2020年04月26日
インドネシアでの制限措置強化
日本の遠洋まぐろはえ縄漁船には多くのインドネシア船員が乗船していて、私たちの漁業界にとってインドネシアは最重要な国の一つ。 もちろん補給基地としてのバリ島ベノア港の存在も大きいです
そのインドネシアでも日本ほどの規模じゃないけれど新型コロナウィルスの感染拡大が続いていて、感染予防に対する大幅な制限措置が徐々にとられるようになってきました。 これは困った問題です
バリ島デンパサール空港と日本とを結ぶ直行便がすでに運休となっていて、インドネシアへの出入りはジャカルタ空港だけの状況。 外国人の入国が禁止となっている現在においては、到着ビザや事前申請のビザの発給もすでに停止となっていて、日本からの渡航がお手上げの状況となっています
そのジャカルタにおいて、こんどは首都圏を対象としたラマダン・レバラン期間中の他地域との出入りを禁止すると決定されたから、ジャカルタ首都圏内の移動は可能なものの、インドネシア国内の自由な移動というものが約1か月間禁止。 物流などのための出入りは可能なものの実質的な首都閉鎖です
日本もゴールデンウィーク期間中にかけての人の動きを制限しようと、全国的な休業要請をだしたばかりで、気仙沼市内の業者もその対応に苦慮している状況なので、インドネシアでのこの新たな制限措置が私たちの漁船の運航にどのような影響がでるか、しっかりと情報収集し対応したいと思います
そして更には、6月1日までの間、ジャカルタ・スカルノハッタ国際空港を離発着するすべての定期旅客便(国内線及び国際線)を停止するとの突然の発表で驚きましたが、在インドネシア日本大使館からインドネシア政府に対し日本との国際定期旅客便の運航継続をと交渉した結果、規制の対象外となって
ひとまずは当面のあいだ日本とインドネシアの間の旅客便の全面運休だけは避けられた格好ですが、これが今後どのようになるのかは全く読めません。 あと1か月間だけの制限措置で終わってくれるのか、または制限措置の延長もあるのか、現地関係者とも情報交換を密にして対応していきたいと思います
Posted by 勝倉漁業株式会社 at
15:12