宮城県気仙沼港の遠洋まぐろ延縄漁船 勝栄丸 (SHOEIMARU) のブログです。勝倉漁業株式会社が運営する勝栄丸ブログでは、まぐろを取り巻く世界情勢や国内の動き、地域の情報などについてお知らせ致します。

2020年04月14日

宮城県北部船主協会が機関紙「SNAP」発行


気仙沼の近海・遠洋まぐろ漁業界において総力を挙げて取組んでいるのが次世代の幹部船員を育成する事業で、インターネットでの情報発信や各地での面接会などを通じて乗船につながっています 花丸

勝栄丸各船においても、海技免状取得に必要となる乗船期間を経て、航海・機関の海技士資格取得に向けての講習と試験をパスして、幹部船員となって活躍中の若い船員もでてきていますね 親指

それでもやはり今最大の問題は、幹部船員の絶対数の不足。 全体的な乗組員の高齢化に伴って引退する船員が増え、若手船員の幹部船員への育成が追い付かない状況に危機感を感じています 汗

新規学卒者や陸上の仕事からの転職組など全国からの応募があって、宮城県北部船主協会を窓口にリクルート活動をおこなって、毎年着実に新規乗船者数は増えてきてい入るものの、その船員の定着率が大きな課題になっているのも事実。 若い船員にとって魅力を感じる漁業界にしていかなければ 船

それぞれの漁船に乗船している若手船員間での交流は通常あまりなく、その中心となっている船主協会としては、乗組員をつなぐ役目を果たしたいと、このたび機関紙「SNAP」を発行することになりました ブック

延縄漁で使用する幹縄と枝縄を連結する金具であるスナップ。 洋上の船員間、陸上と洋上との交流・情報発信の場として、この機関紙がつなぐ役目を果たせたらとの願いが込められています タイ

この機関紙「SNAP」は不定期で年に2~3回発行され、所属50隻ほどのマグロ船にメールやFAXで配信されることになっていて、帰港した各船にも随時配布する予定だとか。 こうした紙面を通じて、業界全体で新人の育成をサポートする機運が高まって、定着率の向上につながればいいなと期待しています face02
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 10:12