2020年07月29日
新人船員への乗船前研修始まる
気仙沼の遠洋まぐろ漁業界をあげて継続的に取り組んでいるのが幹部船員確保・育成のプロジェクトです。 宮城県北部船主協会を中心に求人活動を行い、新人船員を毎年数多く採用してきました
気仙沼を母港として漁業活動を行う近海・遠洋まぐろ船で、各船ともに若い船員が活躍する姿が見られて、最近出航したマグロ船にも海技資格取得に向けて頑張っている若い船員の姿が見られました
勝倉漁業が運航する勝栄丸各船にも、ベテラン船員とともに若い船員が乗船していて、大西洋に向けて来週の出港を予定する第1勝栄丸にも新たに新人船員が乗船することになって、新人船員に必ず行う5日間の乗船前研修が船主協会の会議室で開始されたので、講師の先生にご挨拶に伺ってきました
遠洋まぐろ漁船での実際の作業スキルのすべてをこの短期間の陸上研修で習得することはできないけれど、船員としての入り口に立つ彼らに対しての、船員としての心構えや船内規律、基本的なロープワークや延縄漁のイロハ、マグロ漁のDVD視聴などおこない、乗組員になる準備をおこなっているんです
すでに船員手帳やパスポートを取得して船員保険にも加入し、手続き上は船員の資格となりましたが、実際の海の上での共同生活を伴うお仕事は、これまで生活してきた環境とはまったく違うものになるので、この乗船前研修を通じてすこしでも違和感なく洋上生活にはいれるよう頑張ってほしいと思います
船頭さんOBの方々が輪番で講師を務めて頂いているこの乗船前研修。 ちょっと見学させてもらっただけでもけっこう厳しく教えているのがわかります。 それっていうのも、いちばんは安全に怪我なく仕事をしてほしいからと、一日も早く洋上での作業に慣れて一人前の船員になってもらいたいとの思いから
この乗船前研修を通じて、マグロ船での仕事内容や生活環境をよく理解し、第1勝栄丸の乗組員の皆さんにも好感を持たれるような船員になってほしいです。 5日間の乗船前研修、よろしくお願いします
Posted by 勝倉漁業株式会社 at
08:25