2020年08月25日
第7勝栄丸が岸壁シフトでカメイ前へ
8月20日に漁が解禁となった大型さんま棒受け網漁船によるサンマ漁。 三陸新報に掲載の漁業通信欄を見ると、各船ともに沖の公海上での魚群探索にあたっている様子で、その漁獲が気になります
先日の報道で、大型船に先んじて出漁していた中型さんま漁船が4隻、北海道東部の厚岸に帰港したけれどその漁獲量は合計で600kgと、昨年の1~2%しかなく、その型も小ぶりなサイズだったとか
サンマ船の漁艙から豪快にモッコで水揚げされる光景を期待していたので、発泡スチロール入りのサンマの水揚げにはちょっとがっかり。 大型さんま船の漁況もこれから徐々に入ってくると思うので、秋の味覚の到来を期待しつつ待ちたいと思いますが、今年は事前の予想どおり厳しい漁獲なのでしょうか
気仙沼からサンマ船がいっせいに出港して、いっきに空きスペースが目立つようになった岸壁事情。 そのタイミングを見計らっていたわけではありませんが、第7勝栄丸の出漁に向けての動きも加速、港町の縦付け係船からカメイ前の岸壁に横付けすべく、乗組員が集合しての船体シフトをおこないました
朝8時半に乗組員や関係者が本船に集合。 すでにペンキ屋さんとドックのボート2艇がスタンバイしていて、本船は発電用の補機だけを稼働させボートに手伝ってもらっての船体シフト。 巻き上げて格納するアンカーチェーンに付着している海底の泥を落としながら、慎重にアンカーを巻き上げていきます
ようやくアンカーチェンの巻き上げも完了し、カメイ前にゆっくりと曳航される本船を陸上からのもやいとりのサポート。 本船側と息を合わせ声を掛け合いながら、安全に船体の着岸が完了しました
最近、港での作業中に両手の指を骨折する事故をおこした魚問屋関係者の事例もあったから、乗組員を含めて注意喚起は怠りなくしていかなければ。 これから出港に向けさまざまな作業をおこなっていきますが、安全第一にそして熱中症にも気を付けて作業をしていきたいと思います。 お疲れさまでした
Posted by 勝倉漁業株式会社 at
09:05