2020年09月17日
コロナ禍での海外向け空輸資材発送
世界的な新型コロナウィルスの感染拡大に歯止めがかからず、遠洋まぐろ漁業に関係する国や都市では依然として人や物の動きが大きく制限される状況が続いています。 ほんとうに困った状況です
ここにきて宮城県内での新規感染者の確認数が過去最大となって、仙台以外でもクラスターが発生した報道もあって、気仙沼はいたって平穏な状況と油断してばかりもいられない感じになってきました
遠洋まぐろ漁船の運航には欠かせない、海外諸港での補給活動。 いまのところは燃料油や食料品の積込み、その他の港湾作業などはできているけれども、乗組員の乗下船が不可能な港がほとんど
もちろん日本からのエンジニアや船員の派遣もできない国が多いので、航海計画の策定や漁場選択をおこなう上でこのあたりもしっかりと検討したうえで進めていかなければならず、ほんと神経を使います
ここにきて緊急に手配する資材が発生して、海外での調達の可否や現場での対応策などを二日間にわたり関係者が顔を合わせて協議を重ね、ようやく最良と思える結論に達し、迅速に手配がつきました
勝倉漁業の会議室に資料を並べ、本船側からの情報を開示しての対策会議ではいろいろなアイデアが出されて、こちら側も理解を深めながらの意思決定。 さすがは気仙沼のエンジニアの皆さん、工具ひとつで世界中を回って多くの遠洋まぐろ船を整備してきた経験が、こうしたところにも発揮されるんですね
手配がついた資材をひとつの梱包にまとめての納品。 必要書類とともに宅配便業者によって羽田空港に輸送され、目的地まで空輸されていくこの荷口を、ちゃんと着きますようにと送り出しました。 お忙しいなか、急な依頼にも快くご協力していただいた取引先の皆さん、ほんとうにありがとうございました
Posted by 勝倉漁業株式会社 at
09:07