宮城県気仙沼港の遠洋まぐろ延縄漁船 勝栄丸 (SHOEIMARU) のブログです。勝倉漁業株式会社が運営する勝栄丸ブログでは、まぐろを取り巻く世界情勢や国内の動き、地域の情報などについてお知らせ致します。

2020年08月10日

生鮮かつおのサイズ組成の異変続く


7月中旬に気仙沼を出港し大西洋漁場への通過点のパナマ運河に向け航行中の第127勝栄丸は、まもなくパナマの太平洋側バルボア港に到着する予定で、運河通過に向けての各手配もすでに完了 花丸

そして先日、大勢の皆さまのお見送りを受けて気仙沼を出港した第一勝栄丸は、127勝栄丸のアドバイスに沿って北回りの航路を選択し、各部異状なく順調に航行中との報告がありました。 127勝栄丸の約20日あとを航路をトレースするように航行する本船です。 くれぐれも気を付けて沖出ししてください 音符

世間では3連休となったところも多いかと思いますが、生鮮かつおの盛漁期を迎えているここ気仙沼では、きょうの「山の日」も開市での水揚げ対応となっています。 市場関係者の皆さんご苦労様です 親指

今年は5月からカツオ船の入港・水揚げが続き、びんちょうの豊漁などによって気仙沼魚市場の水揚げ実績も対前年比でかなりいい水準で推移してきましたが、7月になってからは水揚げ高が伸び悩む事態となっていて、7月単月では対前年比で6億円ほどの水揚げ減。 ここからが勝負どこです 船

例年この時期は、2㎏~3㎏台の気仙沼でいう「中小」「中」「大」サイズがメインに漁獲されるのですが、今季に限っては例年とは違って1.5㎏前後の「小」やもっと小さい「小小」、そして5㎏~8㎏の「特大」「特大②」が主体で、例年のメインサイズがすっぽりと抜けているサイズ組成。 ちょっと異常ですね 汗

大きいサイズは鮮魚で出荷されていきますが、あまり小さいサイズは刺身向けの鮮魚としての出荷じゃなくて、冷蔵庫で凍結され缶詰や加工原料として出荷されていく。 第1勝栄丸の出港後に次の予定の餌料を手配するため会社近くの冷蔵庫に餌料の検品に行くと、冷凍カツオの出荷をおこなってました タイ

1.8㎏未満の「小」サイズの冷凍カツオがパレットにたくさん入っていて、フォークリフトでトラック積み作業。 海外への輸出や九州・枕崎などに出荷されていくんだとか。 なんか複雑な心境になりました face02
  

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 12:45