宮城県気仙沼港の遠洋まぐろ延縄漁船 勝栄丸 (SHOEIMARU) のブログです。勝倉漁業株式会社が運営する勝栄丸ブログでは、まぐろを取り巻く世界情勢や国内の動き、地域の情報などについてお知らせ致します。

2019年08月28日

投縄機械化に向けてカイゼン検討会

投縄機械化に向けてカイゼン検討会
トヨタ自動車東日本の協力を頂きながら、気仙沼のまぐろ漁業者が取り組んでいる「まぐろ延縄漁業カイゼン検討会」も3年目の活動に入り、各テーマごとに頻繁に会合が開催されています タイ

昨年度までの3つのテーマを2つに絞って今年の活動が進められていて、一つは「投縄から揚げ縄の作業改善」、もう一つは「超低温区画内の作業改善」です。 メンバー間での各作業内容や作業動線などへの理解が深まり、それをもとに開発された機器が開発されるなど実績が上がってきていますね 花丸

今回のテーマは投縄作業における機械化の導入。 幹縄の繰り出し機や自動投餌機、スローコンベアーなどはすでに導入されているものの、そのほかの作業動線の中でさらなる機械化を模索中 音符

これまで確立した作業の流れではありますが、各船の操業の様子を撮影したビデオ映像などを解析してみると、その中身が若干違っていて、それによって作業時間の微妙な違いがうまれている !

そうしたことを積み重ねながら、乗組員にとって楽に作業ができ、なおかつ効率の上がる延縄漁とはどういうものかを深く追求していくこの取り組みは、私たちにとってもすごく興味深く、そして必ずや前進させなければならないテーマだと思います。 今回も10名ほどのメンバーが参加してくださいました 船

机上で考えても実際の現場への導入はかなりハードルが高いのも事実。 乗組員や船頭さん、そして漁労長OBの方々やメーカーの技術者などに協力を頂きながら、前向きに取組んでいきたいと思います キラキラ

次の会合では、新たな試作機もお披露目できるとこまできたみたいで、今後がすごく楽しみです face02

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 14:51

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