宮城県気仙沼港の遠洋まぐろ延縄漁船 勝栄丸 (SHOEIMARU) のブログです。勝倉漁業株式会社が運営する勝栄丸ブログでは、まぐろを取り巻く世界情勢や国内の動き、地域の情報などについてお知らせ致します。

2019年08月08日

第3回 海洋プラスチック対策推進会議

第3回 海洋プラスチック対策推進会議
いま世界的に問題となっている海洋プラスチックごみ問題に関しての対策推進会議が開催され、北かつ組合からの委員として出席してきました。 第3回の会合は旧河北ビルの中央公民館でした タイ

気仙沼市長が議長となって、気仙沼の全市をあげてこの問題にどう対応していくのかを考え、気仙沼市としての方向性を示す重要な会合。 漁業関係者だけではなく様々な団体からの代表者や気仙沼市の担当職員も勢揃いで会議がおこなわれました。 議長の進行により担当からの資料説明でスタート マイク

プラスチックは自然環境の中で分解されにくく、聞くところによれば自然分解までには500年もの時間を要するそうで、すでに海中には1.5憶トンものプラスチックが流出し、年間800~900万トンが新規に加わっているとの事。 陸上起源のごみがほとんどを占め、加発途上国などでのごみ対策も急務です !

国連の持続的な開発目標(SDGs)においては、2025年までに海洋ごみや富栄養化を含む、特に陸上活動による汚染など、あらゆる種類の海洋汚染を防止し、大幅に削減するとの目標が掲げられていて、2050年までには新規に加わる海洋プラスチックごみをゼロにすることを目指すとしています ブック

気仙沼市としてはこの会議での議論を踏まえて「海洋プラスチックごみゼロ宣言」を採択したい方針で、消費者や各団体そして漁業者と連携して海洋プラスチックの削減を推し進めていく考え。 私たち漁業関係者としても、沿岸・沖合・遠洋と課題や対策は違うにせよ、真剣に取り組んでいきたいと思います icon12

海と生きるをキャッチフレーズとする気仙沼市として、この海洋プラスチックごみ問題にどう取組んでいくか、市民の一人一人の意識改革やライフスタイルを変えていくことも重要。 次回会合で正式なアクションプランが正式に決定される見込みなので、委員の皆さんとさらに議論していきたいと思います face02

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 06:56

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第3回 海洋プラスチック対策推進会議