2019年06月26日
気象・海象情報サービスの説明会
すでに梅雨に入った気仙沼ですが比較的いい天候に恵まれて、岸壁での127勝栄丸の漁具・資材等の積込作業も順調にすすんでいて、今週は燃料油や潤滑油などを積込む段階になってきました
新潟造船で完成して引き渡しを受けたとはいえ、気仙沼での微調整なども残っているので、毎日船に出向いてはその進捗などを確認しながら、業者の方々に発注したりと結構忙しい毎日です
そんな中で、漁業情報サービスセンター(JAFIC)から連絡あって、ご説明する時間をとってほしいという事だったから、123勝栄丸の船頭さんらにも会社に集まっていただいての説明会でした
いま勝倉漁業では、勝栄丸の操業上での漁場選定などに必要な水温図や気象図などを、民間の気象・海象情報提供企業と契約して配信をうけ、会社の担当がダウンロードして船に配信しています
船でも直接ダウンロードできるけど、結構手間がかかるうえに通信料金も割高になるからこうした対応としていますが、JAFICが提供するサービスを遠洋漁場対応へと拡大するということで、担当者にきていただいて説明会でした。 これまで提供してもらっているものと何が違うのかなど、興味津々です
表面水温図・中層水温図・海面高図・潮流図、気象図に時系列予想図等々。 遠洋まぐろ船の運航に必要なデータはかなり多いし、それをすべて船頭さんや航海士が把握し理解しなければならない
新しく提供されるこのサービスが、漁獲量の向上に効果ある事を期待して導入の方向でテストしてみようということになって。 今航海が終了した時に、JAFICの皆さんにもいい報告ができるといいですね
あとはどれだけの通信コストがかかるのかも検証しなければなりません。 いくらいいシステムだといっても、大幅にコストが上昇するんじゃ、他船に導入していく上でのネックになりますから。 わざわざ東京から気仙沼まで出張し説明をおこなって頂きありがとうございました。 これから宜しくお願いします
Posted by 勝倉漁業株式会社 at 10:49