宮城県気仙沼港の遠洋まぐろ延縄漁船 勝栄丸 (SHOEIMARU) のブログです。勝倉漁業株式会社が運営する勝栄丸ブログでは、まぐろを取り巻く世界情勢や国内の動き、地域の情報などについてお知らせ致します。

2019年11月11日

サンマの10月末累計値が発表に

サンマの10月末累計値が発表に
静岡県清水港は遠洋まぐろ延縄漁船の国内主要な水揚げ拠点であって、静岡県内の焼津港とともに、日本に搬入される冷凍マグロ類の大部分がこの両港で水揚げされて流通していきます。 清水港での冷凍運搬船の水揚げバースは興津埠頭というところ。 大きな運搬船が何隻も係船中でした 船

第7勝栄丸が南インド洋の豪州西岸沖マントル漁場にて漁獲したメバチマグロやビンチョウなどを運搬船IBUKIに転載して搬入したロットの水揚げも、なんとか無事に終了して、いったん気仙沼に戻って 親指

清水港の取引先関係者の皆さまには、今回のお取引きもほんとうにお世話になり有難うございました。 またすぐに次の搬入が予定されているので、次回の水揚げもどうぞよろしくお願い致します タイ

清水港から戻った気仙沼では、いま戻りガツオがヤバいくらいに美味しくなっていて、気仙沼市民を中心にすごく盛り上がっているところ。 多くの方々に、本物の戻りガツオを味わってほしいですね 食事

そしてもう一つの注目魚種のサンマは、今年は歴史的な不漁に見舞われていて、その原因はさまざま言われているけれどもはっきりしたところは分かっていません。 外国船による公海上での大量漁獲、資源水準がそもそも大きく落ち込んでいる、水温やプランクトンなどの変化、いろいろあるのでしょう ブック

シーズン当初から研究者の予測では相当に厳しい漁獲になるって言われていましたが、このほど発表された10月末現在の累計値ではいまの現状がはっきりと示されて。 北海道から本州までの総計で、20,299トン、8,113百万円となり、対前年比の数量では21%、金額では42%の実績となっています 汗

気仙沼の水揚げでいうと、数量が昨年の12%の1,336トン(10,279トン減)、金額は24%の522百万円(1,643百万円減)と非常に厳しい数字。 平均単価は2.1倍の1㎏あたり391円と高値での推移 icon12

ここにきてサンマの魚群が三陸沿岸に南下してきて、単価高にも恵まれて各船ともに大きく水揚げ金額をのばしてきているから、ほんとうにこの11月が勝負の月。 これからの時期は時化も多くなると思われますが、各船には安全操業に気を付けて、頑張ってほしいと思います。 ここからに期待しましょう face02

Posted by 勝倉漁業株式会社 at 10:26

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サンマの10月末累計値が発表に