2020年03月28日
カイゼン検討会が3年目終盤に
トヨタ自動車東日本のご協力を頂いて、気仙沼のまぐろ漁業者と気仙沼市そして関係団体・企業などが知恵を出し合いながら取り組んでいる「まぐろ延縄漁業カイゼン検討会」の3年目も終盤になりました
沖合でまぐろ漁をおこなう近海・そして遠洋の漁船における乗組員の作業労力と負担を軽減するにはどうすればよいのか、乗組員の困りごとアンケートから改善へのヒントをえて検討を重ねてきました
長時間にわたる投縄から揚縄までの一連の作業。 そして遠洋漁船でのマイナス60℃の環境下でのマグロの超低温冷凍での製品づくり。 大きくはこの二つのテーマに絞った形での検討が行われてきて
昨今の新型コロナウィルスの影響で、東京からの出張が難しいということで、東京の日かつ漁協とはテレビ会議でむすんでの検討会。 やはり顔を突き合わせての議論ではないので、なかなか話し合いをおこなうのが難しいなあと感じる部分はありましたが、まあ今の状況を考えるとしょうがないですね
通常はテーマごとに分かれての作業部会となっている「カイゼン検討会」ですが、3年目の締めくくりとなる事業報告会を前にして、二つのテーマの合同の会議となって、それぞれの部会でこれまで検討してきた内容について、その進捗なども含めてのプレゼンテーションがおこなわれて。 皆さんお疲れ様です
新しい機械化に向けての設計・試作機の開発、当業船への試験的な導入・テスト。 このカイゼン検討会での研究内容や考え方を乗組員へいかに浸透させていくのか。 まだまだ課題が多いですが、着実に研究・検討の成果が表れてきているのは確かなので、次年度に向けてさらに頑張っていきましょう
一つの区切りとして、トヨタ自動車東日本からの協力はあと1年となったことから、4年目の活動は目指すべきゴールに向かう事業年度になる。 心してこの一年の活動をおこなっていきたいと思います
Posted by 勝倉漁業株式会社 at
11:17