2019年06月05日
みらい造船木戸浦工場へ上架
今年は異常なほど暑かった5月を過ぎてもう6月に入り、初夏のようないい天気に恵まれた気仙沼港です。 港で忙しく作業をおこなっている業者の皆さんも、シャツ一枚や半そで姿も多くなってきました
インド洋での操業に始まって、後半戦は南太平洋でのマグロ漁を終え帰航となり、清水港で冷凍マグロ類の水揚げを行った勝倉漁業の第123勝栄丸が5月30日に気仙沼に帰港。 気仙沼魚市場の岸壁をお借りしてメバチマグロなどの母港水揚げをおこない、今航海のすべてが終了した週明け
みらい造船木戸浦工場への上架作業が予定通りに行われました。 造船所の作業艇のサポートを受けて魚市場の岸壁を離れた本船は、工場長の指示に従って順調に船台に搭載となり、陸上からのびたワイヤーでゆっくりと船台とともに船体が引き上げられ、約1時間半ほどで上架完了です
昨年に塗装を施した船底や船側の残塗膜状況や付着物の有無を塗料メーカーの担当者らと確認。 全体的にほぼ均等な塗料のとけ具合に、手配した塗料の数量もちょうどよかったかなと。 気仙沼湾の入り口に整備された新工場への移転もまもなくなので、この場所での上架はこれが最後になりますね
船体付きの防蝕アルミ板もきっちりとその効果を発揮していて船体の状況もすごく良好なことが確認できました。 新船建造から6年目の航海が終わって、これから船体や機器類の整備が行われます
みらい造船木戸浦工場への上架期間は約10日間ほど。 123勝栄丸の整備工事をおこなう各業者さん方とのドックオーダー確認は船体周囲の足場が設置されてからの事になりますが、限られた上架日程での各整備工事にあたり、これまで同様にしっかりとした施工をお願いしたいと思います
昨年7月からの長期航海から帰港し、清水港での冷凍マグロの水揚げから気仙沼への廻航。 そして母港水揚げからみらい造船木戸浦工場への上架まで、乗組員の皆さん、ほんとうにご苦労様でした
Posted by 勝倉漁業株式会社 at 07:31