宮城県気仙沼港の遠洋まぐろ延縄漁船 勝栄丸 (SHOEIMARU) のブログです。勝倉漁業株式会社が運営する勝栄丸ブログでは、まぐろを取り巻く世界情勢や国内の動き、地域の情報などについてお知らせ致します。

2019年08月14日

2019年のサンマ漁況予報について

2019年のサンマ漁況予報について
ここにきて連日まとまった数量の生鮮かつおが水揚げされている気仙沼です。 今年のシーズンインは約一ヶ月ほど遅れての開始だったから、この漁模様が少しでも長く続いてくれることを祈ります 花丸

今年の気仙沼は23年連続生鮮かつお水揚げ量日本一を目指していて、千葉県勝浦港との数量差が約4000トンほどに近づいていきたとの情報もあったので、このままの水揚げで推移すればそう遠くないところで達成できるのではないかと思います。 操業各船の皆さんもそれぞれ頑張ってください 船

そして気仙沼にとってもう一つの重要な魚種であるサンマ漁のシーズンが間近となってきて、気仙沼水産振興センターを会場に漁業情報サービスセンター(JAFIC)と水産研究・教育機構などによる水産関係者との意見交換会が開催されました。 サンマの最新の資源状態と漁況予報がメインテーマです タイ

先月行われた北太平洋漁業委員会(NPFC)にて、公海域と沿岸域の漁獲量の上限が決定され、合計55万トンで2020年漁期が管理されることになった情報は勝栄丸ブログでもお伝えしましたね 新聞

さて、今年のサンマの漁況はどのような予報なのか、会場に大勢集まった関係者の数を見てもその注目度の高さが分かります。 水産庁国際課によるNPFCの結果報告に続き、JAFICと水産研究・教育機構による資源調査の解析結果と今季の予報についてのプレゼンテーションがおこなわれました マイク

その予報によると、今年のサンマの漁期を通じた来遊量は昨年を下回り、9月中旬頃まで極めて低調に推移するが9月下旬以降に増加するとし、魚体は前年よりも1年魚(大型魚)の割合が低く、1歳魚の平均体重は2018年を下回るとのお話しでした。 さらには漁場は沖合を中心に形成されるというもの 汗

何か少しはいいお話が聞けるのではと期待して行ったのですが、今回ばかりは研究者たちの漁況予報が外れてくれと、出席された皆さんも思ったのではないでしょうか。 盆明け8月20日には大型船のサンマ漁解禁なので、好漁を願いつつ推移を見守っていきましょう。 航海安全と大漁をお祈り致します。 face06

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 12:00

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