宮城県気仙沼港の遠洋まぐろ延縄漁船 勝栄丸 (SHOEIMARU) のブログです。勝倉漁業株式会社が運営する勝栄丸ブログでは、まぐろを取り巻く世界情勢や国内の動き、地域の情報などについてお知らせ致します。

2020年03月30日

新型アシストスーツの試着会


気仙沼のまぐろ漁業者が中心となって活動をおこなってきた「まぐろ延縄漁業カイゼン検討会」の中で、もうひとつの研究課題となっているのが乗組員の作業服や防寒着などへの新型素材などの導入です キラキラ

マイナス60℃という超低温作業環境下におけるマグロ類の凍結や棚卸し積み付け作業などに使用する防寒着や防寒手袋など、新しい製品や素材などはないか、これまでもいろいろと調査してきました 船

すぐに代替品を手配できない海外などの遠洋漁場において、仮に壊れてもすぐに洋上で修理できることが絶対条件。 いまの防寒着に代わるものをいろいろと探したものの、これといった製品はまだ見つかっていません。 新しい素材の製品群はあるにはあるものの、私たちの条件を満たすものがない いかり

マイナス60℃環境下で使用するケースは冷凍マグロ以外ではほとんどない状況なので、各メーカーでも新商品を開発しずらいっていうのもわかるような気がしますが、何かいいものないでしょうかねえ タイ

そしてもう一つは、乗組員の体への負担を軽減する製品の導入で、今回テストしたのは新型のアシストスーツ。 陸上の警備員や加工場、倉庫などで作業をおこなう人達に導入され始めているものです 音符

参加メンバーが順番に新型アシストスーツを装着して重量物を持ち上げたり、腰を曲げての作業や立ったり座ったりを繰り返してのテスト。 今まで試した製品に比べるとかなり効果があるような気がする 花丸

価格的にもそれほど負担になる金額でもないので、テスト的に導入してもいいかも。 洋上の作業においてこうしたアシストスーツを導入することで、乗組員の体への負担や怪我の減少などに効果が出ればよし。 近々帰港する勝栄丸の乗組員にも提案してみようかな。 受け入れてもらえるでしょうか。。 face02
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 09:22