2020年10月11日
気仙沼で今季初のサンマ水揚げ!
今季はシーズン前からとても厳しい予測が伝えられてきて、8月20日に漁の解禁となってからもまとまった漁獲がなく、道東から1000㎞以上も遠い漁場での操業となっていた大型船によるサンマ漁です
例年であればもうとっくに多くのサンマ船が入港して、連日の水揚げがおこなわれているはずですが、シーズンインから一か月半を過ぎても全く水揚げがなく、今季の予測通りに厳しいシーズンになりそうだと、気仙沼の水産関係者のあいだでも日に日にサンマを待ちわびる声が大きくなってきていました
そこについに今季初のサンマ水揚げがあるとの情報が入って、週末の気仙沼魚市場に足を運んで初水揚げを視察してきました! 一番船で水揚げしてくれたのは、福島県の第11権栄丸さんです
朝6時過ぎにサンマの水揚げ現場に出向くと、そこには水産関係者よりも多いと思われるほどのテレビや新聞の取材陣、そして気仙沼市の職員など。 漁艙から網ですくい揚げたサンマが次々とブルータンクに入れられて、漁協職員がフォークリフトを操作して陳列していく作業をカメラを手に見守っていました
朝6時45分からは今季サンマ初水揚げを記念しての歓迎イベントがあって、気仙沼市長や漁協組合長のあいさつに続いての記念品の贈呈と、南三陸農協からは南三陸米ひとめぼれのプレゼントが
北海道花咲港には大型船17隻と小型11隻の28隻で520トン、厚岸には120トン、大船渡には5隻で104トン、宮古には30トン、女川が26トン、そして気仙沼に37トンと、合計で800トンを超す水揚げ数量となって、これまでの凶漁ともいえる状況からのV字回復とばかりに、サンマが見え始めましたね
週明け月曜日にも気仙沼でのサンマの水揚げが予定されているそうで、航海日数も短くなって漁獲数量も伸びてくるとすれば、気仙沼へのサンマの水揚げ数量も今後期待できるかも。 ようやく水揚げされた今季初のサンマに関係者一同盛り上がって、気仙沼にとって大事なお魚だなあって改めて実感しました
Posted by 勝倉漁業株式会社 at
12:08