2020年05月09日
近海かつお船の「びんちょう祭り」
ゴールデンウィークも終わって、例年ならば生鮮かつおやびんちょうの水揚げが期待される気仙沼ですが、今年のシーズンインはまだ先なのかもしれません。 近海かつお船などの漁模様に期待です
今年のカツオ漁の序盤戦は、各船ともに漁模様に恵まれず苦戦を強いられましたが、ここにきて主要魚種の「びんちょう」の漁獲数量がまとまりだして、本格的な「びんちょう祭り」の様相となっています
ほとんどがツナ缶用の原料として利用される生鮮びんちょう。 新型コロナウィルスの影響などで、缶詰類の消費も堅調なのでしょうか、千葉県勝浦港が主体の水揚げも活況を呈してきている様子
一隻当たり多い船で60トンものびんちょうを漁獲して、ほぼ満船状態で入港する船もあって、堅調な相場と相まって水揚げ金額も大きく伸ばしてきているから、序盤の不振からのV字回復を期待したいもの
近海かつお一本釣り漁船の一年間の漁獲内容のなかで、周年を通じてのかつおの漁獲はもちろんだけれど、水揚げ金額の大きなウェイトを占めるびんちょうの漁模様は、収支を左右する大きな要因となっています。 昨年は例年通りとはいかなかったびんちょう漁が今年は期待できそうなので楽しみですね
気仙沼に水揚げするにはまだ漁場が遠く、いま勝浦港を中心としての水揚げから気仙沼港に水揚げ基地をシフトするのはまだ先の事なのかもしれないけれど、いつ入港があるかわからないので、期待しつつ待ちたいと思います。 いまのびんちょうの漁模様が少しでも長く続いてくれることを願っています
4月末締めで集計されたカツオ船の水揚高表が届いて、勝倉漁業の関係各船の状況を確認しました。 このびんちょうの好漁によって、5月末の水揚高の集計では大きく成績をのばしてくれることでしょう
Posted by 勝倉漁業株式会社 at
09:35