宮城県気仙沼港の遠洋まぐろ延縄漁船 勝栄丸 (SHOEIMARU) のブログです。勝倉漁業株式会社が運営する勝栄丸ブログでは、まぐろを取り巻く世界情勢や国内の動き、地域の情報などについてお知らせ致します。

2020年07月25日

連休中も開市対応の気仙沼魚市場


7月も残すところあと一週間となりましたが、いっこうに梅雨明けの気配もない気仙沼。 曇り空や雨模様の日が続いて、湿気が多くてこの季節はちょっと苦手かな。 早く梅雨明けしてほしいです icon02

先日までの豊漁だったカツオ一本釣り漁船によるびんちょうがすでに終漁して、漁獲対象がカツオに切り替わっていますが、各船ともになかなか思うような釣果がなくて、ナブラを探すのに必死の様子。 この連休中も気仙沼魚市場は盛漁期を迎えたカツオ船などの水揚げに対応すべく開市となっています 花丸

1.5㎏前後の小サイズを釣ってもあまりお金にもならないから、大きなサイズの魚群を見つけようと船間連絡を取りながらの漁場探索になっていて、まだ思うような結果に結びついていないのが心配 船



23日には83佐賀明神丸と88佐賀明神丸の二隻がそろっての入港でした。 ナブラはあるけれど、その魚群は少なくて、大きめのカツオをまとめるのに苦労しているとの事でしたが、4㎏台の特大中心のサイズ組成で、脂のりも見られてすごく美味しそうなカツオだったので、これからの漁模様に期待しましょう 親指

そして昨日は巻網船が4隻で435トンの搬入量。 そのうち「小」や「小小」の気仙沼でいうピンガツオが370トンと、なんと85%も占めていて、例年のような2~2.5㎏物のかつおがどこかに行ってしまったのか組成の違いにちょっと困惑しながらの盛漁期。 一本釣りは8隻で50トン、うち新口が19トンでした 汗

このピンガツオが来年には大きく成長して大漁の年になるとの予測もありますが、巻網船がどこまで獲ってしまうのかちょっと心配。 それでもカツオ全体とすれば数量も揚がり始めたので、あとは一本釣り船の夏場以降の漁獲に期待するところ。 関係船の船頭さんや乗組員の皆さん、頑張って下さい タイ

例年ですともう少しで各かつお船の皆さんも短期間の夏休みに入ります。 今年は陸路での移動を避けて、船で故郷に帰るケースも多くなっていて、すでに数隻が夏休みで気仙沼をいったん離れました。 「揚げ出し」が続き疲れが溜まってきた頃かと思いますので怪我等に十分気を付けて操業して下さい face02
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 08:02