2020年02月28日
旧造船所の解体工事が始まる
気仙沼港は遠洋まぐろ延縄漁船の基地港であるだけではなく、三陸沖漁場を中心に操業するサンマ船やカツオ船、沖合底引き網漁船やまき網船、近海延縄など、たくさんの漁船が母港とする港です
数多くの漁船活動をサポートする体制が整っていて、水揚げだけではなく、船体や機器類の整備や無線・電気・鉄鋼などさまざまな業種の事業所がそろっています。 もちろん新船建造も行ってます
昨年の年末には、気仙沼の漁業会社が合併して立ち上げた「かなえ漁業」がみらい造船に発注し建造した近海まぐろ延縄漁船・かなえ丸が完成し順調に航海を重ねており、今年は先日竣工した第一昭福丸がお披露目となったばかり。 現在も新造船と並行して、帰港した漁船の修繕もおこなっています
かつて対岸の波板地区に並んで位置していた各造船所ですが、みらい造船という組織になって、新工場に全面的に移転したというこのタイミングで、旧工場の解体工事が開始されたとの情報を聞きました
遠洋航海から帰港すると、木戸浦造船や澤田造船に上架して船体の修理などをおこなってきました。 震災で甚大な被害を受けた造船各社ですが、その後しっかりと設備や事業を立て直しましたね
みらい造船に完全移行となった現在においては、旧工場を解体することは当初から決まっていたことなのでしょうけれど、ちょっと寂しいものがあります。 旧造船工場では本当にお世話になりましたので
新しいみらい造船での修繕は勝栄丸としてはこれからですが、これまで同様、より良いサービスをよりリーズナブルな価格で提供し続けてもらいたいもの。 今後とも引き続きどうぞ宜しくお願い致します
以前の造船団地・波板地区から造船各社が新工場へと移り、それに伴って関連業者の皆さんや漁業者の目も自然とみらい造船に向いてのお仕事になってきました。 そして2月24日には、みらい造船近くに三陸道の気仙沼港ICが開通しましたので、益々アクセスが良くなって仕事がしやすくなりそうですね
Posted by 勝倉漁業株式会社 at
08:49