宮城県気仙沼港の遠洋まぐろ延縄漁船 勝栄丸 (SHOEIMARU) のブログです。勝倉漁業株式会社が運営する勝栄丸ブログでは、まぐろを取り巻く世界情勢や国内の動き、地域の情報などについてお知らせ致します。

2019年04月22日

大島大橋開通の裏側で

大島大橋開通の裏側で
気仙沼市民と大島島民の長年の悲願だった大島大橋が開通して約2週間がたちました。 開通を待ちわびた多くの皆さんが車で大島に渡り、ものすごく賑わっている様子が報じられていますね 音符

気仙沼市などでは、案内板の変更や駐車場の誘導、島内の交通整理など、いろいろな対策をおこなっています。 ゴールデンウィークにはさらに多くの方々が大島に渡ると思われるので、対策を万全に備えなくてはなりませんね。 実は私はまだ行っていない派の一人。 近々に出かけてみたいと思います icon12

その気仙沼大島とを結んできた島民の足ともいえる大島汽船の定期航路が、大島大橋の開通に伴ってその事業が廃止となった。 最終便の出航の際は多くの皆さんが見送りましたね。 その定期航路廃止に伴う損失補償を求めて宮城県を提訴したとの報道。 先日社長さんにもお話を伺うことができました タイ

東日本大震災で大きな被害を受けた大島汽船の定期船。 船の復旧だけではなく着岸する桟橋なども自らの費用をもって再建し、一時は孤立した島民の生活に重要な役割を担ってきました。 社長さんがおっしゃるように宮城県との話し合いで決着できればよかったのでしょうけど、防潮堤などの対応を見てきたところから推察すると、提訴というところまで話がこじれてしまったのもわかるような気がします 汗

大島架橋が開通して、大島を含む気仙沼の経済効果も大きく、島民の利便性が劇的に向上した一方で、その影響を受けて事業廃止となり提訴までせざるをえなかった大島汽船さんの苦悩。 光と影っていうか、こうした裏側も皆さんには理解してほしいと思います。 定期船の乗組員などは全員解雇したという事なので、気仙沼の関係企業などで再就職等に協力していかなければならないのではないでしょうか face06

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 08:22

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大島大橋開通の裏側で