さんそれぞれに鶴亀食堂を楽しんでいます
11月に入って、寒さも厳しくなってきて、沖合の水温もどんどん下がってくるにつれ、カツオの群れもいなくなるのかなあ。 もうひと踏ん張り頑張ってほしいと期待していますが、終漁がだんだん近づいてくる雰囲気は分かります。 戻りガツオのお刺身をカツオ船の乗組員に感謝しながら美味しく頂きました
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09:40
2019年11月05日
最高品質の戻りガツオになってきた!
日本中が三連休となった11月の初めですが、カツオやさんまが盛漁期を迎えているため2日(土)と4日(月)は開市での水揚げ対応となった気仙沼魚市場です。 清水から戻って早々のお仕事でした
祝日や日曜日などを開市対応して、沖合での操業に奮闘する各船の水揚げに対応するのも、今年はほぼこれで終わり。 あとはほとんどカレンダー通りの休市となりますので宜しくお願いします
きのうは文化の日の振替休日でしたが開市対応したこともあって、カツオ船が9隻の入港で約60トン、サンマ船が1隻で105トン、旋網船によるイナダやイワシの水揚げ、そして近海延縄船など、盛漁期という事もあって広い魚市場の岸壁がさまざまな漁船の入港や水揚げで早朝から埋め尽くされました
約1週間の操業を終え88佐賀明神丸さんが約10日ぶりくらいに帰港。 船頭さんにお話を伺うと、東経157度まで魚群を追って探索してきたんですって。 乗組員の皆さんも本当にご苦労様でした
北海道・青森沖の北側の海域で漁獲し、水温も低く、魚体にしっかりと脂ののった「戻りガツオ」。 漁場が遠いのでさすがに前日漁獲の「新口」という訳にはいきませんが、最高品質のカツオだと思います
ほかの船のサンプルもチェックしましたが、どれもこれも甲乙つけがたいほどに、どれをとっても素晴らしいものばかり。 こんなに脂ののったカツオは近年珍しいです。 食べたらおいしいでしょうね
もうすでに10隻ほどのカツオ船が北の漁場を切り上げて南下していきましたが、勝倉漁業の関係船はこの戻りガツオが釣れているうちは頑張るって言ってくれているので、気を付けて頑張ってほしいと思います。 品質も最高、単価も高値圏で推移している「戻りガツオ」は、いまがまさに食べごろだと思いますよ
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09:47
2019年11月04日
清水港で蕎麦「玉川」さんへ
遠洋まぐろ漁船の国内での水揚げ拠点といえば静岡県の焼津と清水。 それぞれの港を中心にたくさんの超低温冷蔵庫があって、連日たくさんのカツオ・マグロ類の水揚げがおこなわれています
その清水港を拠点として遠洋まぐろ延縄漁船向けの冷凍餌料供給やマンニング事業などをおこなうフジ物産株式会社で開催された第1回ツナサミットに参加するため、全国からたくさんの漁業経営者の皆さんが清水に集合。 いま最大の課題である採用と育成について、長時間にわたる会合でした
ちょうど同じタイミングで、冷凍運搬船「24大盛丸」に転載した気仙沼の昭福丸さんの水揚げがおこなわれていたから、フジ物産の営業マンと一緒に興津埠頭への視察。 清水はけっこう暑いですね
近々に勝栄丸の冷凍まぐろも水揚げ予定となっているから、水揚げ現場で取引先の担当者とさまざまな情報交換をしながらの時間。 気仙沼に帰ってまたすぐに戻ってきますので宜しくお願いします
興津埠頭での水揚げ視察・情報交換を切り上げて、お昼ご飯にしましょうっていう事で、「玉川」さんっていう初めてのお蕎麦屋さんへ。 南幹線のイオンからちょっと先に行ったところにあるお店で、何度となく前を通っていたけれどこれまでスルーしていました。 せいろとバッテラのセットを注文です
勝栄丸ブログでも紹介した事のあるお蕎麦屋さん「千花」の店主は、この玉川で修業したのだとか。 ここのお蕎麦は私が最も好きな部類で、穴子・鯖・サンマのバッテラも最高に美味しい。 なんで今まできてなかったんだろう。 静岡には美味しいお蕎麦屋さんがたくさんあるけれど、ここも相当お勧めです
勝栄丸の冷凍マグロの水揚げを前にしたタイミングで開催された第1回ツナサミット。 おかげさまですごく充実した二日間となりました。 またすぐに清水港に戻ってくるので、関係者の皆さん宜しくです
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08:36
2019年11月03日
清水港で第1回「ツナサミット」開催!
早くも11月に入って、今年も残すところあと2か月を切ってきました。 これからの時期は毎週のように出張が続いていくので、しっかりと準備して臨んでいきたいと思います。 関係者の皆さん宜しくです
さんま漁がようやく盛漁期を迎え、各船ともに満船レベルの大漁となり、気仙沼にも連日水揚げが続いていますね。 相場も比較的高値が維持されているから、ここ1カ月間が勝負といえるでしょう。 カツオ船の漁場は沖へ沖へと移ってきて、今後の動向が気になります。 そんな気仙沼を離れて清水入りです
勝倉漁業のお取引先のフジ物産株式会社の会議室で開催された第1回「ツナサミット」。 こうした企画は初めてなので、この日が来るのをとても楽しみにしていました。 会場にはいつもお世話になっている漁業者の皆さんがたくさん集まっていて。 受付を済ませ、ネームタグを受け取って席に着きます
初開催のツナサミットは、いま当業界でも最大の課題である船員と陸上スタッフの採用と育成のコミュニケーションについての勉強から。 講師の先生をお招きして、いまの採用現場での基礎を学びます。 数名ずつテーブルに分かれて座り、テーブル内でのディスカッションを交えて進められていきました
はじめてこうした講義を受けたので、けっこう戸惑いながらも、講師のわかりやすいお話にだんだんと理解が進んできて。 これからの船員採用の面接などにもぜひ活かしていきたいと思います
そしてセミナーの後は開場をイタリアンレストランに移しての懇親会。 これだけの漁業者が一堂に会すのはめったにない事なので、ワインを飲みながらゆっくりとお話ができてすごく充実した時間でした
今回はじめて開催されたツナサミットですが、さまざまなテーマについて定期的におこなわれる会合になればいいなと思いますね。 ツナサミットを企画して頂きましたフジ物産株式会社の皆様には心より御礼申し上げます。 これから引き続き商売上でもどうぞ宜しくお願いします。 ほんとお世話さまでした
Posted by 勝倉漁業株式会社 at
15:46
2019年11月02日
沖合い漁場からの戻りガツオ
11月となって、ますます寒さが厳しくなってきた気仙沼港です。 いま観光の目玉の一つにしようと企画している「けあらし」の現象も少しづつ見えるようになってきて、寒いながらも幻想的な朝です
気仙沼を基地にして操業を続ける生鮮かつお一本釣りの漁船団は、近場の漁場に魚群が見えない事から、ほぼ全船が1昼夜から2昼夜沖合で魚群を探索し、カツオを追っての操業となっています
なので、前日漁獲の「新口」はほとんどなくて、前々日もしくはそれ以前に漁獲した2番手、3番手が供給の中心になっています。 それでも赤身の色は抜群で、脂のりも申し分ない「戻りガツオ」ですね
今週の後半には約一週間の漁を終えた第83佐賀明神丸が気仙沼に帰港し、夜が明ける前の早朝5時過ぎに入港となって。 LEDのライトを照らしながら、レーダーで船位を確認しつつ慎重な着岸でした
沖合の漁場にて魚群探索に奮闘してきた乗組員の皆さん、寒いなかでの操業ほんとうにお疲れさまでした。 着岸しすぐに水揚げ開始となって、2番手~3番手の順番に段取りよく旬のカツオが水揚げされていくなか、船頭さんらと情報交換をしながら勝倉漁業のスタッフたちの作業を見守りました
気仙沼魚市場に新設された南側岸壁では、照明を煌々と照らしたサンマ船の水揚げがおこなわれ、7時の入札開始に向けて魚市場職員と魚問屋が着々と準備をおこなっています。 ここにきてサンマは各船ともに大漁になってきて、相場もまだ維持されているので、このチャンスを逃すことはできませんね
夜明けがだいぶ遅くなって、夏場ではすでにもう明るい早朝5時前でも夜中のような暗さのなか、魚市場職員は黙々と各自の仕事をこなして忙しく立ち回ってます。 皆さん引き続き宜しくお願いしますね
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10:36
2019年11月01日
麦みそ豚汁ランチで情報交換
早いものでもう11月に入って、今年も残すところあと2か月ばかりとなりました。 ここまで休みなく仕事にと精を出してきた10ヶ月でしたが、もうひと踏ん張りギアをあげて頑張っていきたいと思います
11月はけっこう出張が続いていくので、体調管理にもより気をつかいながらになりそうですが、そこは旅慣れている漁業会社のお仕事なので問題なし。 一方、先日まで乗船前研修をおこなってきた新人船員が、外地基地から社船に乗船することになって、会社の営業部長が同行しての乗船アテンドです
お世話になる乗組員の皆さま方には、まだ船員としての経験がない新人船員を温かく迎えられ、さまざまにご指導をいただきますようお願い致します。 気を付けて頑張ってきてください、行ってらっしゃい
さまざまな動きのあった最近の勝倉漁業。 取引先の方々を交えて打合せを兼ねてランチしましょうかっていう事で、アンカーコーヒーマザーポート店におじゃましました。 すでに駐車場はほぼ満車です
今週の週替りランチは、麦味噌を使った豚汁、自家製タルタルのチキン南蛮、きんぴらサラダにプチヨーグルト。 ご飯は白米と雑穀米と玄米から選べるので、私は玄米の少なめでお願いしました
生姜が隠しあじの豚汁は麦みその優しい味が何ともいえずに美味い。 寒い時にはこういう温かい汁ものがいいですね。 チキン南蛮も絶品でした。 食後にはコーヒーもつけてもらって、ご馳走様でした
マザーポート店での美味しいランチで情報交換と打合せをすませて午後の仕事にとりかかります。 清水への出張も控えてるから、山積みになっている残務処理へペースアップして取組みたいですね
Posted by 勝倉漁業株式会社 at
08:32